15日の経済指標

【英国】
7月の英小売売上高指数は前月比0.2%上昇
英国立統計局(ONS)が15日発表した7月の小売売上高指数は、前月比0.2%上昇となりました。
オンライン販売が3年ぶりの大幅な増加となり、10月31日の欧州連合(EU)離脱期限を控えて、個人消費が引き続き景気を下支えしていることが浮き彫りとなりました。

【米国】
6月の対米証券投資、日本が米債保有で中国抜き首位に
財務省が15日に発表した6月の対米証券投資統計によると、日本の米国債保有高が約3年ぶりの高水準となったことを受け、中国を抜き、外国として米国債の最大の保有国となりました。
日本の米国債保有高は1兆1220億ドルと、5月の1兆1010億ドルから増加し、2016年10月以来の高水準となりました。
外国勢として最大の米国債保有国の地位を日本が中国から奪ったのはこれが初めてではなく、データによると、日本は2017年1~55月、中国以上に米国債保有していました。
日本に次ぐ2位となった中国の米国債保有高は1兆1120億ドル、5月は1兆1100億ドルでした。

7月の米小売売上高は前月比0.7%増
米商務省が15日発表した7月の小売売上高は前月比0.7%増となりました。
幅広い品目で売り上げが増加しました。
6月の数字は当初発表の0.4%増から0.3%増へ小幅下方修正されました。
自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア指数は前月比1.0%増で、前月は0.7%増加していました。

7月の米鉱工業生産指数は前月比0.2%低下
米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した7月の鉱工業生産指数は全体で前月比0.2%低下しました。
また、製造業部門は0.4%低下しました。
この中、設備稼働率は全体で77.5%にやや低下し、製造業部門も75.4%とやや低下しました。

第2四半期の米労働生産性は前期比年率2.3%増に鈍化
労働省が15日発表した第2四半期の非農業部門労働生産性(速報値)は、前期比年率で2.3%と前四半期からは鈍化しました。
単位労働コストの伸びは前期比2.4%となり、時間当たりの労働報酬の伸びは前期比4.8%となりました。

6月の米企業在庫は前月比変わらず
米商務省が15日発表した6月の企業在庫は前月比変わらずとなりました。
5月は0.3%増加していました。
6月は小売在庫が0.3%減、自動車在庫は0.5%減でした。
6月の卸売在庫は変わらず、製造業在庫は0.2%増でした。
企業売上高は0.1%増で、前月は0.1%減でした。
6月の売り上げペースで在庫を使い切るのに必要な期間は1.39カ月で、5月の1.40カ月から低下しました。