2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アイルランド、新財政協定否決ならユーロ圏残留困難=欧州問題担当相

アイルランドのクレイトン欧州問題担当相は30日、 欧州連合(EU)の新たな財政協定への加盟が国民投票で 否決されれば、同国がユーロ圏にとどまることが 困難になるとの見解を示した。同相は公共放送のRTEに対し、「われわれが参加見送りを 決定して他の16加…

イラン、一部の国向けの原油輸出を近く停止へ

イランは、核開発問題と制裁をめぐって西側諸国との緊張が高まる中、 近く「一部」の国向けの原油輸出を禁止すると表明した。一方で同国議会は、欧州連合(EU)向けの原油輸出を 今後5〜15年間、全面的に禁止する法案の審議を延期。国際原子力機関(IAEA)の…

中国政府債務は安全で管理可能=温家宝首相

30日付の人民日報によると、中国の温家宝首相は、 政府債務は「全般に安全で管理可能」な水準にある との見方を示すとともに、主要プロジェクトが確実に 資金調達できるよう支援すると表明した。同首相はさらに、金融セクターにおいて民間資本の参加を 阻止…

フィッチ、豪4大銀の格付けを「ウォッチ・ネガティブ」に指定

格付け会社のフィッチ・レーティングスは30日、 オーストラリアの4大銀行の格付けについて、 引き下げ方向で見直す「ウォッチ・ネガティブ」に指定した。資金調達を海外に依存している点を 反映した措置と説明している。フィッチが同じ格付けの他行よりも資…

政府債務目標未達なら日本国債格付けにマイナス=ムーディーズ

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは30日付けで 公表したクレジット週報で、日本国債の格付け(Aa3/安定的)について、 日本の債務削減の遅れはマイナス要因になるとの認識を示した。週報では、消費税引き上げが実現した場合でも、2015年に 政府債務…

財政健全化、金利低位安定の今取り組むべき=野田首相

野田佳彦首相は30日午前の参院本会議で、 ギリシャの財政危機について「国債市場が 安定していた時期に、歳入と歳出のかい離を 放置して財政健全化への取り組みを怠ってきた事に 根本的な原因がある」とし、日本の教訓として 「金利が低位で安定している今の…

再選目指すサルコジ仏大統領、雇用・競争力強化策を発表

4月の大統領選で再選を目指すフランスのサルコジ大統領は29日、 雇用拡大・競争力強化策を打ち出した。 テレビでのインタビューで明らかにした。サルコジ大統領は、付加価値税(VAT)の標準税率について、 現行の19.6%を引き上げ、10月から21.2%とする方針…

ドイツ銀行、不良資産買い上げるファンド設定へ=英紙

ドイツ銀行は、投資家がヘッジファンドに抱える 不良資産を買い上げるファンドを設定する計画。同行の関係者の話として 英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が報じた。FT紙がドイツ銀行の推計として伝えたところによると、 リーマン・ブラザーズの破たん以来…

ギリシャ、改革実行できないなら財政権限手放すべき=独経済相

ドイツのレスラー経済技術相は、ギリシャが 支援条件となっている改革を実行できないのであれば、 同国は財政に関する権限を外部組織に 移管すべきとの考えを明らかにした。ロイターは27日、関係筋の話として、ドイツが ギリシャに対して財政政策に関する権…

ドイツ、ESMへの拠出は依然協議中=メルケル首相

ドイツのメルケル首相は29日、欧州安定メカニズム(ESM)への 追加拠出についてはまだ協議中とし、ESM拡大を 求める国際社会の圧力をかわした。欧州連合(EU)首脳会議を控え、ESMの規模を 拡大する声が高まるなか、同首相はビルト・アム・ゾンターク紙との …

EU・IMF・ECB、ギリシャ支援で増額必要と判断=報道

欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)は、 ギリシャへの第2次支援額について、経済状況が悪化しているため 計画している1300億ユーロではなく1450億ユーロ必要と判断している。ドイツのシュピーゲル誌が関係筋の話として28日報じた。EU…

ユーロ圏首脳、迅速に行動し防火壁構築すべき=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は28日、 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の 経済見通しに関する討論会で、欧州債務危機に関して、 欧州首脳陣に対して迅速な行動を求めるとともに、 ユーロ圏は金融防火壁を構築すべき、との考えを示した。…

欧米景気の行方が気掛かり

今週の為替相場は、基本はユーロ問題を 意識していく展開が想定されます。引き続き、ギリシャのデフォルトが 大きなテーマになりそうです。ギリシャと民間債権団の交渉は、 直時間がかかる感じです。これまで、幾度も延長され、その度に、 合意は近いとの見…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。米国では雇用統計が発表されます。失業率は前回と同じ8.5%、非農業部門の雇用者数は 前月比15.0万人増が予想されています。予想対比で上振れるのか、下振れるのか、大いに注目されます。ギリシャ債務問題が大き…

第4四半期の米GDP速報値は1年半ぶり強い伸び、この先減速も

米商務省が27日発表した第4・四半期国内総生産(GDP)速報値は、 年率換算で前期比2.8%増と、第3・四半期の同1.8%増から加速し、 2010年第2・四半期以来の強い伸びとなった。ただ、大幅な在庫の拡充や設備投資の鈍化は、今年に入り 成長が減速していること…

米FRB、最大雇用と物価安定の実現に依然多くの課題=米NY連銀総裁

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は27日、最大雇用と 物価安定の実現に向け、依然多くの課題が残されているとの見解を示した。ダドリー総裁は講演原稿で、米景気回復は引き続き 「鈍い」ペースにとどまっており、年内に幾分減速する 公算が大きいとの見通し…

日本、貿易アクセス改善の取り組みで進展=米USTR

米通商代表部(USTR)は27日、日本政府との 「経済調和対話」の進展状況を明らかにし、 幅広い米製品・サービスの日本市場への アクセスが改善したとの見方を示した。具体的には、最新技術を組み込んだ輸入車のアクセス改善のほか、 知的財産権保有者の権利…

欧州は防火壁の増強必要=ガイトナー米財務長官

ガイトナー米財務長官は27日、世界経済フォーラム年次総会 (ダボス会議)で、欧州は危機拡大を封じ込める 金融ファイアウォール(防火壁)を 増強する必要があるとの見解を示した。また、ユーロ圏債務危機と原油価格の動向が 米経済成長への二大圧迫要因に…

英インフレ率は年内低下へ、追加緩和は経済見通し次第=金融政策委員

イングランド銀行(英中央銀行)のマイルズ金融政策委員は27日、 年内にインフレ率が大幅に低下するとの見方を3カ月前よりも 強めたとする一方、一段の量的緩和を実施すべきかに関する 自身の最終判断は、最新の経済見通し次第と述べた。金融市場では、10月…

ポルトガル国債利回りが上昇、ユーロ導入以来の最高水準

27日の市場でポルトガルの国債利回りが上昇し、 ユーロ導入以来の最高水準をつけている。同国はギリシャに続き、第2次支援と 債務減免が必要になるとの見方が背景。トレードウェブによると、ポルトガルの10年物国債利回りは 25ベーシスポイント(bp)程度上昇…

ギリシャ支援、ドイツが財政政策めぐる決定権委譲を要求

ギリシャ向け第2次支援をめぐる交渉で、ドイツはギリシャに対し、 財政政策に関する権限の一部を欧州の機関に譲るよう求めている。 関係筋が27日、ロイターに明らかにした。同筋によると、支援の条件となっている財政目標を 継続的に達成できない国への対応…

フィッチ、イタリア・スペインなどユーロ圏5カ国を格下げ

格付け会社フィッチ・レーティングスは27日、 イタリア、スペイン、ベルギー、キプロス、 スロベニアのユーロ圏5カ国の格付けを引き下げた。 見通しはいずれも「ネガティブ」。今後2年間に2分の1の確率で 一段の格下げの可能性があることを示唆した。フィッ…

ECB、ギリシャ債務減免協議には参加せず=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は27日、 ECBはギリシャの債務減免協議に参加しないとの立場を示した。同専務理事はロイターに対し、ギリシャ政府が現在進めている 債務減免に関する協議は民間部門を対象としたもので 「ECB、並びにユーロシステム…

ECB、ギリシャ国債の損失負担には責務上の制約=ゴンサレスパラモ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のゴンサレスパラモ専務理事は27日、 ECBが保有する400億ユーロのギリシャ国債に絡む損失を 負担することは、ECBが負う責務上の制約を受けるとの考えを示した。同専務理事は「ECBはギリシャ債務減免協議に 関わっていない」とし、保有す…

ユーロ圏に大きな懸念、日本も債務削減目標必要=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、 ユーロ圏には「大きな懸念」が残っているほか、 米国と日本も中期的に債務削減へのコミットメントを 示す必要があるとの見解を示した。同専務理事は世界経済フォーラムで「危機の中心である ユーロ圏諸国は特別な…

イラン議会、29日にEUへの原油禁輸を審議へ=報道

イランの議会は、欧州連合(EU)への原油輸出を 来週にも停止する法案を29日に審議する見通し。 ファルス通信が27日、議員の話として伝えた。それによると、議会の安全保障・外交政策委員会の ホセイン・イブラヒミ副委員長は「議会は29日、 来週から欧州向…

デフレ脱却へ、日銀には適切・果断な金融政策運営を期待=首相

野田佳彦首相は27日午後の衆院本会議で、 デフレ脱却に向け、日銀に対して 「内外経済の動向を踏まえ、政府との さらなる緊密な情報交換・連携の下、 適切かつ果断な金融政策運営を期待する」と表明した。 みんなの党の渡辺喜美代表の質問に答えた。米連邦準…

欧州次第で世界的景気後退に、市場安定確保に全力=日銀議事要旨

日銀が27日に発表した12月20〜21日開催の 金融政策決定会合の議事要旨によると、会合では 最大のリスク要因と位置づけている欧州ソブリン問題について 活発な議論が行われ、今後の展開次第では、欧州経済が大きく下振れ、 世界的な景気後退の引き金になり得…

2015年度の財源不足45.4兆円に、消費増税でも国債増

財務省が2012年度予算案を基に2015年度までの 財政見通しをまとめた「後年度歳出・歳入への影響試算」の全容がわかった。名目経済成長率を1%台半ばとした場合の財源不足は 2015年度に45.4兆円となる計算で、消費増税に踏み切っても 「新規国債発行44兆円以…

原発稼働ゼロでも「夏乗り切れる可能性」=枝野経産相

枝野幸男経済産業相は27日の閣議後会見で、 原子力発電所の稼働が全くない場合でも 電力需要に対応できる可能性はあるとの認識を示した。同相は「電力使用制限令や日本の産業に大きな影響を 与えることなく乗り切るための検討は進めている」と述べた。 現在…