2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

円の底堅さを確認か

今週の為替相場は、円の底堅さを 確認するものと思います。日米の経済動向を睨みながら、 為替市場では、円が底堅さを 見せています。経済指標や先行きの金利動向を 見る限りは、ドル買いが当然と思われます。先行き利上げが意識される米国、 さらなる緩和策…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国では週末に雇用統計の 発表があります。米国の超緩和策の縮小の大きな材料と なっているだけに、雇用統計の改善が 超緩和策の縮小に弾みをかける可能性が あります。日本では、日銀短観が発表されます。大企…

米FRBが金融システミックリスク情報の公表開始、大手33社対象

米連邦準備理事会(FRB)は26日、金融システミックリスクに 関する報告書の公表を開始すると明らかにした。大手銀行33各社が金融システム全般に及ぼすリスクを 評価するため、銀行の規模や相互関連性、複雑さなどの データを提供する。報告書は毎年公表する…

米政府が住宅差し押さえ回避策延長、安価な賃貸住宅建設へ

ルー米財務長官は26日、差し押さえ回避を狙った 住宅保有者支援策(MHA)を延長する、と発表した。また、財務省・連邦融資銀行(FFB)の資金を活用し、 安価な賃貸住宅の建設を進める方針を示した。住宅保有者支援策は、経済危機が 深刻だった2009年に導入さ…

英中銀が住宅ローン規制発表、総裁「価格抑制目的でない」と強調

イングランド銀行(英中央銀行)の金融行政委員会(FPC)は26日、 金融安定報告書を公表し、住宅市場の過熱を抑制するため、 住宅ローン規制を導入することを明らかにした。10月から、新規の住宅ローンの85%について、 融資額を借り手の所得の4.5倍に制限す…

NY州がバークレイズ提訴、ダークプールの安全性めぐり虚偽説明

米ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官は25日、 英銀大手バークレイズがダークプール(私設取引システム)の 安全性をめぐり投資家に虚偽の説明をしていたとして、 同行を民事提訴した。訴状によると、バークレイズはダークプールの取引を 増やすべく…

イタリア、債務・赤字目標達成で一段の猶予要請へ=高官

イタリアは欧州連合(EU)の財政ルールに基づき、 債務・赤字目標達成に向け、改革の実行を条件に 時間的猶予を求める方針だ。EU問題担当次官のサンドロ・ゴジ氏が 伊レプブリカ紙とのインタビューで述べた。同氏は、財政ルールは改革に取り組む国に対し、 …

金融庁と日銀が連絡会設置、長官・副総裁が出席へ

金融庁と日銀は25日、金融システムや金融市場に 関して意見効果を行う「金融庁・日本銀行連絡会」 を開催した。今後も半年に1回程度の頻度で開催し、 さらなる連携強化を図る。日銀本店で開かれた第1回の連絡会には 金融庁の畑中龍太郎長官、日銀の中曽宏副…

FRB当局者が講演、NY連銀総裁「来年半ばの利上げ予想は妥当」

米連邦準備理事会(FRB)の当局者3人は24日、 各地の講演で各自の見解を明らかにした。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、米利上げ開始は 2015年半ばとの見方は妥当で、好ましくない インフレ加速のリスクを招くことはないとの 見方を示した。プエルトリコ…

労働市場の緩み、想定以上に大きい=英中銀総裁

イングランド銀行(BOE、英中銀)のカーニー総裁は24日、 議会で証言し、国内経済は予想以上に力強い回復を遂げたが、 労働市場のスラック(需給の緩み)は以前想定していたよりも 大きいようだとの認識を示した。総裁は、賃金統計が予想よりも弱かったと指…

ユーロ圏、債務削減・成長加速へ本腰入れる必要=S&P幹部

格付け会社S&Pの幹部は24日、ロイターのインタビューで、 ユーロ圏諸国は、債務削減や成長加速に向けて、本腰を入れて 取り組む必要が依然としてあるとの認識を示した。経済が好転するまでは、信用格付けの 引き上げは見込めないとも述べた。欧州・中東・ア…

EU首脳会議、フランスが成長・投資促進構想案

フランスのオランド大統領は、今週26日に始まる 欧州連合(EU)首脳会議で、経済成長と投資の 押し上げに向けた構想を共同で打ち出すよう求める。 大統領府が明らかにした。具体的には、エネルギー、輸送、通信、革新的技術や 職業訓練といった主要分野に対…

EUの財政ルール、変更されず=次期欧州委員長候補

次期欧州委員長候補のユンケル前ルクセンブルク首相は24日、 欧州連合(EU)の財政に関するルールが変更されることはなく、 現在の形のままで解釈されることになるとの見解を示した。EUの安定成長協定で定められた基準の 緩和を求めるような動きをけん制した…

EU財政規律の緩和、ユーロ圏の動揺につながる=ドイツ連銀総裁

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州連合(EU)の 財政規律の緩和や債務水準を覆い隠す対策に警告を発した。24日付南ドイツ新聞への寄稿で同総裁は、 このような動きは「ユーロ圏の大規模な 動揺につながる」と指摘。「財政規律を弱める必要はなく、 より強…

カナダドル高、インフレ兆候を意味せず=財務相

カナダのオリバー財務相は23日、カナダドルが 対米ドルで上昇していることについて、カナダに インフレ問題がある兆候を意味しないと述べた。財務相はCNBCに対し、カナダのインフレ率は 目標とする2%付近に今後とどまるとの見方を示した。20日に公表された5…

中銀総裁の発信力を歓迎、英財務相が金利見通しめぐり

英国のオズボーン財務相は23日、イングランド銀行 (中央銀行)のカーニー総裁が将来の金利の道筋に ついて市場とのコミュニケーションに努めていることを 歓迎する立場を表明した。財務相はBBCテレビとのインタビューで、 「総裁がテレビやラジオなどに多く…

ECB、ユーロ相場の上昇抑制に関心=オーストリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー、ノボトニー・ オーストリア中銀総裁は23日、ECBに為替レート目標は ないが、ユーロ相場の上昇抑制に関心があるとの認識を示した。ECBが今月決めたマイナス金利などの追加緩和策は、 ユーロの上昇を抑える効果があったと…

一部の国で不動産市場が過熱=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は23日、 ECBの研究会議で講演し、低金利を背景に一部の国で 不動産市場などが過熱しているとの認識を示した。 副総裁は、世界経済を支えるための歴史的な低金利と 「低すぎるインフレ率」を背景に、投資家の間で …

欧州委員長人事、英財務相が欧州首脳を批判

オズボーン英財務相は23日、欧州委員長候補である ユンケル前ルクセンブルク首相について、欧州首脳が 公の場と非公式の場で異なる発言をしていると批判した。英国は、ユンケル氏が改革を進めるのにふさわしい 人物ではないとして、同氏の委員長就任に反対し…

ポーランド・スペイン首脳、次期欧州委員長にユンケル氏支持

ポーランドのトゥスク首相とスペインのラホイ首相は23日、 次期欧州委員長人事をめぐり、ユンケル前ルクセンブルク 首相を支持する考えを表明した。 共同記者会見で明らかにした。

潜在成長率上がらなくても、物価目標は達成可能=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は23日、都内で開かれた 経済同友会主催のイベントで講演し、足元で ゼロ%台半ばまで低下している潜在成長率が 上昇しなくても、2%の物価安定目標の達成は 可能だと語った。夏場に向けて消費税率引き上げの影響を除いた 消費者物価(生…

ドルを買えない材料が増えた

今週の為替相場は、ドルの買えない理由を 考えながらの動きが続くものと思われます。注目されていた米FOMCでは、 超緩和策の縮小が粛々と行われました。しかし、緩和政策を解除することには 否定的な見方も示されました。長期金利の低下を認める発言が出て、…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。米FOMCやECB理事会が終わって、 経済指標が金融政策に与える影響は少ないと 思いますが、先行きの経済がどんな方向を 示しているのか注目されます。米国では 【24日】 4月の住宅価格指数(前回前月比0.7%上昇) …

ドイツの不動産価格上昇、中堅都市に波及=ドンブレト連銀理事

ドイツでは不動産価格の上昇がベルリンやハンブルグ等の 大都市からボン、ハノーバーといった中堅都市に 波及し始めている。歴史的な低金利で不動産投資意欲が 高まっていることが背景だ。ドイツ連邦銀行のドンブレト理事はロイターとの インタビューで、「…

物価上昇に向けた追加措置、IMFと見解の相違ない=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は20日、 ユーロ圏の物価上昇を促すための追加措置の 可能性について、ECBと国際通貨基金(IMF) との間に見解の相違はない、と述べた。欧州連合(EU)財務相理事会の会場に 入る際、記者団に述べた。クーレ専務理事は「…

出口には様々な手法、議論は時期尚早=門間日銀理事

日銀の門間一夫理事は、量的・質的緩和からの出口には 様々な方策があるが、時期や方策を議論するのは 時期尚早との見解を示した。方策としては国債償還、超過準備への 金利引き上げなどがあると指摘した。13日に開かれた学術フォーラムへの 寄稿を日銀が20…

金融機関の貸出利ザヤ縮小続く、収益基盤の確保に課題=日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は20日、全国信用金庫大会であいさつし、 金融機関の貸出利ザヤ縮小に歯止めがかかっておらず、 収益基盤の確保に課題があるとの認識を示した。黒田総裁は、足元の日本経済について、消費税率引き上げに 伴う駆け込み需要の反動減がみられて…

6月の月例経済報告は基調判断据え置き、個人消費を上方修正

政府は6月の月例経済報告で 国内景気の基調判断を据え置いた。一方、個人消費について「一部に持ち直しの 動きもみられる」とし、判断を上方修正した。 20日の関係閣僚会議で報告した。6月の月例報告では基調判断について「緩やかな 回復基調が続いているが…

英中銀、現時点で利上げ必要ない=ウィール委員

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会の ウィール委員は、直ちに利上げする必要はない との認識を示した。タカ派として知られる同委員は前日、中銀が 労働市場における緩みの幅を過大評価している 可能性があるとし、金融政策を5月時点の 見通しに…

英利上げ時期見極め、今後数カ月の経済指標が重要=マカファーティー中銀政策委員

イングランド銀行(中央銀行)金融政策委員会の マカファーティー委員は19日、今後数カ月の 経済指標が利上げ時期を決定する上で重大な 影響を及ぼすとの見方を示した。委員は講演で、「政策の正常化を開始する適切な 時期については、初夏にかけて景気の勢…