2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

G20声明、市場はどう判断するか

今週の為替市場は、上海G20声明を 市場がどのように読み込むか注目されます。G7声明では、世界経済の回復と金融市場の安定に 向け、財政出動を含め、全ての政策手段を動員すること を明記しました。さらに、世界経済の回復が力強さに欠け減速リスクが 高まっ…

G20、通貨下落見込まれる決定は事前に通知へ=デイセルブルム・ユーログループ議長

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長 (オランダ財務相)は27日まで行われた20カ国・地域(G20) 財務相・中央銀行総裁会議で、為替相場の下落につながるような 政策決定を行う際に事前に通知することで合意したことを 明らかにした。…

世界経済、各国の協調行動なければ失速の恐れ=ラガルドIMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は27日、各国の 政策当局者が協調行動を取らなければ世界経済が失速する 恐れがあると警告した。 その上で当局者の間に協調行動が必要との切迫感が見られる と指摘した。 上海で開催された20カ国・地域(G20)財務相・…

英国のEU離脱、G20は世界経済のリスクと認識=オズボーン英財務相

オズボーン英財務相は27日、英国が欧州連合(EU)から 離脱すれば世界経済への打撃になるとの見解で20カ国・ 地域(G20)が一致したことを明らかにした。 上海で開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議後に 声明を発表した。 それによると、G20当局者は英国のE…

最近の市場変動は世界経済反映してない、為替安定が重要=麻生財務相

麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁は27日夜、上海で 開催されていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行 総裁会議の終了後に共同で記者会見した。 麻生財務相は今回のG20で、最近の市場変動は、世界経済の ファンダメンタルズを反映していないとの認識で一…

G20、成長押し上げを米消費に頼ること止めるべき=ルー米財務長官

ルー米財務長官は27日、20カ国・地域(G20)に対して、 成長押し上げを米消費者に頼るのではなく、世界の需要拡大 への努力を倍増するよう要請した。 G20財務相・中央銀行総裁会議後の会見で述べた。 同長官はドルの強さは経済の強さを反映したものだと指摘…

上海G20声明、市場安定へ政策総動員=通貨安競争回避を確認

中国・上海で開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・ 中央銀行総裁会議は27日、2日間の討議の成果をまとめた 声明を採択し、閉幕した。 声明には、世界経済の回復と金融市場の安定に向け、 財政出動を含め、全ての政策手段を動員することを 明記した。 声…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。米国では週末に雇用統計の発表があります。前回の雇用統計では非農業部門の新規雇用増が 予想外に伸び悩んだことが材料になりました。今回も事前予想では19.5万人増と、20万人増に 届かない数字が予想されていま…

追加利上げ、より緩やかに=ブレイナード米FRB理事

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は26日、 ニューヨーク市で講演し、海外の景気減速などを踏まえれば 「追加利上げは、多くの人々の想定より緩やかになる可能性が ある」と述べ、3月の金融政策会合での利上げに慎重な姿勢を 示した。また、各…

世界経済の判断引き下げ 中国減速、米欧に弱さ=2月の月例経済報告

石原経済再生担当相は25日、2月の月例経済報告を提出した。 それによると、世界経済の判断は「弱さがみられるものの、全体としては緩やかに回復している」とし、昨年8月以来半年ぶりに下方修正した。 また、中国経済の減速に加え、堅調だった米欧の企業…

マイナス金利の副作用を懸念=木内日銀審議委員

日銀の木内登英審議委員は25日、鹿児島市で講演し、 マイナス金利政策について「金融機関の収益に 悪影響を及ぼし、金融システムの安定を低下させる 可能性がある」と述べ、副作用への懸念を示した。金融機関が収益悪化を避けるため預金者や貸出先に コスト…

政府、日銀会合当日の報道立ち入りを制限

財務省と内閣府は25日までに、日銀が1月29日の 金融政策決定会合で決めたマイナス金利導入の内容が 公表直前に一部で報道されたことを受け、政策が 決定される同会合2日目の会合開始から 結果公表までの間、所管部署への報道関係者の 立ち入りを禁止する情報…

G20通貨安競争回避強化も、危機対応は不要=米財務長官

ルー米財務長官は24日放映されたテレビ番組で、 26、27両日に中国・上海で開かれる20カ国・地域 (G20)財務相・中央銀行総裁会議では「通貨安競争の 回避」について、従来の声明より踏み込んだ内容と するよう各国に求める考えを示した。米国ではドル高を…

欧州通貨の軟調推移が継続

25日の為替市場では、欧州通貨の 軟調推移が続いています。ドル円は112円前後で小動きとなる一方、 英ポンドを中心に欧州通貨が軟調な動きを 見せています。引き続き、英国のEUからの離脱観測が、 英ポンド安につながっています。この動きを睨んで、ユーロな…

黒田日銀総裁、市場変動で経済・物価に悪影響あれば、躊躇なく対応

黒田日銀総裁は24日午前の衆院財務金融委員会で、 マイナス金利政策の導入以降も金融市場の変動が 続いているとし、市場変動によって日本の経済・物価に 悪影響があれば、躊躇なく政策対応を検討すると述べた。前原誠司委員(民主)への答弁。同総裁はマイナ…

円、じり高で111円台に・円安誘導牽制の声も

外国為替市場では、円がじり高の動きを見せています。原油価格の先行きに懸念がある中で、サウジアラビアの 石油相が新たな減産はしないとの見方を示したことで、 原油価格の先行き見通し難が広がったことがリスク回避の 円買いを誘いました。さらに、英国で…

クリントン氏、円安誘導と批判

米大統領選で民主党の候補指名を目指す クリントン前国務長官は23日、米紙への寄稿で 「日本は輸出を増やすために円安に誘導している」 との認識を示し、大統領になれば対抗措置を 取る方針を明らかにした。環太平洋連携協定(TPP)への 反対も改めて表明し…

黒田日銀総裁。マイナス金利政策のプラス効果を確信

黒田日銀総裁は22日の衆院予算委員会で、 異例のマイナス金利政策について「経済活動に対し プラスの効果を持つと確信している」と強調した。「(政策導入後)貸し出しの基準となる金利や 住宅ローン金利は、はっきりと低下し始めた」と話し、 今後の貸し出…

週明けは113円挟みで小動きに

週明けの外国為替市場は、ドル円相場は 113円を挟んで、小動きとなっています。日中はほぼ112円台後半で推移していましたが、 日本時間夕刻になって、ドル買いの動きが強まり、 113円台前半に円が小緩んで推移しています。 大きな材料が出ているわけではない…

対欧州通貨での円の動向を注目

今週の為替相場は、欧州通貨・円の 動向に関心が集まりそうです。原油安・株安にこれまでは大きな関心が 集まっており、リスク回避を巡るドル円の 動きが市場の大きなカギとなってきました。しかし、3月を前に、追加緩和策を行う 可能性が強まっている欧州の…

今週の材料は? 今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。今、金融市場で関心が集まっているのが、 3月の米国の利上げの有無、ECBの 追加緩和策の規模などとなっています。市場では、米国は利上げ無し、欧州は 確実に追加緩和を行うとの見方が支配的に …

1月21日開催のECB議事要旨、下振れリスク増大を認識

欧州中央銀行(ECB)が公表した1月21日開催の 理事会議事要旨で、ユーロ圏景気は緩やかな回復が 継続しているものの、下振れリスクが高まっており、 原油安による二次的影響が生じつつある兆候が 見られるとの認識が示された。この中、一部政策担当者からは…

ドル円は113円台後半で小動き

18日の為替市場は、小動きが 継続しています。ドル円は113円台後半の 狭いレンジで推移しています。原油価格が上昇、米株価が上昇し、 ドルは対円で114円台に上昇したものの、 その後は113円台後半に押されて もみ合いとなっています。米国の3月の利上げ観測…

利上げ軌道の修正を議論=FOMC議事要旨

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日発表した 1月26〜27日に開催された米連邦公開市場委員会 (FOMC)の議事要旨を発表した。この中で、世界的な金融状況の逼迫に伴う 米経済への悪影響が懸念されるなか、 これまでに計画されていた年内の利上げ軌道の 修正につ…

円、114円台で下げ渋り

17日の外国為替市場では、 円が対ドルで下げ渋っています。前日の海外市場では、円が下値を 窺う展開となり、対ドルで一時114円台後半に 下落しました。さすがに、同水準では円を買い戻す動きが出て、 円は113円台後半に切り返す動きを見せています。原油価…

円は113円台後半に下落

週明け15日の外国為替市場では、 ドル円は113円台後半で推移しています。一時114円に乗せる動きも見られましたが、 ドルの上値ではドル売りも厚く、円は 113円台後半で下げ渋っています。一部には、ドル買い・円売り介入が行われた との観測が出ているようで…

通貨安競争では分が悪い円

今週の為替相場は、 乱高下が予想されます。新アベノミクスの強力な支援材料として、 日銀はマイナス金利導入を決めました。当初こそ、マイナス金利導入は円売りに繋がり、 政府・日銀は為替市場のサプライズを誘い、 新アベノミクスの支援、甘利大臣の辞任…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。株安、原油安を材料に、金融市場が 大荒れになりましたが、依然として欧州、 米国の経済動向に関心が集まっています。その中で発表される経済指標であるだけに、 予想外の数字が出てきたら、当該国の経済動向に …

麻生財務相、急激な円高をけん制

麻生財務相は12日午前の閣議後の記者会見で、 11日の海外市場で一時1ドル=110円台を 付けたことなどについて、「かなり荒い値動きが 見られている。緊張感を持って注視し、必要に 応じて適切に対応していく」と述べ、急激な 円高進行をけん制した。財務相は…

安倍首相、円高株安阻止へ対応協議=日銀総裁と意見交換

安倍首相と日銀の黒田総裁は12日、 首相官邸で緊急会談し意見交換した。円高株安の一段の進行を阻止するため 対応を協議したとみられる。安倍首相と日銀総裁が会談するのは、 昨年9月25日以来、4カ月半ぶり。黒田総裁は会談後、記者団に対し「為替を含め 国…