2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

景気下振れリスクに十分注意、日本経済再生に全力=野田首相

野田佳彦首相は27日午前の参議院本会議で、 欧州債務問題による海外経済の下振れや円高など、 景気下振れリスクに十分注意したいとの考えを示した。さらに、日本経済の再生に全力で取り組み、 中長期的に持続的な経済成長につなげると語った。中曽根弘文議員…

フィリピンと米国が軍事協議、中国の領有権主張に対抗=報道

26日付の米ワシントン・ポスト紙は、南シナ海で 中国が領有権の主張を強めているのを受け、 フィリピン政府と米政府が、フィリピン国内での 軍事的プレゼンス拡大を協議していると報じた。フィリピンからは約20年前に駐留米軍が撤退している。米国は過去数カ…

バーナンキ米FRB議長、3月に大学で講義

米連邦準備理事会(FRB)によると、バーナンキ議長は3月、 ジョージ・ワシントン大学で学生らに4回にわたる講義を行う。FRBはこれまでも定例記者会見の開始など、 情報発信の改善とイメージアップを図っている。講義は、3月20、22、27、29日に、 現地時間午…

石油市場への供給は「十分」=サウジアラビア財務相

サウジアラビアのアッサーフ財務相は26日、 世界の石油市場への供給は「十分」とし、 現在の価格水準に満足していると述べた。同相は「われわれの長年の政策は安定化の維持だ」と指摘。「このために、常に市場に余剰生産能力を提供してきた。 成長期でも、市…

イラン、EU制裁発効前に欧州向け原油輸出停止も

イランは、欧州連合(EU)が制裁措置として イラン産原油の輸入を全面的に禁止する前に、 EU加盟国への輸出を停止する可能性がある。イラン議会は、EUが輸入禁止を実施する 7月1日以前に政府が欧州への輸出を 禁止できるようにする法律を29日に討議する。こ…

インドネシアが原油輸出停止を検討、輸出先に日本も

インドネシアは国内需要の高まりを受け、 原油輸出の停止を検討している。 副エネルギー相が26日、明らかにした。 ただ、停止する時期は示さなかった。インドネシアは原油を主にオーストラリア、 中国、日本、韓国に輸出している。中銀の最新の統計によると …

中国外務省、EUの対イラン制裁措置を批判

中国外務省は26日、欧州連合(EU)が23日に決定した 原油の輸入禁止などの対イラン制裁措置を批判した。中国外務省は、EUの禁輸措置に関する質問に文書で 「単純に圧力をかけ、制裁を課すのは建設的な アプローチでない」とし「中国は、地域の 平和と安定に…

日米独国債に投資家需要が過剰集中の可能性=日銀

日銀は26日、リーマン・ショックと欧州ソブリン問題により 安全資産の種類が減少したため日米独の国債が 過剰に買われている可能性があるとの見解を 「日銀レビュー」として公表した。財政状況が深刻であるにもかかわらず日本は 国債価格・長期金利の安定が…

NZ中銀が政策金利を据え置き、ハト派色強める

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は26日、 政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを 予想通り2.50%に据え置いた。中銀は声明で、12月以降、金融市場のセンチメントは幾分改善し、 欧州金融市場の流動性は高まったものの、世界経済は引き続きぜい弱…

景気判断を3期ぶり下方修正、持ち直しに「緩やか」追記=財務局長会議

財務省は25日午前、全国財務局長会議を開き、 2011年10〜12月期の景気判断を3期ぶりに下方修正した。欧州債務危機などを背景に外需が伸び悩み、 自動車など生産の持ち直しが緩やかとなったため。全国11地域のうち、東海や中国、 九州など5地域が景気判断を引…

2011年貿易収支は31年ぶり赤字転落、過去2番目の赤字額

財務省が25日に発表した2011年貿易統計速報によると、 貿易収支(原数値)は2兆4927億円の赤字となった。東日本大震災や歴史的な円高、海外経済の下振れなどで 輸出が2年ぶりに減少に転じる一方、原油価格の高止まりなどで 輸入が増加したことが影響した。暦…

世界経済は急激に減速、一部でデフレリスク台頭の恐れ=IMF

国際通貨基金(IMF)は、世界経済は急速に成長の勢いを失っており、 経済に大幅な緩みが生じれば、一部の20カ国・地域(G20)で 「打撃の大きいデフレ」リスクが台頭するとの見解を示した。 先週のG20財務相代理級会合で提示した文書が25日、公表された。IMF…

欧州債務、2030年まで制御可能な水準に低下せず=世銀報告

世界銀行は24日、欧州経済について、差し迫ったリセッション (景気後退)が緩やかにとどまっても、強い回復を遂げる可能性は ほとんどなく、先行きも成長は弱いとの見通しを示した。世銀は報告書で、欧州の成長は、2030年まで制御可能な水準に 減少しないと…

世銀が欧州新興国向け融資を270億ドルに拡充、債務危機支援を強化

世界銀行は25日、ユーロ圏債務危機の影響を強く受けている 東欧・中央アジア諸国向け融資を2012〜2013年に 270億ドルに拡充する方針を示した。 2011年の水準から70億ドル拡大する。内訳は世銀融資が160億ドル、世銀グループで民間セクターの 投融資を促進す…

米FRBが2%のインフレ目標導入、毎年1月に見直し

米連邦準備理事会(FRB)は25日、 2%のインフレ目標を導入すると発表した。長らくインフレ目標の導入を提唱していたバーナンキ議長の意向が 実現した格好で、これによりFRBは歴史的な一歩を踏み出した。今回初めて発表された「長期の目標及び政策戦略」に …

オバマ大統領再選を確信、自分への続投要請ない=米財務長官

ガイトナー米財務長官は25日、11月の大統領選挙でオバマ大統領が 再選された場合、自分が財務長官として続投を要請されることはないだろう、 との認識を示した。工場視察のため訪れたノースカロライナ州でブルームバーグテレビとの インタビューに応じ「彼(…

消費者保護へ一部金融商品の販売制限・禁止も=報道

英金融行動監視機構(FCA)のマーティン・ウィートリー代表は、 潜在的に危険性のある金融商品について、金融機関が 十分な情報を伝えていない消費者に販売することを制限、 もしくは禁止する必要があるとの認識を示した。 25日付フィナンシャル・タイムズ(…

政策決定は全会一致、インフレ見通し不透明に=英中銀議事録

イングランド銀行(英中央銀行)は25日、 1月11〜12日開催の金融政策委員会の議事録を発表した。それによると、政策金利を0.5%、資産買い入れプログラムの規模を 2750億ポンドにそれぞれ維持することを全会一致で決定した。議事録は、インフレ率が今後数カ…

31年ぶり貿易赤字は一時的、足元では世界経済減速など影響=経財相

古川元久経済財政・国家戦略担当相は25日午後の会見で、 2011年の貿易収支が31年ぶりの赤字になったことについて、 東日本大震災など特殊要因によるもので「一時的なものと認識している」と語った。ただ、足元では欧州の債務・金融危機に伴う世界経済の減速…

日本経済の先行き、当面横ばい圏内の動き=日銀金融経済月報

日銀は25日に公表した1月の金融経済月報で、 2011年10〜12月と2012年1〜3月の生産について 前期比で横ばい圏内の動きを続けるとの見通しを示した。自動車は海外の在庫復元やタイ洪水による部品調達難からの解消で 増加する見通しだが、海外経済の減速で一般…

一体改革、国民の理解得ることが最重要=岡田副総理

岡田克也副総理は25日夕、内閣記者会とのインタビューで、 社会保障と税の一体改革に関する与野党協議について、 最も重要なのは国民の理解を得ていくことであり、 世論が変われば野党も現在の頑なな姿勢を 維持することは難しくなる、との考えを示した。与…

IMFが世界経済成長予想を大幅下方修正、日本は1.7%に

国際通貨基金(IMF)は24日、最新の世界経済見通し(WEO)を公表し、 2012年の世界経済の成長予想を9月時点の4%から3.3%に大きく下方修正した。 2013年については3.9%に加速するとの見通しを示した。欧州債務危機は深刻化しており、世界の景気回復の腰折…

ドイツ、欧州債務危機の解決主導すべき=世銀総裁

世界銀行のゼーリック総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)への寄稿で、 ドイツはユーロ圏債務危機の解決を主導すべきとの見方を示した。総裁は「欧州の危機脱却を主導できる国は他にはない」とし、 「ドイツは直ちに方向性を示すべき」と指摘した。ユ…

米大統領が一般教書演説、富裕層の税負担拡大求める

オバマ米大統領が24日に行った一般教書演説は、 11月の大統領選挙を控えて中間層に配慮した内容となり、 富裕層の税負担拡大を求めたほか、金融機関への批判を強めた。大衆迎合的色彩が濃くなった演説で大統領は「ウォール街が 自らのルールに基づいて行動す…

英中銀、インフレ鈍化で追加緩和の余地=キング総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は24日、 英経済が長く厳しい回復の道に直面し、インフレが 鈍化傾向にあることを踏まえると、必要に応じて 追加量的緩和を実施する余地があるとの見解を示した。総裁は24日の講演原稿で「回復の道のりは困難かつ…

欧州の大手金融機関、3年物オペ後も国債敬遠=S&Pアナリスト

米格付け会社S&Pのアナリスト、スコット・ブーギー氏は24日、 欧州の大手金融機関が欧州中央銀行(ECB)の3年物オペで 調達した資金を利用して国債を購入する可能性は低いとの見方を示した。 ロイターとのインタビューで述べた。 同氏はS&Pの銀行業界カント…

イタリア財務警察、格付け会社フィッチのミラノ事務所を捜索

イタリア財務警察は24日、市場操作を行った疑いで、 ミラノにある欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスの事務所を 家宅捜索し、文書などを押収した。同警察は先に、米格付け会社のS&Pと ムーディーズ・インベスターズ・サービスに対しても、 同様の容疑…

日銀が米景気見通し半信半疑で上方修正、バブル後の日本と二重写し

日銀は23、24日の金融政策決定会合後の公表文で米国経済について、 これまで同様住宅バブル崩壊によるバランスシート調整の影響を指摘した一方で、 「このところ一部に底堅い動きもみられている」との文言を追加した。昨年末以降の堅調な米国の経済指標や株…

欧州石油大手のペトロプラス、破産申請を準備

スイスを本拠とする欧州の独立系石油最大手の ペトロプラスが破産申請を準備している。12月に与信が引き揚げられた後、銀行団と交渉を続けていたが 合意に至らず、銀行側が一定期間内の債務返済を通告したため 破産申請に踏み切ることになった。シニア債と転…

インド中銀が現金準備率引き下げ、政策金利は据え置き

インド準備銀行(中央銀行、RBI)は24日、 政策金利を据え置く一方、現金準備率を引き下げた。約2年にわたりインフレ抑制を目指す政策運営を続けてきたが、 流動性がひっ迫した状況を緩和する措置を講じることで、 成長にも目配りする方向にかじを切った。中…