消費者保護へ一部金融商品の販売制限・禁止も=報道

英金融行動監視機構(FCA)のマーティン・ウィートリー代表は、
潜在的に危険性のある金融商品について、金融機関が
十分な情報を伝えていない消費者に販売することを制限、
もしくは禁止する必要があるとの認識を示した。
25日付フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が報じた。

ウィートリー氏は、適切な金融商品が適切な消費者に
販売されるようFCAが監視すると指摘。

理性的な顧客ばかりを想定してはならないとし、
複雑な選択肢または情報過多に直面すれば、
格付け会社の判断や販売担当者の情報に
頼ってしまう可能性があると述べた。

FCAは消費者保護の役割を担う独立機関で、来年には
英金融サービス機構(FSA)から金融犯罪の取り締まりを引き継ぎ、
業界監視、投資家保護の役割を担う。