1日の経済指標

【日本】
6月の消費者態度指数心理は38.7に悪化
内閣府が1日発表した6月の消費動向調査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯)は前月比0.7ポイント低下の38.7となり、9カ月連続で悪化しました。
米中貿易摩擦の激化に伴う景気の先行き懸念などが悪影響を及ぼし、水準は20144年11月(38.4)以来、4年7カ月ぶりの低さでした。
食品など生活に身近な物価が上昇したことや、今年10月予定の消費税増税も消費者心理を後退させたとみられています。
内閣府は基調判断を5カ月連続で「弱まっている」に据え置きました。 

【ドイツ】
6月の独失業率は5%と横ばい
ドイツ連邦雇用庁が1日発表した6月の失業率は5%と前月と横ばいでした。
また、失業者数は前月比1000人減の228.1万人となりました。
完全雇用は6000人増の317.2万人でした。

6月のドイツ製造業PMI改定値は45.0と6カ月連続で50割れ
IHSマークイットが1日発表した6月のドイツの製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.0で、4カ月ぶりの高水準となりました。
ただ、需要減が新規受注を圧迫し、雇用も減少する中、景況拡大と悪化の節目とされる50を6カ月連続で割り込みました。
速報値(45.4)から下方修正となりました。

【フランス】
6月のフランス製造業PMI改定値は51.9と9カ月ぶりの高水準
IHSマークイットが1日発表した6月のフランス製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.9で、5月の50.6から上昇し、昨年9月以来9カ月ぶりの高水準となりました。
世界的な貿易戦争にもかかわらず、輸出受注が増加しました。
速報値の52.0からはやや下方修正されたましたが、景況拡大と悪化の節目とされる50は大幅に上回っています。

【英国】
6月の英製造業PMIは48.0と約6年ぶりの低水準
IHSマークイット/CIPSが1日に発表した6月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.0となり、5月の49.4から低下し、2013年2月以来約6年ぶりの低水準に落ち込みました。
生産指数は50.3から47.2に低下し、2012年10月以来の低水準でした。