2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロ圏の利下げ、スイスに及ぼす影響注視=中銀総裁

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のジョルダン総裁は 19日の政策決定会合で、ユーロ圏における最近の利下げが スイスに及ぼす影響を注視し、必要ならば行動する用意が あると述べた。記者会見用の準備原稿で発言が明らかになった。総裁はまた、スイスフラン…

独不動産価格に危険な兆候、欧州の金利低過ぎる=ショイブレ財務相

ドイツのショイブレ財務相は19日、国内の不動産価格には 一部で危険な動向が見られると指摘した上で、長期的には 欧州では流動性が過剰で金利は低過ぎるとの見方を示した。ショイブレ財務相はルー米財務長官との共同記者会見で 「ドイツの不動産部門の価格動…

デフレリスクより住宅バブルを懸念=独財務相

ドイツのショイブレ財務相は19日、ユーロ圏が デフレ状況に陥る可能性よりも、ドイツ住宅市場での バブル形成のリスクを懸念しているとの立場を示した。同氏はユーロ圏財務相会合を前に記者団に対し、 「私は欧州中央銀行(ECB)と同じ見解だ。彼らは デフレ…

非ユーロ圏出身者のEU大統領、不可能な理由ない=独首相

メルケル独首相は19日、次期欧州連合(EU)大統領に デンマークなど非ユーロ圏出身者が就任すべきではない と考える理由はないとの考えを示した。メルケル首相はこの日、ベルリンでデンマークの ヘレ・トーニングシュミット首相と首脳会談を行った。トーニン…

低インフレ状態、長期化しそうにない=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は19日、 低インフレが長引けばユーロ圏に害が及ぶが、 そうした事態は引き続き起こりそうにないとの見方を 示した。低インフレの長期化回避に向け、ECBは対策を 講じる用意があり、包括的な資産買い入れ プログラ…

切迫したデフレ脅威、ユーロ圏にない=中曽宏日銀副総裁

日銀の中曽宏副総裁は19日、欧州中央銀行(ECB)が 追加緩和策を打ち出したため、ユーロ圏に差し迫った デフレの脅威はないとの認識を示した。副総裁はギリシャでの講演で、ECBが中銀預金金利の マイナスへの引き下げや銀行への流動性供給など 一連の追加緩…

引き締めや緩和、市場への影響意識し適切に調整=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は19日午後、参院財政金融委員会に出席し、 金融引き締めや追加緩和など政策変更を行う際は「金融市場への 影響を意識して適切に行う」と述べた。 共産党の大門実紀史委員への答弁。黒田総裁は量的・質的金融緩和(QQE)は 「所期の効果を…

米FOMCやや速めの利上げペース想定、長期金利予想は低下

米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開催した 米連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り 債券買い入れ額を月額100億ドル縮小し、 350億ドルにすることを決定した。同時に公表された経済見通しでは、来年の開始が 見込まれる利上げのペースがやや速まったが、…

英中銀の利上げ、遅過ぎれば急激な変更必要に=次期金融政策委員

7月からイングランド銀行(英中銀)の金融政策委員会 (MPC)委員に就任するクリスティン・フォーブス 元米経済諮問委員会(CEA)委員は18日、政策担当者が 経済リスクを見極めようと過度に長く利上げを先送りすれば、 将来的に金利を急激に引き上げる必要に…

年内利上げ織り込まない市場に「やや驚き」=6月英中銀議事録

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が公表した 6月の金融政策委員会の議事録によると、年内利上げの 可能性を市場がそれほど織り込んでいないことに 意外感を当局者は示していた。委員会では9対0の全会一致で 金利据え置きを決定した。議事録によると、今…

日銀貸出支援4兆9368億円を供給、貸出枠拡充後で初

日銀は18日、金融機関の貸出増加を支援する 資金供給の第5弾として、金融機関に4兆9368億円を 20日付で60金融機関に供給すると発表した。1回の貸付額としては過去最多となった。この資金供給制度は、金融緩和の効果を広く 波及させるため、四半期ごとに貸出…

日銀が国債買い入れ方針を1カ月で再修正、年限短期化に配慮

日銀は18日、国債買い入れの 新たな方針を発表した。年限10年以上の長期及び超長期国債の買い入れを減らし、 1年以下の短期債の買い入れを増やすのが狙い。40年債など超長期債が日銀に多く持ち込まれることで、 日銀が保有する国債の年限が、政策で決められ…

IMFが米成長率予想引き下げ、ゼロ金利長期化の公算も

国際通貨基金(IMF)は16日、2014年の 米経済成長率の見通しを2.0%とし、4月時点の 2.8%から下方修正した。 第1・四半期の落ち込みを反映した。さらに、完全雇用の回復は2017年末まで 見込めないとし、市場が想定しているよりも 長期間にわたり、米連邦準…

フィッシャー氏が米FRB副議長に就任宣誓、他の2理事も

米連邦準備理事会(FRB)は16日、スタンレー・ フィッシャー前イスラエル中銀総裁がFRB副議長、 ラエル・ブレイナード前財務次官がFRB理事としての 就任宣誓を行ったと発表した。ジェローム・パウエルFRB理事も 再任の宣誓を行った。3氏とも、17〜18日の 米…

ドイツ経済成長率、第2四半期は鈍化見通し=連銀月報

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は16日公表の月報で、 同国の経済成長率は第2・四半期に減速する可能性が あるが、第3・四半期には、堅調な建設需要や消費者の 前向きな態度を背景に再び加速するとの見通しを示した。ただ、第3・四半期の成長率は上期の 平均ほど…

豪ドルは高水準、どこかの時点で下落も=ケント豪中銀総裁補

豪準備銀行(RBA、中央銀行)のクリストファー・ ケント総裁補は16日、商品価格の下落を考慮すると 豪ドルは高水準にあるとの認識を示した。その上で、どこかの時点で 下落しても驚きではないと述べた。また、失業率については2015年も相対的に 高い水準が続…

雇用・所得の改善持続、製造業への波及など期待=日銀

日銀は16日、先行きの雇用・所得環境について、 これまでの非製造業中心から製造業における 雇用者数の増加、女性や高齢者の労働参加の拡大、 非製造業の生産性向上などによって、さらなる 改善が期待できるとの分析を「日銀レビュー」 として公表した。レビ…

企業物価の先行き「当面緩やかな上昇」へ上方修正=6月の日銀月報

日銀は16日公表した6月の金融経済月報で、 国内企業物価の現状及び先行きの判断を それぞれ上方修正した。国内で需給ひっ迫による価格転嫁の動きが 続いているためで、直近のイラク情勢を 受けた原油高は反映されていない。完全失業率や有効求人倍率がそれぞ…

英経済に楽観的、低金利からの脱出可能なら望ましい=ビーン中銀副総裁

14日付の英サンデー・タイムズ紙によると、 イングランド銀行(英中銀)のビーン副総裁は、 英経済に楽観的な見方を示し、過去最低水準にある 金利を通常の状態に戻すことができるなら 望ましいことだ、との見方を示した。同副総裁は同紙とのインタビューで…

米司法省がシティグループ提訴を準備、和解協議は決裂=関係筋

米司法省は、金融危機のきっかけをつくった 住宅ローン担保証券の不正販売をめぐり、 米シティグループを提訴する準備を進めている。 両者の和解協議は決裂していた。 関係筋が13日明らかにした。早ければ16日から始まる週に、 ブルックリンの連邦地方裁判所…

金融政策に翻弄される

今週の為替相場は、各国の金融政策を 睨みながら、一進一退の動きが予想されます。市場では、当初、米国は年内にも 利上げに転じるとの見方が支配的でした。米景気が堅調に推移し、雇用統計も 好調に転じるなかで、超緩和の解除の テンポが早まるとの見方が…

日銀が金融政策の現状維持を決定、海外経済の判断を上方修正

日銀は13日の金融政策決定会合で、 当面の金融政策の「現状維持」を全員一致で決めた。景気の現状判断は「基調的には 緩やかな回復を続けている」とした。海外経済についての判断は 小幅に上方修正した。木内登英審議委員が、2%目標の達成を 緩やかなものと…

米FRBは国庫納付金を停止すべき=グッドフレンド氏

米リッチモンド連銀の元政策アドバイザー、 マービン・グッドフレンド氏は12日、 インタビューに応じ、連邦準備理事会(FRB)は 財務省への送金(国庫納付金)を停止すべきとの 考えを示した。利上げ時にキャッシュクランチが 起きる可能性を排除するためと…

米上院、フィッシャー氏のFRB副議長指名を承認

米上院は12日、スタンレー・フィッシャー 前イスラエル中銀総裁の連邦準備理事会(FRB) 副議長指名を承認した。 上院はラエル・ブレイナード前財務次官のFRB理事指名、 ジェローム・パウエルFRB理事の再指名も合わせて承認。来週17、18日の米連邦公開市場委…

英利上げ、市場予想より早まる可能性=カーニー中銀総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は12日、 英国の金利は市場の予想よりも早く上昇する可能性があると 言明、向こう1年以内に金融引き締めが始まる可能性を示唆した。総裁は、依然として英国経済はインフレ率を押し上げずに 成長することが可能…

英住宅市場のリスクに備え、中銀に必要な手段を提供へ=財務相

オズボーン英財務相は12日、住宅市場の過熱が 金融安定への脅威とならないよう、イングランド銀行 (英中銀)に住宅ローンを抑制する新たな権限を 将来的に付与する考えを明らかにした。マンション・ハウス・スピーチ(ロンドン市長公邸で 金融界首脳などを…

過剰なクローナ高に警戒必要、ECB緩和で=スウェーデン財務相

スウェーデンのボリ財務相は12日、欧州中央銀行 (ECB)の追加緩和を受けて通貨クローナが 妥当ではない水準に上昇しないよう警戒が必要だ との認識を示した。ボリ財務相は記者団に対し、「スイス経済のコスト圧力は 非常に限定的」とした上で、「ECBは現在…

ECBは追加措置必要か確認中、QE支持も=スロベニア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのヤズベツ・ スロベニア中銀総裁は12日、ECBはユーロ圏 経済支援に向け追加措置が必要かどうか見極めている との見解を示した。また、必要であれば大規模な資産買い入れの 実施を支持する構えを明確にした。ドブロブニク…

独連銀総裁が資産購入に反対、「政府への甘い毒薬」

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は12日、資産買い入れについて、 中銀の責務達成に向けた能力を阻害しかねない 「政府への甘い毒薬」とし、反対の立場を改めて 鮮明にした。バイトマン総裁は、ドラギECB総裁がユーロ守るため 「必…

ECB月報、必要ならば迅速に行動と再表明

欧州中央銀行(ECB)は12日発表の月次報告で、 必要ならばさらなる行動を迅速に取るとの姿勢を 再び表明した。また、ユーロ圏で差し迫った デフレリスクはないとの見方を示した。月報は通常、前週の理事会後の会見でドラギ総裁が 読み上げた政策声明とほぼ同…