ECB月報、必要ならば迅速に行動と再表明

欧州中央銀行(ECB)は12日発表の月次報告で、
必要ならばさらなる行動を迅速に取るとの姿勢を
再び表明した。

また、ユーロ圏で差し迫った
デフレリスクはないとの見方を示した。

月報は通常、前週の理事会後の会見でドラギ総裁が
読み上げた政策声明とほぼ同一となる。

ECBは「必要であれば、ECBとして
追加金融緩和を伴い迅速に行動する」と表明。

「低インフレ期間が過度に長引くリスクに対し、
さらなる対応が必要な場合、ECB理事会は
責務の範囲内において非標準的措置を用いる
方針で一致している」とした。

また、デフレに関する解説では「ユーロ圏を
総合的に見ると、現状では明白なデフレ状況が
差し迫っている兆しはない」と指摘した。