カナダ中銀、政策金利を据え置き

カナダ銀行(中央銀行)は10日、政策金利を1.75%に据え置き、第2・四半期の成長率見通しを上方修正しました。
同時に、貿易戦争が世界経済に及ぼすリスクについて強調しています。
ただ、将来の利上げの道筋には言及しませんでした。
第2・四半期の成長率見通しは2.3%とし、従来予想の1.3%から引き上げ、天候要因の解消や原油輸出拡大などの一時的要因が成長率押し上げにつながった可能性があると指摘しました。
ただ、米中の関税合戦などの貿易摩擦の影響を考慮し、2019年の世界成長率見通しを3.2%から3.0%に、2020年の同見通しを3.3%から3.2%に下方修正しました。