19日の経済指標

【日本】
3月の消費者物価指数は前年比0.8%上昇
総務省が19日発表した3月の全国消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が101.5となり、前年比0.8%上昇しました。
プラスは27カ月連続で、上昇幅は前月より0.1ポイント拡大しました。
最近の原油高を受けて2カ月ぶりにプラスに転じたガソリンのほか、電気代、外食の値上げなどが全体を押し上げました。
物価について、総務省は「緩やかに上昇している」(統計調査部)との見方を維持しています。

1~3月の資金需要は企業向け鈍化
日銀が19日発表した主要銀行貸し出し動向調査によると、2019年1~3月期の資金需要判断指数(DI)は、企業向けがプラス3となり、前回公表した2018年10~12月期のプラス4から縮小しました。
米中貿易摩擦など海外経済の減速懸念を反映し、大企業を中心に資金需要が鈍化しています。
個人向けはプラス3で、今年10月の消費税増税に向けた住宅ローンの駆け込み需要が強く、前回(プラス3)と同じでした。 

【米国】
3月の米住宅着工件数は年率換算113.9万戸
米商務省が19日発表した3月の住宅着工件数は、年率換算で前月比0.3%減の113万9千戸で、2カ月連続のマイナスでした。
2017年5月以来1年10カ月ぶりの低水準となりました。
建設許可件数は前月比1.7%減の126万9千戸でした。