米FRB金融政策報告、最近の物価上昇率は一時的

米連邦準備理事会(FRB)は5日、半期ごとに議会に提出する金融政策報告書を公表しました。
それによると、今年前半の米経済は引き続き「底堅いペース」で推移する一方、関税引き上げが世界貿易や企業投資を圧迫し、最近の数カ月間で経済が弱まった模様との認識を示しました。
また、FRBは、景気拡大の維持に向け利下げを含め「適切に行動する」と強調しました。
ただ、労働市場は年初以降「引き続き強まった」ほか、最近の物価上昇率の低迷は「一時的な影響」によるものと指摘しています。
パウエルFRB議長は来週10、11日に半期に一回の議会証言を行います。