ECBの主要政策金利、依然引き下げ余地=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、
仏紙ルモンドが22日掲載したインタビューの中で、
主要政策金利は現行の0.25%よりも引き下げられる
余地があり、ユーロ高で低水準なインフレ率が
維持される可能性があると指摘した。

クーレ専務理事は「金融政策を緩和させる
必要性が生じた場合に多くのツールをわれわれは
備えている」とし、「主要政策金利には
依然引き下げ余地がある」と述べた。

ユーロの水準について問われ、「われわれが
知りたいのは、ユーロの現在の水準、あるいは
今後の動きで、インフレ率が2%未満でその近辺の
水準に回復するのが遅れるのかどうかだ」と指摘した。