オバマ大統領再選を確信、自分への続投要請ない=米財務長官
ガイトナー米財務長官は25日、11月の大統領選挙でオバマ大統領が
再選された場合、自分が財務長官として続投を要請されることはないだろう、
との認識を示した。
工場視察のため訪れたノースカロライナ州でブルームバーグテレビとの
インタビューに応じ「彼(オバマ大統領)は私に留任を求めないだろう。
それはかなり確かだ」と語った。
ガイトナー長官はまた、11月の選挙でオバマ大統領が再選されることを
確信しているとした上で、「(大統領は)別の財務長官を迎える機会に
恵まれるだろう」と述べた。
さらに、「私には何か別のもの」があるだろう、
との見通しも示した。
ガイトナー長官は昨年夏、財政赤字と連邦政府の債務上限引き上げに
関する合意成立後の辞任を検討していることが明らかになったが、
その後、オバマ大統領の慰留を受けて財務長官職にとどまる決断をしていた。
このため、ガイトナー長官がこれ以上同職にとどまる意向がないこと自体に
驚きはないものの、そのことに長官がこれほどはっきりと言及したのは今回が初めて。
2009年1月の就任以降、米住宅市場の低迷や欧州債務危機など、
様々な経済危機に直面しながら政策運営に携わってきた。