英民間企業相、銀行や大企業に過大な幹部手当ての自粛要請

ケーブル英民間企業・技術革新・技能相は22日、
銀行や大企業に対し、過大な幹部手当てを
自粛しなければ一段の規制強化を招くと警告した。

春の年次株主総会シーズンを控え、バークレイズなど
FTSE100指数の企業に書簡を送った。

書簡は「過大で均衡を欠く幹部手当て」は
信頼を損なうとし「いまなら企業が世論と
和解するチャンスがある」と指摘した。

さらに、企業が責任ある対応をしなければ、
幹部手当てを一段と制限する法律の整備を
求める圧力は避けられなくなる、としている。

24日のバークレイズ総会では、アンソニー
ジェンキンス最高経営責任者(CEO)が、
減益にもかかわらず投資銀行部門のボーナスを
増やした問題で批判を受けるとみられている。

英国は昨年、幹部クラスの給与決定に対し、
支払い内容の詳細公表や、少なくとも
3年毎に報酬方針の是非を問う株主投票を
実施することなどを盛り込み、規則を強化した。