第2四半期の独経済は成長鈍化へ、好調だった前期の反動=財務省

ドイツ財務省は22日、月報を発表し、
同国の国内総生産GDP)伸び率は
第2・四半期に鈍化するとの見通しを
明らかにした。

今冬の異例の暖かさで第1・四半期の
成長が押し上げられた反動が出ると説明した。

第1・四半期の経済は「非常に堅調」だったことが、
最近の統計で示されていると指摘。

天候の恩恵を受けた建設業が好調だったという。

同省は「第1・四半期の経済活動が天候要因で
活発だったため、第2・四半期の季節調整済みの
数値は、弱めに出るだろう」とみている。

「しかし、このテクニカル的な影響を成長ペース鈍化の
兆候と受け止めるべきではない」とし、経済指標の
上向きトレンドと将来に関する企業の楽観ムードは、
経済の拡大を示唆しているとの見方を示した。

最近の経済指標では、鉱工業受注及び生産が増加、
民間セクターも拡大が示されている。

投資家や企業の心理はウクライナ危機の影響で
悪化したとは言え、相対的にみると依然として
明るさを維持している。