デフレ脱却実現へ決意共有を=入行式で黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は1日、都内の本店で開かれた
入行式であいさつし、日本経済のデフレ脱却に向け、
強い決意を共有して行員一丸となって取り組む
重要性を訴えた。

総裁は、デフレを「日本経済が抱えている
最大の課題」とし、「日本銀行は今、全行員が
一丸となり、持てる力を総動員して戦っている」
と強調。

その上で長くデフレで萎縮した状態にある
日本経済に活力を取り戻すことは「大きな
チャレンジ」とし、新入行員に対して
「デフレからの脱却を必ず実現させるという
強い決意を共有してほしい」と呼びかけた。

昨年4月に導入した異次元緩和の効果もあり、
日本経済は「2%の物価安定目標の実現に向けた
道筋を順調にたどっている」と語った。