債務上限めぐる議会の対応、「アクシデント」誘発も=米財務長官
米国のルー財務長官は21日、債務上限引き上げ問題を
めぐる議会の瀬戸際政策が「アクシデント」を
もたらしかねないことに懸念を抱いていると述べた。
ルー氏はポリシーカンファレンスで、議会が時間内に
行動しなければ不測の事態に見舞われるリスクが
高まるだろうと指摘。
債務上限問題をこれとは別の予算協議における
取引材料として利用すべきではないと付け加えた。
米財務省は11月3日に債務が
上限に達するとしている。
一方、下院共和党のケビン・マッカーシー院内総務は21日、
下院が今週、債務上限問題に対処する法案の審議に入ると
明らかにした。
ただ、ホワイトハウスはこれまで、下院法案は
一部債務の返済だけを優先できるようにするもので、
デフォルトの引き金になると指摘。
オバマ大統領は拒否権を
発動すると発表している。