2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
欧州委員会は22日、ハンガリー向けの 「結束基金」の補助金供与を 2013年から一部停止する方針を明らかにした。財政赤字削減への取り組みを強化するよう 繰り返し要請してきたものの、 適切な措置が講じられなかったと説明している。ハンガリーは2013年1月1…
中国の政府系シンクタンク、経済体制改革研究会(CSER)の シニアエコノミストは、不動産セクターの不振や世界的な需要鈍化により、 国内経済は今年ハードランディングに陥るとの見通しを示した。CSERのShi Xiaomin副代表は、景気は鈍化しているだけでなく、…
22日の欧州市場で、ポルトガルの国債利回りが上昇している。同国がギリシャに続き債務再編を 迫られる可能性があるとの懸念を受けている。ラボバンクのストラテジストは「ポルトガルでは、 欧州連合(EU)の支援パッケージ条件の再交渉を 政府に要請する向き…
オーストラリアのラッド外相が22日、 辞任を表明した。ワシントンでの記者会見で、今後については 今週帰国してから決めると述べた。ラッド氏については、与党労働党内で党首への復職を 狙っているとの観測が広がっている。ギラード首相率いる少数与党政権は…
財務省高官は22日夕、外為市場で円相場が対ドルで 半年ぶりに80円台へ下落したことに関し、 最近の円下落に違和感はないとの認識を 示すとともに、今後も市場動向を注視し、 適切に対応する考えに変わりはないと述べた。高官は最近の円下落の背景として、日…
民主党の前原誠司政調会長は22日午後、 大阪市内で開かれた内外情勢調査会で講演し、 国家公務員給与を2012年度から2年間、 平均7.8%削減する特例法案に関し、 「財政状況を考えれば、2年間で 元に戻すことができるはずはない」と述べ、 給与カットは2014年…
白川方明日銀総裁は22日、衆議院予算委員会に出席し、 14日の金融政策決定会合で、目指す消費者物価の 前年比上昇率を「中長期的な物価安定の目途」として 公表した経緯について「デフレ脱却への政策姿勢を より明確にするため」と説明。「1%の物価上昇をめ…
藤村修官房長官は22日午前の会見で、政府が 米国の液化天然ガス(LNG)の対日輸出許可を求めて 交渉に入ったとの一部報道に関して、米国の天然ガス価格は 下落しており、輸入促進に積極的に取り組んでいきたい というのが日本政府の姿勢だと語った。藤村官房…
安住淳財務相は22日午後の衆議院予算委員会で、 現在の経済状況であれば消費税率を引き上げることは 可能だとの認識を示した。また、1%の物価上昇率にいかないと消費税率引き上げを やってはいけないということではない、と語った。 自民党の田村憲久委員の…
スイス中銀は、2011年第4・四半期末にユーロ保有高が 70億ユーロ増加したことを明らかにした。対ユーロでのスイスフラン上限を 9月に設定したことが要因。全体に占めるユーロの保有割合は 2%ポイント増加し57%となった。スイス中銀の外貨保有は2575億スイ…
米連邦準備理事会(FRB)が21日公表した公定歩合に関する 会議の議事録によると、ボストン地区連銀は1月に公定歩合を 現在の0.75%から0.5%に引き下げるよう求めた。緩やかな成長見通しや住宅市場のぜい弱さ、高水準の失業に加え、 FRBが11月に欧州債務危機…
オバマ米大統領は21日、メルケル独首相と電話で会談し、 20日のユーロ圏財務相会合で対ギリシャ第2次支援が 承認されたことに歓迎の意を表明した。ホワイトハウスのカー二ー報道官が明らかにした。報道官は記者団に対し「オバマ大統領は、 メルケル首相のリ…
ギリシャ議会のホームページに21日、掲載された 新財政緊縮法案によると、ギリシャ政府は、 2012年の同国の財政赤字が対国内総生産(GDP)比で 6.7%になる、と見込んでいる。従来の予算案の目標だった5.4%から一段と悪化する。法案によると、基礎的財政収…
ギリシャのパパデモス首相は21日、民間債権者との 債務交換手続きについて、遅くとも3月10ごろまでに 完了する必要があるとの見解を明らかにした。強制的に民間債権者を債務交換に参加させることを 可能にする法案を、政府が議会に提出した。これを受けてパ…
ユーロ圏財務相会合で合意した第2次ギリシャ支援策には 厳しい条件が盛り込まれており、ドイツ議会でも 承認が得られると予想されている。ただドイツ国民は依然、ギリシャの改革実施と 債務返済をめぐる長期的能力に疑問を抱いている。支援策の協議において…
国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会の 3機関(トロイカ)がギリシャの債務持続可能性について まとめた報告書は、同国の第2次支援プログラムが 予定通り進まず、公的債務が抑制不能な水準に 高止まりする恐れが大いにあることを浮き彫り…
ユーロ圏財務相は21日未明、13時間に及ぶ議論の末、 ギリシャに対する第2次支援策を承認した。 支援規模は1300億ユーロに達する。その結果、ギリシャは目先の債務償還を乗り越えることが 可能になるが、ギリシャ経済が立ち直るには まだ道のりは遠いとみられ…
トルコ中央銀行は21日、翌日物貸出金利を 予想外に12.5%から11.5%に引き下げた。主要政策金利の1週間物レポ金利は5.75%に、 翌日物借入金利は5%にそれぞれ据え置いた。中銀は「インフレ期待が中期目標に一致するよう、 当面は金融政策に対して慎重なスタ…
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は21日に発表した 2月の金融政策委員会の議事録で、政策金利据え置きの理由について、 欧州債務危機によるリスクがある程度後退し、国内景気の腰も しっかりしていることから、金利設定は適切だと判断したと説明した…
日本、中国、インドはそれぞれ、米国による対イラン制裁を受けて、 イラン産原油の輸入を少なくとも10%削減する方向で検討している。日中印はイラン産原油の主要輸入国で、3カ国の輸入が 同国産原油の輸出全体に占める割合は約45%に上る。このうち、日本に…
ベルギー、チェコ、オランダはイラン産石油の購入を停止し、 ギリシャ、スペイン、イタリアは購入量を減らしている。欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会の 広報担当者が20日明らかにした。イラン石油省は19日、EUによる新たな制裁措置への 対抗策として、…
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は21日、 IMF理事会は3月第2週に第2次ギリシャ支援策に ついて協議を行うと述べた。ただ、ギリシャが2月末までに実施すると約束した措置が、 実際に履行されることが条件になるとした。 ユーロ圏財務相会合後に述べた。
イタリア銀行(中央銀行)のサッコマンニ副総裁は20日、 ギリシャのデフォルト(債務不履行)がユーロ崩壊に つながるわけではないとの考えを示した。副総裁はローマでの会合で、イタリア国債と ドイツ連邦債の利回り格差は依然過大で、 ドイツ10年債の利回…
S&Pのソブリンアナリスト、小川隆平氏は20日の電話会議で、 日本の財政再建について消費税率を5%引き上げただけでは 大きく進展せず、抜本的な社会保障改革やマクロ経済の 大幅な好転が必要になるとの認識を示した。小川氏は、国会の衆参ねじれ構造が続く限…
S&Pは20日、日本の外貨建て・自国通貨建ての 長期ソブリン格付けをAA─に据え置いたと発表した。 アウトルックはネガティブとしている。S&Pでは、日本の財政柔軟性が引き続き低下するとみているが、 政府は消費増税関連法案を今年度中に国会に提出する予定で…
安住淳財務相は20日午後の衆議院予算委員会で、 日銀が物価上昇率1%を目指して強力な金融緩和を 行うとしていることについて、実質的に インフレターゲットが設定されたとの受け止めを改めて示した。 菅原一秀委員(自民)の質問に答えた。安住財務相はまた…
イラン石油省は19日、欧州連合(EU)による イラン産原油禁輸決定への報復措置として、 英国及びフランスの石油会社に対する 原油の販売を停止したことを明らかにした。同省のAlireza Nikzad報道官は「英国と フランスの企業への原油輸出は停止された。 われ…
中国人民銀行(中央銀行)は18日、商業銀行の 預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き下げると発表した。 24日から実施する。これにより、最大手銀行の預金準備率は 21%から20.5%に引き下げられる。前回の預金準備率引き下げは 昨年11月30日で、今回と…
今週の為替相場は、日米金利差拡大を睨んだ 円売りを思考する動きが強まりそうな展開です。これまで、相対評価の円買いが市場の大きな流れでしたが、 ギリシャ問題も落ち着きを見せる感じである中、 日米の金利差拡大観測が強まる一方、 日本国債の格下げ観…
今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。市場の関心はギリシャ支援のことで、 経済指標は大きな材料とはなりにくいと思います。米国では 【22日】 1月の中古住宅販売件数(予想年率換算466万件、前回461万件)【23日】 2月18日までの週の新規失業保険申…