2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

米FRBが緩和縮小を継続、債券購入さらに100億ドル減少

米連邦準備理事会(FRB)は29日、連邦公開市場委員会 (FOMC)後の声明で、2月から債券購入額を月額で 100億ドル減らし、計650億ドルにすると発表した。新興国市場の混乱が懸念されるなかでも、 量的緩和縮小の継続を決めた格好だ。購入額は国債が350億ドル…

ユーロ圏の銀行、第1四半期に家計向け融資の基準緩和想定=ECB

欧州中央銀行(ECB)が30日公表した調査によると、 ユーロ圏の銀行は第1・四半期に家計向け貸し出しの 基準を緩めると想定している。また、企業向けを含む全ての種類の融資で 借り入れ需要が増加すると見込んでいる。ECBによると、ユーロ圏の銀行は、企業向…

日銀、2003年下期議事録では長期金利抑制へ激論、デフレ定着に批判も

日銀は30日、2003年7〜12月に開いた 金融政策決定会合の議事録を公開した。景気が緩やかな回復局面に入る中で、日銀が 量的緩和を早期に解除するとの観測などから 同年6月に長期金利が急上昇し、議事録からは 政策委員が対応に苦慮していた姿が浮かび上がる…

金融機関幹部の3人に1人「資金洗浄対策は脆弱」と評価=調査

銀行幹部の3人に1人は、自社のマネーロンダリング (資金洗浄)対策が脆弱と見ていることがKPMGの 調査で分かった。調査は、48カ国の銀行・金融機関の資金洗浄対策 及びコンプライアンスの専門家317人を対象に実施した。その結果、金融取引の状況を完全に把…

先進国の金融引き締め、新興国間で影響に格差=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は29日、 先進国で今年、金融政策が引き締められた場合、 国際金融市場が不安定化し、一部の新興国では 金融状況に影響が生じるとの見方を示した。アビジャンで開かれた投資会議に パリからビデオ接続で参加した。専務…

トルコ中銀が大幅利上げ、今後も引き締めを維持

トルコ中銀は緊急の金融政策決定会合を開き、 主要政策金利をすべて大幅に引き上げた。同国の通貨リラは、国内政局の混乱や 米量的緩和の縮小に対する懸念で下落しており、 中銀が市場の圧力に屈した形となった。翌日物貸出金利は7.75%から12%に、 1週間物…

最近の市場変動、米緩和縮小でなく新興国の問題に起因=IMF高官

国際通貨基金(IMF)のホセ・ビナルス金融資本市場局長は 28日、最近の国際金融市場の不安定さは、一部新興国の問題が 原因であり、米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小開始とは 関係ないとの見解を示した。 記者団に対し述べた。ビナルス局長は記者団に対し…

米大統領、一般教書演説で特許権の乱用抑制に向け法整備訴え

オバマ米大統領は28日の一般教書演説で、 特許侵害訴訟の乱用を抑制するための 対策法案を迅速に成立させるよう議会に訴えた。特許権の行使で利益を得ようとする企業は、 通称「パテント・トロール(特許の怪物)」 と呼ばれているが、これら企業が起こす 特…

新興国への市場圧力、改革求める声と認識すべき=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は一部の新興市場国に 対する市場の圧力が高まっていることについて、 改革を求められていると受け止めるべき との見解を示した。地元紙ハンデルスブラットが29日に 掲載する記事の一部を28日に公…

ECB専門家委、EONIAの上昇ペースを懸念=議事録

約20人の有力トレーダーと欧州中央銀行(ECB) 内の専門家で構成されるマネー・マーケット・ コンタクト・グループ(MMCG)内で、 ユーロ圏無担保翌日物平均金利(EONIA)の 上昇ペースが速すぎるとの懸念が出ていることが 分かった。12月開催分の会合議事録…

新興国通貨市場の混乱、独経済の中期的リスク=IFOエコノミスト

独IFO経済研究所のエコノミスト、 クラウス・ボールラーベ氏は27日、 新興国通貨市場の混乱はドイツ経済に 今のところ影響を与えていないが、 中期的リスクとなっているという見方を示した。同氏はロイターに対し「この混乱は注視すべき 中期的リスクだが、…

ECB、短期金利の上昇抑制で対応の構えない=オランダ中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーである オランダ中銀のクノット総裁はブルームバーグの インタビューに対し、ECBは短期金利の ボラティリティに関して懸念しているものの、 政策で対応する用意はないと明らかにした。クノット総裁は金利差(コリドー)が…

トルコ中銀、28日に緊急会合開催へ

トルコ中央銀行は27日、緊急の金融政策 決定会合を28日開催すると明らかにした。会合後、2200GMT(日本時間 翌日午前7時)に声明を発表する。中銀はウェブサイト上で、最新の状況を検討し、 物価安定に必要な政策措置を取るために会合を 開催すると明らかに…

消費増税の影響に予断持たず=12月日銀会合議事要旨

日銀が27日公表した議事要旨によると、昨年12月 19〜20日の金融政策決定会合では、複数の委員が 4月の消費税率引き上げの影響について、予断を 持たずにみていく必要があるとの認識を 示していたことが明らかになった。1人の委員は消費増税を含めた先行きの…

金融庁が地銀に再編検討を要請、業務提携・統合も選択肢

金融庁が地方銀行の経営者に対して業務提携や 経営統合を選択肢として検討するよう要請している ことが明らかになった。畑中龍太郎長官が1月中旬に開かれた地銀及び 第2地銀とのそれぞれの会合で「業務提携、 経営統合を経営課題として考えていただきたい」 …

OECD調査、欧州銀の資本不足は総額840億ユーロ=報道

経済協力開発機構(OECD)は、欧州民間銀行の 資本不足は総額840億ユーロ(1150億ドル) との調査報告をまとめた。 ドイツのビルトシャフツボッヘ誌が伝えた。不足が最も大きいのは仏クレディ・アグリコル 315億ユーロ、ドイツ銀行が190億ユーロ、 独コメル…

ユーロ圏にデフレリスクとIMF専務理事、ECB総裁「対応の用意」

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、 ユーロ圏のインフレ率は「目標をかなり下回る」 水準にあり、デフレは潜在リスクだとの認識を示した。これに対し欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、 インフレが見通しを下回れば措置を講じる要因が あるとし、…

日本の成長見通しや物価目標達成を楽観=ダボスで黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は25日、スイスで開かれている 世界経済フォーラム(ダボス会議)で、日本のインフレ率は 2年以内に日銀が目標とする2%に達するとの見通しを示し、 成長見通しについても楽観していると述べた。同総裁は「状況は完全に変わった。経済成長…

キャメロン英首相、ダボス会議でEU残留に自信表明

キャメロン英首相は24日、スイスで開かれた 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、 英国は欧州連合(EU)加盟条件をめぐるEUとの 再交渉に成功し、英国はEUに留まると 確信していると語った。首相は、ユーロ圏の機能向上に必要な変更は EUによる条約…

新興国市場の動揺を注視

今週の為替相場は、新興国市場の動揺を 注視する展開が継続するものと思われます。先週は、中国の経済減速懸念や米国の 超緩和策削減を材料に、新興国市場に動揺が 走りました。新興国市場の株価が軒並み下落する一方、 アルゼンチン通貨の急落をきっかけに…

ブラジル中銀がアルゼンチンの経済動向を注視、ペソ急落受け=幹部

アルゼンチンの通貨ペソが23日に2002年以来で 最大の下げを記録したことを受け、ブラジル中央銀行の 幹部は24日、アルゼンチン経済の動向を非常に 注意深く監視していると述べた。同中銀の経済調査部門幹部フェルナンド・ロチャ氏は、 アルゼンチンペソの下…

アルゼンチン、通貨ペソの一段安を容認せず=経済財務相

アルゼンチンのキシロフ経済財務相は24日、 政府は通貨ペソの一段安を容認しない姿勢を示した。 ラジオのインタビューで語った。23日の取引でペソは 2002年以来最大の下げとなっていた。同氏は「昨日、(ペソ相場を)引き下げようとする 著しい意図が見られ…

各国は相場動いても緩和縮小を、改革に注力すべき=BIS総支配人

国際決済銀行(BIS)のカルアナ総支配人は ロイターとのインタビューで、各国は大規模な 金融緩和政策を縮小し、経済改革に注力する 必要があるとの認識を示した。インタビューは23日に世界経済フォーラム 年次総会(ダボス会議)の合間に行われた。同氏は、…

英中銀、差し迫った利上げの必要なし=カーニー総裁

イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は24日、 差し迫った利上げがないことを強調し、中銀が予想よりも 早く政策金利を引き上げる可能性があるとの 観測の払しょくに努めた。カーニー総裁は世界経済フォーラム年次総会 (ダボス会議)の講演で、刺激策…

ECB、デフレ阻止へあらゆる行動とる用意=イタリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ビスコ・イタリア中銀総裁は、ユーロ圏が デフレスパイラルに陥るようであれば、 ECBは追加利下げや資産買い入れを含む すべての利用可能な手段を講じる用意が あるとの見解を示した。世界経済フォーラム年次総会(ダボ…

存続困難な銀行は破綻させるべき=ドラギECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日、 ECBによる銀行の資産査定やストレステスト (健全性審査)によって、存続が困難と判断された 銀行は、破綻させるべきとの見解を示した。ドラギ総裁は世界経済フォーラム年次総会 (ダボス会議)で、銀行の財務状況…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。為替相場がやや動意付いているだけに、 経済指標の数字に反応が鋭いことになりそうで、 その中身には要注意です。この中、米国ではFOMCが開催されます。超緩和策をどんな形で縮小するのか注目されます。米国では…

米ドル供給オペを7月末で終了、資金調達環境が安定=日銀など4中銀

日銀、欧州中銀、イングランド銀行、 スイス国立銀行の各中央銀行は24日、 米ドル資金供給オペレーション(公開市場操作)を 5月から段階的に縮小し、7月末で終了すると発表した。米ドルの調達環境が安定していることなどが理由。日銀では同オペについて3カ…

消費増税は新たな問題につながらず、ユーロ圏デフレに陥らず=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は、消費増税により 日本経済に新たな問題が引き起こされることは ないとの見解を示した。世界経済フォーラムに出席するためダボスを 訪れた同総裁は、「消費増税により日本経済に 新たな問題が引き起こされることはない。 去年4月に新た…

米経済に自信深める、成長加速は財政改善を支援=財務長官

ルー米財務長官は23日、オバマ政権は経済が 上向いていると自信を深めており、成長加速は 財政改善に寄与するとの見解を示した。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に 出席するため訪れているスイスで、CNBCの インタビューに応じた。長官は「経済指…