2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

財務官とEFSF最高経営責任者が会談、日本は継続購入方針を表明

中尾武彦財務官は31日午前、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)の レグリング最高経営責任者(CEO)と財務省内で会談し、 今後もEFSF債の購入を継続する方針を伝達した。出席した財務省筋によると、レグリングCEOは財務官ら 財務省幹部に、先日の欧州連合(EU…

為替介入、相場安定に寄与すること期待=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は31日、大阪市で開かれた 地元経済4団体主催の懇談会で講演し、 政府・日銀が同日午前に単独のドル買い/円売り介入に 踏み切ったことについて「為替相場の安定的な形成に 寄与することを強く期待する」と語った。その上で、企業が海外進…

円売り介入、安住財務相「納得いくまで」

安住淳財務相は記者会見し、午前10時25分から 介入を開始したことを明らかにした。介入の規模は明らかでないが、安住財務相は介入の効果について 「市場がどう思おうと私がコメントする立場でないが、 納得いくまで介入する」と強い決意を示した。ドル/円は…

景気下振れリスク具現化しないため介入=野田首相

野田佳彦首相は31日午後の衆議院本会議で、 この日行った為替介入について「投機的な動きへの対応を 万全にし、景気下振れリスクを具現化しないため、 本日午前から為替介入を開始した」と説明した。 民主党の前原誠司氏の質問への答弁。野田首相はまた、産…

欧州、後は実行力が問われる

今週の為替市場は、ユーロが底堅い動きを見せるか。EU首脳会議で、難航していたギリシャ国債の ヘアカットが50%で合意されたことで、 とりあえずの安心感が広がり、 ユーロが買い戻されています。ドイツとフランスの対立が懸念されていましたが、 一応の妥…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標発表が目白押しです。欧州首脳会議で、ギリシャの借金棒引き幅について 合意されたことで、あとは実効あるのみということになりました。経済指標に対する反応は鈍いと思いますが、 悪い指標に対する反応は強いものと思います。この中、…

ユーロ圏のソブリン危機終わっていない=トリシェECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、ユーロ圏の ソブリン債務危機は終わっていないとの認識を示した。30日付の独紙ビルト日曜版掲載される インタビューの内容が明らかになった。その一方でトリシェ総裁は、ユーロ圏の安定・成長協定が より包括的かつ積…

ドイツ、ECBが債務危機対策で果たす役割について再考すべき=英首相

英国のキャメロン首相は28日、欧州中央銀行(ECB)が 債務危機対策で主要な役割を果たすことにドイツが 反対していることについて、単一通貨ユーロを守るために できる限りのことを行う必要があるとの考えを示し、再考を促した。同首相はITVニュースのインタ…

ノルウェー政府系ファンド、EFSF強化に向けた特別機関に投資せず=中銀総裁

ノルウェー中央銀行のオルセン総裁は28日、 ノルウェーの政府系ファンド(SWF)は、 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)強化に向け 創設が提案された特別目的投資機関(SPIV)には 投資しないとの立場を示した。同総裁は「支援や救済の意味合いを持つSPIVに…

スイス、ユーロ圏救済基金強化で創設提案の特別目的投資機関への参加検討

スイス政府の報道官は28日、ユーロ圏救済基金である 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)強化を目指し 創設が提案されている特別目的投資機関(SPIV)について、 同国が参加を検討していると述べた。ただ、国内からは相当の反対も予想される。国際金融事務局…

欧州債務危機、再び首脳会議を開くかは市場次第=オーストリア首相

欧州債務問題に関連し、オーストリアのウェルナー・ファイマン首相は、 近いうちに首脳会議を改めて開くことは回避したいとする一方で、 再び開催するかどうかは市場の動向次第との考えを示した。地元紙クライネ・ツァイトゥングとのインタビューで語った。…

他の欧州諸国からの債務削減要請、阻止する必要=メルケル独首相

メルケル独首相は28日、欧州首脳がギリシャ国債の50%減免で 合意したことを受け、他国が債務減免(ヘアカット)を 要請することを防ぐ必要があるとの見解を示した。メルケル首相は「他の欧州諸国からのヘアカット要請は 阻止されなければならない」と述べた…

円高・産業空洞化対策に取り組むことが喫緊の課題=安住財務相

安住淳財務相は28日午後の衆院本会議で財政演説を行い、 過去最高値圏を推移し続ける円高に対応するため 「産業空洞化対策などに取り組むことが喫緊の課題」と表明し、 日本経済を自立的な回復軌道に乗せるよう「全力を挙げる」方針を示した。財務相はまた、…

野田首相が所信表明、産業空洞化に「あらゆる手段講じる」

野田佳彦首相は28日午後の衆院本会議で所信表明演説を行い、 歴史的な円高に伴う産業空洞化の危機に懸念を示し、 空洞化の事態を防ぐため、「日銀とも連携して、 円高自体への対応を含め、あらゆる政策手段を 講じる」との決意を語った。外交面では、11月3日…

米大統領、「危機拡散防止に各国のリーダーシップ必要」

オバマ米大統領は、欧州が債務危機対策について合意したことを受けて 英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙に「欧州の危機拡散防止のための ファイアウォール」と題するコメントを寄せ、世界経済の回復や 雇用創出のため、各国がリーダーシップを示す必要があ…

第3四半期米GDPは2.5%増、個人消費と設備投資の増加で1年ぶり高成長

米商務省が27日発表した第3・四半期国内総生産(GDP)速報値は 年率換算で前期比2.5%増となった。第・2四半期の1.3%から加速し、 2010年第3・四半期以来の高成長となった。個人消費支出と民間設備投資が ともに増加したことが追い風となった。第3・四半期…

ブラジル、EFSFへの資金提供について示唆せず=財務相

ブラジルのマンテガ財務相は27日、欧州債務危機解決策の合意を 歓迎しつつも、合意は依然として詳細を欠いているとの認識を示した。また、ブラジルが欧州金融安定ファシリティー(EFSF)に 資金を提供するかどうかについて、示唆を与えなかった。同財務相は…

欧州危機への包括戦略、ECB金融政策へのリスク軽減=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は27日、 欧州首脳が合意した債務危機包括策によって、金融政策へのリスクが 軽減されるほか、財政政策と一線を画すことが可能になるとの見解を示した。ユーロ圏首脳会議は、欧州債務危機の解決に向…

ギリシャのユーロ圏加盟「誤り」、救済以外に選択肢なし=サルコジ仏大統領

フランスのサルコジ大統領は27日、テレビのインタビュー番組で、 ギリシャによる財政赤字の「粉飾」で債務危機が表面化したことを念頭に、 同国が「間違った(経済統計の)数字を使ってユーロ圏に加わったわけで、 (加盟を認めたのは)誤りだった」と語った…

英国はEFSFに資金を拠出しない=オズボーン財務相

オズボーン英財務相は27日、英国は 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)に 資金を拠出しない、との考えを示した。同相はBBCラジオに対し、欧州が債務危機解決に向けた 措置について合意したことを歓迎しながらも、 「英国はEFSFに拠出しない。しかし、われわ…

欧州危機の影響は長期間景気の足を引っ張る=ベルギー中銀総裁

欧州債務危機について、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの リュック・クーン氏(ベルギー中央銀行総裁)は、 リーマン・ショック時のような信用収縮は引き起こさないが、 各国政府が財政出動を行う余裕がないことを背景に、 危機による影響が比較的長期間…

ギリシャ救済に向けたユーロ圏首脳の合意はユーロも救った=仏経済相

バロワン仏経済・財政・産業相は27日、ギリシャ救済に向けた ユーロ圏首脳の合意は実質ユーロを救済することになる 野心的でグローバルな対応だと指摘した。バロワン経済相は、RTLラジオのインタビューで 「(今回の対応は)事態の打開、経済回復、ユーロ圏…

スウェーデン中銀が政策金利を据え置き、引き締めは来年に

スウェーデン中央銀行は27日、 政策金利を2.0%で据え置いた。中銀は来年まで金融引き締めの 必要はないとの見通しを示した。中銀は声明で、「インフレ率が2%という目標近辺に、 経済リソースの稼働率が正常なレベルで安定するためには 政策金利を低水準に…

ドイツではドイツ銀行やLBBWなど追加資本必要=規制当局筋

ドイツの規制当局筋は27日、同国の銀行では、 ドイツ銀行、バーデン・ビュルテンベルク州立銀行(LBBW)、 コメルツ銀行、ノルトLB(北ドイツ州立銀行)などに 追加資本が必要になる、との見方を示した。ドイツ銀行はこれについて、同行最高財務責任者が 今…

EU首脳会議の合意を歓迎、中国は欧州の措置を支援=中国外務省

中国外務省は27日、欧州連合(EU)が首脳会議で 債務危機への取り組みについて合意したことを歓迎するとともに、 中国政府はEUの対応策を支援すると表明した。 姜瑜報道官が記者会見で語った。報道官は、首脳会議での合意が市場の信頼感を 押し上げることを…

NZ中銀が政策金利を2.5%に据え置き、世界経済のリスク考慮

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は27日、 政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを 2.50%に据え置いた。中銀は声明で、世界の経済や金融をめぐるリスクを考慮し、 今は金利据え置きが賢明と判断したと説明。ただ世界情勢のニュージーランド経済へ…

日銀展望リポート、「物価上昇定着に時間かかる」と強調

日銀は27日、「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表し、 2013年度までの経済見通しを示した。その中で欧州ソブリン問題など経済見通しの 下振れ要因を列挙したほか、消費者物価指数(CPI)が プラス圏で定着するには時間がかかるとの予想を示し、 …

日銀の判断は適切だが為替相場の投機的動きには懸念=安住財務相

安住淳財務相は27日夕、日銀が金融政策決定会合で 資産買い入れ基金を5兆円増額したことを 「適切な判断だった」と評価した上で、 会合後も1ドル=75円台と最高値圏で 推移し続ける円相場について「投機的な動きに 大変懸念を持っている」と表明した。財務相…

追加緩和には欧州問題の影響考慮、円高だけが要因でない=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は27日、金融政策決定会合後の会見で、 資産買い入れ基金増額による追加緩和を決定した理由について、 円高だけが要因ではなく、欧州債務問題が日本経済に 与える影響も考慮したとし、「経済の下振れリスクを より意識した方がいいと判断…

日銀が追加緩和決定、円高など景気下振れリスクに対応

日銀は27日に開いた金融政策決定会合で、 リスク性資産も購入対象にしている 資産買い入れ基金を5兆円増額し、 総額55兆円とする追加の 金融緩和策を賛成多数で決定した。 今回の増額対象は、すべて長期国債となる。進行する円高など金融・資本市場の動向や …