2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロ高は強力なデフレ要因、低インフレは当面続く=仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事であるノワイエ仏中銀総裁は、 現在のユーロ高はデフレの強力な要因で、ユーロ圏は 当面低インフレが続くとの見方を示した。同総裁は大統領への年次書簡で、余剰能力と 企業や政府のデレバレッジで低インフレ環境が 醸成されており、…

第2四半期の成長は減速へ、基調トレンド良好=独連銀月報

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は28日、4月の月報を発表し、 第2・四半期の成長率は、好調だった第1・四半期から 大幅に減速するとの見通しを示すものの、経済の 基調トレンドは良好なことに変わりないと指摘した。月報は「1〜2月のような鉱工業受注の伸びが 続…

ユーロ圏、金融危機を完全に脱したわけではない=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は28日、 ユーロ圏は2年前の金融危機から回復しつつあるものの、 危機から完全に脱出したわけではないとの慎重な見解を示した。副総裁はフランクフルトで開催されたECBと 欧州委員会の共同会議で「われわれは明ら…

ECB、量的緩和実施から程遠い=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は28日、 独与党議員との会合に出席し、ユーロ圏では 低インフレ状況が長引くとみられるとの 認識を示しながらも、量的緩和の実施からは 程遠いところにあると述べた。 会合に出席した関係筋が明らかにした。ドラギ総裁はま…

ウクライナ情勢、見逃せません

今週の為替相場は、ウクライナ情勢を 注目する展開になりそうです。引き続き、各国の経済指標に対する注目度は 強いものがありますが、米国の景気改善は 織り込み済みとの見方も出ています。今週は、米国でFOMCが開催されますが、 超緩和策の縮小は継続して…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国では、4月の雇用統計の 発表が予定されています。失業率、新規雇用とも前月から 改善するものと見られています。さらに米国ではFOMCが開催されます。緩和縮小は、発表されている経済指標が 堅調なことで、粛…

ECB、インフレ率予想下回れば行動起こす公算=ベルギー中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクーン・ ベルギー中銀総裁は24日、4月のユーロ圏の インフレ率が予想を下回った場合、ECBが何らかの 措置を採る可能性があるとの見方を示した。 同総裁はマーケット・ニュース・インターナショナル (MNI)に対し、ECB…

ECB、量的緩和含めあらゆる手段を検討=コンスタンシオ副総裁

コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁は24日、 低インフレ状況の長期化に対処する必要が出てきた場合、 ECBは資産買い入れ策を含めたあらゆる手段を 検討しているとの見解を示した。ただ、ECBは今のところ何も 決定していないと強調した。同副総裁は「イ…

頻繁な政策決定会合、期待を高める結果に=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は24日、政策理事会を 頻繁に開くことが市場の期待を高める結果をもたらしているとし、 会合の頻度についてはよく考える必要があるとの見解を示した。 ECBは政策理事会を1カ月に1回開催している。総裁はアムステルダムの会議…

スコットランド独立、域内銀行格付けへの影響は不透明=S&P

格付会社S&Pは24日、スコットランドが英国から 独立した場合の域内銀行格付けへの影響は不透明 との見方を示した。スコットランドは9月に独立の是非を 問う住民投票を実施する予定。S&Pは、2008年に大手銀行が相次ぎ経営破綻した アイスランドでは、2007年に…

TPP交渉、閣僚協議を継続=日米首脳

来日中のオバマ米大統領は、安倍晋三首相との 首脳会談後の共同会見で、日米の環太平洋連携協定 (TPP)交渉で重要な前進があったと指摘し、 自動車や農産物などで合意に近づいたと述べた。その一方で、オバマ大統領は意味ある開放以外は 受け入れられないと…

英中銀金融政策委、経済の緩みの度合いなどで見解に相違=4月議事録

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が公表した 4月の金融政策委員会の議事録によると、政策当局者らが、 経済の緩みの度合いや中期的なインフレ見通しについて、 異なる見解を示していたことが分かった。米オバマ政権、FRB理事に地銀関係者の起用検討=関…

スウェーデン財務相、日本のようなデフレに陥る可能性を否定

スウェーデンのボリ財務相は23日、デフレのリスクを 真剣に受け止める必要があるとの認識を表しながらも、 日本のように長引くデフレに陥る可能性については 否定的な見方を示した。ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は先に、 スウェーデンが…

ユーロ圏の量的緩和は複雑、多くの問題=エストニア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのハンソン・エストニア中銀総裁は、 量的緩和(QE)の運用は複雑で、実際始めるには多くの問題があるとし、 ECBがデフレ回避に向け同措置を実施する可能性に懐疑的な見方を示した。同総裁はロイターに対し「運用が複雑な…

中国国家外為管理局、金融機関の為替業務の監視を強化へ

中国国家外為管理局(SAFE)は23日、今年、金融機関の 為替業務への監視を強化し、国境を超えた資金の流れを 注視すると表明した。SAFEはウェブサイト上に掲載した声明で、システミック リスクや域内の金融リスクを回避するため、警戒を 強めるとした。

消費増税の影響は吸収可能、金融システム健全=中曽日銀副総裁

日銀の中曽宏副総裁は23日、京都市内で講演し、 日本経済は4月の消費税率引き上げの影響を 吸収できるとの見解を示した。雇用・所得環境の改善に加え、金融システムの 健全性が維持されており、増税後に景気が悪化した 1997年とは環境が「決定的に異なる」と…

日銀リポート、金融機関のリスク資産運用じわり

日銀は23日、金融システムの現状と展望をまとめた 「金融システムリポート」を公表した。昨年4月の「量的・質的金融緩和」(異次元緩和)の 導入以降、金融機関は国債投資を減少させる一方、 貸出や投資信託などリスク性資産の運用を増やしており、 ポートフ…

不動産バブル起きていないが、十分注意したい=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は23日午前の衆院財務金融委員会に 出席し、現時点では異次元緩和による「不動産や金融市場で 過度な期待の強化などの不均衡はない」と述べ、バブルの 発生はみられないと指摘した。ただ「日米米欧で不動産への行き過ぎた投資が 金融シス…

日銀が日本国債の最大保有主体、2014年末に20%超へ=黒田総裁

日銀の黒田東彦総裁は23日午後の衆院財務金融委員会で、 長期国債の発行残高に占める日銀の保有割合は2013年 12月末に17%となり「最大の長期国債保有主体」に なったと述べた。2014年末は「機械的に試算すると20%を いく分上回る」との見通しを示した。 佐…

日銀総裁が2013年度CPI上振れ言及、緩和観測けん制の構図に

日銀の黒田東彦総裁が23日午前の衆院財務金融委員会で、 2013年度の消費者物価指数(除く生鮮、コアCPI)が 日銀の見通しを上回った可能性があると述べ、2%の 物価目標達成に向けて改めて自信を示した。市場には追加緩和観測がくすぶっているが、 CPI上振れ…

英民間企業相、銀行や大企業に過大な幹部手当ての自粛要請

ケーブル英民間企業・技術革新・技能相は22日、 銀行や大企業に対し、過大な幹部手当てを 自粛しなければ一段の規制強化を招くと警告した。春の年次株主総会シーズンを控え、バークレイズなど FTSE100指数の企業に書簡を送った。書簡は「過大で均衡を欠く幹…

第2四半期の独経済は成長鈍化へ、好調だった前期の反動=財務省

ドイツ財務省は22日、月報を発表し、 同国の国内総生産(GDP)伸び率は 第2・四半期に鈍化するとの見通しを 明らかにした。今冬の異例の暖かさで第1・四半期の 成長が押し上げられた反動が出ると説明した。第1・四半期の経済は「非常に堅調」だったことが、 …

ECBの主要政策金利、依然引き下げ余地=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、 仏紙ルモンドが22日掲載したインタビューの中で、 主要政策金利は現行の0.25%よりも引き下げられる 余地があり、ユーロ高で低水準なインフレ率が 維持される可能性があると指摘した。クーレ専務理事は「金融政策を…

中国の市場アクセス、多国籍企業の懸念強まる=米国商工会議所

在中国米国商工会議所は22日、中国の市場アクセスに 関する障壁や同国景気の減速を理由に、多国籍企業が 中国投資を削減する計画だと明らかにした。同会議所は中国の事業環境に関する年次報告のなかで、 市場アクセスと景気の減速については懸念がこれまでよ…

中国人民銀、25日から農村地域の銀行預金準備率引き下げ

中国人民銀行(中央銀行)は22日、25日から 農村地域にある商業銀行の預金準備率を2%ポイント、 信用協同組合の預金準備率を0.5%ポイント それぞれ引き下げると発表した。地方を金融面から支援し、 景気鈍化に対応する。人民銀によると、預金準備率が 13%…

失業率は経済の緩みを適切に反映=米SF連銀調査論文

米サンフランシスコ地区連銀は21日、 失業率は経済の緩みを適切に反映しているとし、 経済成長率と失業率の相関性は保たれている とする調査論文(エコノミックレター)を公表した。失業率は経済の緩みを十分に反映しきれていない との議論も出るなか、同論…

レンジ圏で推移か

今週の為替相場は、レンジ圏での 動きが予想されます。依然として、ウクライナ情勢が懸念材料に なりますが、全面的な武力衝突とならない限り、 材料にはなりにくいと思います。小競り合い程度に収まっていれば、 ロシアと西側諸国の直接衝突には 結びつかな…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。各国とも、足元の経済の実態を 見極める動きとなりそうです。米国では 【22日】 2月の住宅価格指数(予想前月比0.5%上昇、前回0.5%上昇) 3月の中古住宅販売件数(予想年率換算455万件、前回460万件) 4月のリ…

米FRB、保有債券で2013年に含み損530億ドル

米ニューヨーク連銀が17日発表した連邦準備理事会 (FRB)の2013年年次報告によると、純利益は 840億ドルで、前年の890億ドルをやや下回った。市況悪化により、米国債など保有資産に 530億ドルの含み損が発生した。FRBが含み損を認めたのは初めて。2012年は…

米量的緩和、英国の2倍の成長率押し上げ効果=英中銀論文

イングランド銀行(英中央銀行)は、量的緩和 (QE)に関する論文を公表した。それによると、量的緩和による成長率押し上げ効果は、 米国で英国の約2倍に達した。論文では、2009年3月から2013年5月の 両国の成長率とインフレデータを分析。その結果、米国の…