2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロ、下値メドを意識か

今週の為替相場は、ユーロが 下値を伺う展開が予想されるか。三極の金融政策は、ユーロ圏が12月にも 追加緩和を行う可能性が強いものの、日本は 超緩和策を継続するものの、追加緩和は まだ時期尚早との見方が広がっています。この中、米国は9月、10月と利上…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米欧日の金融政策は、足元では変更がなく、 金融面での大きな材料はありません。各国とも、足元の経済指標をじっくり 見極める展開が続くと思います。この中、米国では10月の 雇用統計の発表があります。非農業…

物価見通しを下方修正、2%達成2016年度後半頃に先送り=日銀展望リポート

日銀は30日、日本経済の2017年度までの見通しを示す 「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表、 2016年度までの従来の物価見通しを大幅に下方修正した。2%の物価目標達成時期も 2016年度後半ごろに先送りした。消費者物価(除く生鮮食品)の見通し…

追加緩和せずとも中銀の信認崩れない=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は30日の金融政策決定会合後の 記者会見で、2%の物価目標達成時期を先延ばししたものの、 追加緩和に踏み切らなかった理由として、原油安が 主な理由で物価の基調は上昇しているためと説明。追加緩和せずとも「中央銀行としての 信認は崩…

日銀、金融政策を据え置き

日銀は30日に開催された金融政策決定会合で、 当面の金融政策の「現状維持」を賛成多数で 決定した。木内登英審議委員がこれまでに続き、 マネタリーベースと国債の買い入れ額減額 (年間増加額45兆円)を提案し、 反対多数で否決された。

英格付け、「ブレグジット」で最大2段階引き下げの公算=S&P

格付け会社S&Pは29日、英国が欧州連合(EU)を 離脱すれば、同国の格付けを最大2段階引き下げる 可能性があることを明らかにした。 S&Pは英国の格付けを1978年以来、 最高位の「AAA」に維持。ただ同国がEUを離脱するリスクがあるとして、 今年6月に格付け見…

低金利の長期化、一部銀行の事業モデルが困難に=ラウテンシュレーガーECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は 低金利が長く続けば一部の銀行はビジネスモデルが危うくなる との見解を明らかにした。金利収入の減少に備えて 資本の積み増しを迫られるとしている。独紙ハンデルスブラットが29日、 インタビュー記事…

米FOMCは再び金利据え置き、12月利上げに照準

米連邦準備理事会(FRB)は28日まで開催した 米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、 事実上のゼロ金利を据え置いた。だが次回会合について直接言及し、12月の 利上げが依然あり得ることを強調した。声明は「次回会合でフェデラルファンド(FF)金利の 誘…

ECBはあらゆる手段検討、預金金利引き下げあり得る=専務理事

欧州中央銀行(ECB)の専務理事2人は、ECBは インフレ目標達成のためあらゆる手段を活用する 義務があるとし、インフレ上昇が想定より鈍ければ 中銀預金金利の一段の引き下げもあり得るとの立場を 示した。クーレ専務理事はメキシコ市での講演で「インフレ率…

ECB、物価上昇するまで資産買い入れ・低金利維持=コンスタンシオ副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオECB副総裁は28日、 ECBはインフレ率が再び上昇するまでバランスシートを 拡大させ続けるとともに、金利を低水準に維持するとの 立場を示した。 同副総裁は「ECBは、フォワードガイダンスに沿って 長期間にわたり主要金利…

米FRB議長、11月4日に下院金融サービス委で証言

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は11月4日、 銀行規制に関する下院金融サービス委員会の公聴会で 証言を行なう。委員会が声明を発表した。

金融危機再発でも、大手銀行は救済せず=クリントン氏

2016年米大統領選の民主党最有力候補、 ヒラリー・クリントン前国務長官は27日、 金融危機が再発したとしても大手銀行は 救済しないとの方針を示した。テレビの深夜のトーク番組に 出演してコメントした。最低賃金引き上げと中間層の 押し上げが最優先課題、…

ECBの政策見直し、タブーはない=プラート専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は、 ユーロ圏のインフレ目標達成に向けたECBの 政策見直しにタブーはないとの認識を示した。AFPが伝えた。専務理事は「インフレ目標の達成時期が 後ずれするリスクに再び見舞われている」 と指摘。「理事会は非常に強…

ドイツ経済は第3四半期に勢い失う、消費・雇用は堅調=連銀月報

ドイツ連銀は26日、月報を発表し、ドイツ経済は 第3・四半期、成長の勢いをやや失った、 との見方を示した。鉱工業生産がこれまでの 高水準から鈍化したことを指摘した。ただ一方で、消費や雇用は拡大しており、 基調的なトレンドは引き続き、相対的に 見て…

ドル上値メドを意識も

今週の為替相場は、ドルの上値メドを 意識する展開が予想されます。米国の足元での利上げ観測は、やや遠退いていますが、 中国が追加緩和に踏みきったことで、欧州、日本の 追加緩和が意識され、ドルは堅調な動きに転じました。米国だけが将来の利上げが想定…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。各国の足元の経済に関心が集まっていることで、 その中身が一段と注目されます。この中、26日には、日銀が 金融政策決定会合を開催します。28日には米国でFOMCが開催されますが、 先日のイエレンFRB議長の発言で…

ギリシャのユーロ圏離脱論、永遠に葬り去るべき=チプラス首相

ギリシャのチプラス首相は23日、金融支援の 条件となっている義務を果たすと言明し、ギリシャが ユーロから離脱するとの観測は「愚かな議論」と一蹴した。チプラス首相はフランスのオランド大統領と会談後、 ユーロ圏の分裂やギリシャの離脱をめぐる議論は …

中国、金融セクターのリスクに注意払うべき=人民銀行副総裁

中国人民銀行の潘功勝・副総裁は、現在の国内外の 経済情勢を踏まえると、中国は自国の金融セクターの リスクに注意を払うべき、と述べた。20日の会合での発言内容を、 人民銀行が23日に明らかにした。

1年以内に6度目の利下げ、中国人民銀景気浮揚目指す

中国人民銀行(中央銀行)は23日、景気支援に向け 政策金利と銀行の預金準備率を引き下げた。1年以内に6度目の利下げに踏み切った。預金準備率も再び引き下げ、鈍化が みられる景気の浮揚を図る。預金金利の上限も撤廃し、 金利を自由化する。金融改革を推し…

予定通りの消費増税で債務圧縮必要、軽減税率評価=S&P

格付け会社S&Pは23日、日本は2017年に予定通り 消費税率を引き上げて税収拡大を図り、債務を圧縮する 必要があるとの見解を明らかにした。S&Pの日本ソブリン格付担当、キムエン・タン氏は インタビューで、一部の食品に軽減税率を適用することは、 増税が一…

アジア減速、邦銀経営への影響を注視、現時点では限定的=日銀

日銀は23日、金融システムの現状と展望をまとめた 「金融システムリポート」を公表した。夏場以降の中国株急落などをきっかけにした 金融市場の不安定化や、中国など新興国経済の 減速が国内銀行の経営に与える影響を分析し、 今のところ影響は限定的とした…

米財務省2年債入札取り止め、債務上限問題で

米財務省は22日、来週27日に予定していた 2年債入札を取り止めると発表した。政府債務が法定上限に近づくなか、決済日を迎える 11月2日までに借り入れが法的に認められない恐れが あるためと説明した。債務上限問題が原因で、国債入札を 取り止めるのは2004…

米大統領、債務上限問題で早急な対応望む=ホワイトハウス

米ホワイトハウスのシュルツ報道官は22日、 債務上限引き上げ問題について、オバマ大統領は 早急な対応の必要性を感じていると述べた。財務省が同問題を背景に2年債入札の 延期を発表したことへの質問に答えた。米財務省は議会が債務上限の引き上げを承認し…

ECB、12月の追加緩和示唆、利下げ含め「あらゆる手段」検討

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、新たな 金融緩和手段を検討しており、12月の理事会で 発表する可能性があると表明した。インフレ押し上げに向け、 中銀預金金利の追加引き下げにも言及した。総裁は理事会後の会見で、需要下振れを背景とする 原油安が起因…

日本のA1格付け、今後数年維持される可能性=ムーディーズ

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、 日本のソブリン格付けについて、低金利が 支援するため今後数年据え置かれる可能性が 高いとの見方を示した。日本国債担当アナリスト、クリスチャン・ドゥグズマン氏は ロイターとのインタビューで、「昨年格下…

企業の資金需要、2期連続で改善、中堅・中小けん引=日銀調査

日銀が22日公表した「主要銀行貸出動向 アンケート調査」(四半期ごと公表)の10月調査では、 企業向けの資金需要が「増加」したとの回答から 「減少」を指し引いた指数(DI)がプラス7となり、 前回7月調査から5ポイント改善した。企業向けDIの改善は2四半…

カナダ中銀追加利下げ見送り、成長予想は引き下げ

カナダ中銀は、政策金利を 0.50%に据え置いた。同時に公表した経済見通しでは成長予想を 下方修正したが、景気は原油安ショックから 立ち直りつつあるとして、追加利下げは見送った。中銀は声明で、原油安の影響に伴い今年1月と 7月に行った利下げについて…

債務上限めぐる議会の対応、「アクシデント」誘発も=米財務長官

米国のルー財務長官は21日、債務上限引き上げ問題を めぐる議会の瀬戸際政策が「アクシデント」を もたらしかねないことに懸念を抱いていると述べた。ルー氏はポリシーカンファレンスで、議会が時間内に 行動しなければ不測の事態に見舞われるリスクが 高ま…

英国経済はEU加盟で恩恵、金融安定性では困難も=中銀総裁

イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は21日、 英国が欧州連合(EU)に加盟していることを前向きに 評価する一方、EUはユーロ圏以外の国々を公平に 扱うべきだと述べた。キャメロン英首相はEU離脱の是非を問う 国民投票を2017年末までに実施する予定。…

IMF理事会にユーロ圏の統一代表を、欧州委が提案

欧州連合(EU)の欧州委員会は21日、ユーロ圏各国が 国際通貨基金(IMF)の理事会に保有する複数の議席を 10年間で統合することを提案した。IMFにおけるユーロ圏の 発言力を強めることを狙う。ユーロ圏の19カ国は合計でIMFのクォータ (出資割当額)の23%を…