政府、日銀会合当日の報道立ち入りを制限

財務省内閣府は25日までに、日銀が1月29日の
金融政策決定会合で決めたマイナス金利導入の内容が
公表直前に一部で報道されたことを受け、政策が
決定される同会合2日目の会合開始から
結果公表までの間、所管部署への報道関係者の
立ち入りを禁止する情報管理強化策を決めた。

臨時会合など1日で終了する場合は
会合開催日に同様の措置をとる。

金融政策決定会合には財務省内閣府から
それぞれ1人が出席しており、日銀が
情報管理への協力を要請していた。

日銀は24日、今回の情報漏えい問題を受けた
調査結果について「情報漏えいが疑われる
事実は発見されなかった」と発表。

同時に、機器による探査の実施などで所定外の
通信機器の使用禁止を徹底する、政府・日銀
それぞれが公表前に会合議論を知ることが
できる者を明確にして情報伝達の範囲を
限定する、政策決定当日の会合開始から
結果公表まで所管部署への報道関係者の
立ち入りを制限する、といった一段の
情報管理強化策を公表した。