今週の材料は?
今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。
大阪で開催されたG20では、米中首脳会談が行われ、追加関税が課せられることはなくなり、米中の貿易問題の協議が継続されることとなり、国際金融市場に与える悪影響は一時的になくなることとなりました。
一先ず、米中の報復合戦が休戦となったことで、安心感が浮かんでいます。
この中、米国では雇用統計の発表があります。
これまでに発表された経済指標で、7月の利下げ観測が流れる中で、雇用統計がそれを後押しするものとなるのかどうか注目したいと思います。
欧州でも、再緩和を促す発言が出ている中で、経済指標がどのような内容になるか注視したいと考えます。
一方、日本では、週初に日銀短観が発表されます。
米中貿易協議の紛糾で、足元の数字は悪化することが予想されます。
ただ、悪化は予想の範囲内で、これが大きな影響を与えることは少ないのではないかと考えています。
日本では
【1日】
6月の日銀短観・大企業製造業業況判断(予想9、前回12)
6月の日銀短観・大企業製造業先行き(予想6、前回8)
6月の日銀短観・大企業非製造業業況判断(予想20、前回21)
6月の日銀短観・大企業非製造業先行き(予想19、前回20)
6月の日銀短観・大企業全産業設備投資(予想前年度比8.9%増、前回1.2%増)
6月の消費者態度指数・一般世帯(予想39.2、前回39.4)
【2日】
6月のマネタリーベース(前回前年比3.6%)
【5日】
5月全世帯家計調査・消費支出(予想前年比1.4%、前回1.3%)
5月の景気先行指数(CI)速報値(予想95.3、前回95.9)
5月の景気一致指数(CI)速報値(予想103.2、前回102.1)
欧州では
【1日】
5月のスイス実質小売売上高(前回前年比0.7%減)
6月のスイスSVME購買部協会景気指数(予想49.0、前回48.6)
6月の仏製造業PMI改定値(予想52.0、前回52.0)
6月の独製造業PMI改定値(予想45.4、前回45.4)
6月の独失業率(予想5.0%、前回5.0%)
6月の独失業者数(予想前月比0.3万人減、前回6.0万人増)
6月のユーロ圏製造業PMI改定値(予想47.8、前回47.8)
5月のユーロ圏マネーサプライM3(予想前年比4.6%、前回4.7%)
5月の英消費者信用残高(予想9億ポンド、前回9億ポンド)
5月の英マネーサプライM4(前回前月比0.9%)
6月の英製造業PMI(予想49.2、前回49.4)
5月のユーロ圏失業率(予想7.6%、前回7.6%)
【2日】
6月の英ネーションワイド住宅価格(予想前月比0.2%上昇、前回0.2%低下)
5月の独小売売上高指数(予想前月比0.5%上昇、前回1.0%低下)
5月の仏財政収支(前回672億ユーロの赤字)
6月の英建設業PMI(予想49.2、前回48.6)
5月のユーロ圏卸売物価指数(予想前月比0.1%上昇、前回0.3%低下)
【3日】
6月の仏サービス部門PMI改定値(予想53.1、前回53.1)
6月の独サービス部門PMI改定値(予想55.6、前回55.6)
6月のユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想53.4、前回53.4)
6月の英サービス部門PMI(予想51.0、前回51.0)
【4日】
6月のスイス消費者物価指数(予想前月比0.1%低下、前回0.3%上昇)
5月のユーロ圏小売売上高(予想前月比0.4%増、前回0.4%減)
【5日】
5月の独製造業新規受注(予想前月比0.1%減、前回0.3%増)
5月の仏経常収支(前回8億ユーロの赤字)
5月の仏貿易収支(予想48.54億ユーロの赤字、前回49.81億ユーロの赤字)
米国では
【2日】
6月の米製造業PMI改定値(予想50.1、前回50.1)
6月の米ISM製造業景況指数(予想51.0、前回52.1)
5月の米建設支出(予想前月比横ばい、前回横ばい)
【3日】
6月の米チャレンジャー人員削減数(前回前年比85.9%)
6月の米ADP雇用統計(予想前月比14.0万人増、前回2.7万人増)
5月の米貿易収支(予想534億ドルの赤字、前回508億ドルの赤字)
最新週の米新規失業保険申請件数(予想22.0万件、前回22.7万件)
6月の米サービス部門PMI改定値(予想50.7、前回50.7)
6月の米総合PMI改定値(前回50.6)
5月の米製造業新規受注(予想前月比0.5%減、前回0.8%減)
6月の米ISM非製造業景況指数(予想56.0、前回56.9)
【5日】
6月の米失業率(予想3.6%、前回3.6%)
6月の米非農業部門雇用者数(予想前月比16.3万人、前回7.5万人)
6月の米平均時給(予想前月比0.3%、前回0.2%)
その他では
【2日】
豪中銀、政策金利発表
【3日】