23日の経済指標

【日本】
2018年の貿易赤字は1兆2033億円
財務省が23日発表した2018年の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆2033億円の赤字でした。
年間での貿易赤字は3年ぶりとなります。
原油価格の上昇などが影響しました。
対米貿易黒字は前年比8.1%減の6兆4548億円で、2年ぶりに減少しました。
原油の輸入額の大幅増に加え、航空機の輸入が増えました。
米国からの輸入額は11.4%増の9兆108億円で、輸出額は2.3%増の15兆4656億円でした。
一方、2018の輸出額全体は前年比4.1%増の81兆4866億円で、自動車や原動機の輸出が増え、リーマン・ショック前の2007年に次ぐ過去2番目の高水準となりました。
輸入額は9.7%増の82兆6899億円で、サウジアラビアからの原油に加え、オーストラリアからの液化天然ガス(LNG)が増えました。 

昨年12月の実質輸出は前月比0.9%増、実質輸入は1.9%減
日銀は23日、財務省が発表した2018年12月の貿易統計を受け、実質輸出入を発表しました。
それによると、実質輸出は前月比プラス0.9%で2カ月ぶりの増加となり、実質輸入は前月比マイナス1.9%で2カ月連続の低下となりました。

2018年の百貨店売上高は2年ぶり減少
日本百貨店協会は23日、2018年の全国百貨店売上高が5兆8870億円だったと発表しました。
既存店ベースで前年比0.8%減少し、2年ぶりのマイナスとなりました。
訪日外国人が下支えしたものの、夏場以降に西日本豪雨や台風21号、北海道地震が相次ぎ、災害に伴う一部店舗の休業や消費意欲の落ち込みが響きました。
また、同日に発表された昨年12月の百貨店売上高は前年比0.7%減の6805億円と、2カ月連続のマイナスとまりました。