2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

金利差意識のドル買い継続か

今週の為替相場は、金利差を意識した ドル買いが継続する可能性が強いと 考えています。足元の米景気指標は、必ずしも米国の景気の 強さを示しているものとはなっていません。むしろ、足元では、米景気指標の弱さが どこにあるのか、確認する必要があると 考…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国、欧州とも足元の経済の動向が 気掛かりですが、何よりも大きな問題と 見られている、ギリシャ問題がそれなりの 結果が得られる展開が近付いてきました。ギリシャは、返済できるのか否か、 この動きが注目さ…

IMF専務理事のギリシャ関連発言、ドイツ紙が訂正

独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は29日、 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事がギリシャが ユーロ圏を離脱する可能性はあると発言したとの 前日の報道を訂正した。同紙は前日、29日付の同紙に掲載予定のインタビュー記事で、 ラガル…

G7、低金利の長期化リスクを協議=ワイトマン独連銀総裁

独連銀のワイトマン総裁は29日、ドレスデンで開かれていた 主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、低金利状況が 長期間にわたり継続した場合に金融安定へのリスクが どのように高まっていくか、特に保険部門への影響について 協議したことを明らかにし…

人民元のSDR通貨採用でG7基本合意、年内実現には否定的

主要7カ国(G7)は同日まで独ドレスデンで開催していた 財務相・中央銀行総裁会議で、人民元が国際通貨基金 (IMF)の特別引き出し権(SDR)通貨に採用されることが 望ましいが、まずは技術的な見直しを完了させる必要が あるとの見解で一致した。議長国ドイ…

ギリシャ期限切れで世界経済に「アクシデント」、米がG7に警告

主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、 ギリシャ問題に関心が集まった。米国は29日、ギリシャ支援協議が6月の期限までに 合意に至らなければ、世界経済に「アクシデント」が 起こる可能性を指摘した。ドイツは、局面打開の 兆候はないとの見方を示…

金融庁、金融機関に米利上げに備えたリスク管理強化促す=関係筋

金融庁が年内にも想定されている米利上げなどに備え、 金融機関に対してリスク管理の強化を促していることが わかった。超低金利環境が続く中、収益力強化への 取り組みについても、改めて早めの経営判断を 求めている。複数の関係筋が明らかにした。関係筋…

金融市場が不安定化する可能性、一因はドル高=カナダ財務相

カナダのオリバー財務相は28日、金融市場が 不安定化する可能性が高まっており、その一因は ドル高だとする見方を記者団に語った。独ドレスデンで開催している主要7カ国(G7) 財務相・中央銀行総裁会議の合間に述べた。同相はこれに加え、地政学的な緊張が…

足元の円安は荒い動き、注意深く監視=麻生財務相

麻生太郎財務相は28日、足元の円安進行について 「荒い動き」とし、為替相場を注視していく考えを示した。外国為替市場で急ピッチで進む円安をけん制した。独ドレスデンで開催の主要7カ国(G7)財務相・ 中央銀行総裁会議の合間に記者団に語った。麻生財務相…

ギリシャ支援協議、31日までの合意目指す=ギリシャ政府報道官

ギリシャ政府報道官は28日、債権団との支援協議について、 31日までの合意を目指す姿勢を示した。また合意は近いとして自信を示した。記者会見で述べた。報道官は「ブリュッセルにいるギリシャの交渉チームは、 向こう数日以内に交渉を妥結させる意向だ」と…

ギリシャ債務協議、一段の進展必要、未解決の問題残る=欧州委

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会の報道官は28日、 ギリシャ債務をめぐる協議は一段の進展が必要との認識を示した。報道官は定例記者会見で、27日夜に再開されたギリシャと 債権団の協議は数日続くとの見通しを示した。その上で「協議は一段の進展…

ECBはギリシャがユーロ圏にとどまることを前提=コンスタンシオ副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は28日、 ギリシャがユーロ圏から離脱しないことを前提にして ECBは業務を行っていると明らかにした。副総裁は記者団に対し、ギリシャの銀行は 依然として支払い可能な状態にあると述べた。また、ギリシャ政府が債…

為替はファンダメンタルズからかい離していない=黒田日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は28日、主要7カ国(G7)財務相・ 中央銀行総裁会議に出席するため訪れているドイツの ドレスデンでCNBCのインタビューに応じ、主要通貨の 為替レートが経済のファンダメンタルズから大きく かい離しているとは思わないと述べた。総裁は「現…

カナダ中銀、政策金利を0.75%に据え置き

カナダ中央銀行は27日、政策金利の 翌日物金利を0.75%に据え置いた。米経済が第1・四半期に弱含んだ影響は徐々に 薄れてきており、その後の米経済の底堅さは カナダの輸出や設備投資への追い風になる との見通しを示した。カナダ中銀は、カナダの国内総生産…

FIFA汚職、金融機関も調査 資金洗浄に関与の疑い=米当局

国際サッカー連盟(FIFA)の副会長を含む14人が 贈収賄に関与したとして米司法当局に起訴された問題で、 12以上の金融機関も起訴状で名指しされていることが 分かった。これらの金融機関が資金の流れをどの程度 関知していたのかが厳しく問われることになり…

中国の為替政策、恒常的に変化したとの判断は時期尚早=ルー米財務長官

米国のルー財務長官は27日、国際通貨基金(IMF)が前日、 中国人民元はもはや過小評価されていないとの見解を 示したことについて、中国の為替政策が恒常的に変化した と判断するのは早過ぎるとの考えを示した。同長官はロンドン・スクール・オブ・ エコノミ…

所得から支出へ循環しっかり、G7で日本経済説明=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は27日、独ドレスデンで開催の 主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、 日本経済における好循環メカニズムが続いていると 説明する考えを示した。記者団に対し述べた。ただ、必要なら躊躇せず政策を調整するとした。総裁は「企業…

市場のボラティリティと低金利、銀行にとってリスク=ノワイエ仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)の理事会メンバーである ノワイエ仏中銀総裁は26日、市場のボラティリティと 低金利に関連したリスクがあり、銀行セクターに 特段の注意を払う必要があるとの見解を示した。同総裁は、 トップを務めるフランスのプルーデンス規制・ 破綻…

ギリシャの姿勢、勇気づけられる=ドイツ政府高官

ドイツの政府高官は26日、ギリシャが 債務返済義務を履行する意向を示唆したことについて、 「勇気づけられる」と評価した。ギリシャは6月5日に国際通貨基金(IMF)に 3億ユーロを返済する必要がある。ギリシャ政府報道官は前日、来月5日に期限を迎える IMF…

ギリシャ財務相「来週までに合意」、融資返済に自信

ギリシャのバルファキス財務相は26日、 来月5日までに債権団と合意するため、 同日に期限を迎える国際通貨基金(IMF)の 融資を返済すると表明した。同氏は記者団に、来週の融資返済を行うかを問われ、 「もちろん(行う)。なぜなら、6月5日までに 合意する…

ギリシャ時間切れ近い、合意なくして追加支援なし=ESM責任者

欧州安定メカニズム(ESM)の責任者クラウス・ レグリング氏は26日、独ビルト紙に対し、 ギリシャが債権者と改革で合意するのに 残された時間は切れつつあり、合意なくして 対ギリシャ追加支援はないとの見方を示した。同氏は「時間はほとんど残されていない…

G7、財務相会議で為替相場の動きを協議=カナダ当局者

ドイツのドレスデンで27〜29日に開かれる 主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、 このところの外国為替相場の動きが議題として 取り上げられる。カナダ財務省当局者が25日、匿名を 条件に記者団に対し明らかにした。 同当局者は、過去数カ月間の外…

利上げ開始時期、過度の重要視は誤解招く=フィッシャー米FRB副議長

フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長は25日、 金利の正常化には数年を要するとして、利上げ開始時期を 過度に重要視することは誤解を招きかねないとの認識を示した。市場では9月利上げ開始予想が大勢となっているが、 利上げは時期ではなく、指標が左…

英保守党議員、外為不正操作で英中銀への再調査要求

英保守党のジェシー・ノーマン議員は25日に フィナンシャル・タイムズ(FT)紙(電子版)に 掲載された意見記事の中で、外為不正操作問題に おけるイングランド銀行(英中央銀行、BOE)の 役割について新たな報告書をまとめるよう求めた。同議員はBOEが委託…

ギリシャ予算案、黒字確保には不十分=IMF首席エコノミスト

国際通貨基金(IMF)の首席エコノミスト、 オリビエ・ブランシャール氏は、ギリシャの 2015年度予算案について、黒字を確保するには 不十分との見方を示した。25日掲載の仏経済紙レゼコーとの インタビューで述べた。同氏はその中で、ギリシャの今年の財政黒…

ギリシャに資金なく支払えない、ただそれだけ=外務次官

ギリシャ政府報道官は25日、来月5日に期限を 迎える国際通貨基金(IMF)への融資返済について、 ギリシャ政府には返済義務があるが、資金が 不足しており、債権団との可能な限り早期の 合意が必要だとの見解を改めて示した。サケラリディス報道官は会見で、…

ギリシャに債務返済の義務、早期の合意必要=報道官

ギリシャ政府報道官は25日、来月5日に期限を迎える 国際通貨基金(IMF)への融資返済について、 ギリシャ政府には返済義務があるが、資金が 不足しており、債権団との可能な限り早期の 合意が必要だとの見解を改めて示した。報道官は会見で、政府として全力…

生産は4〜6月横ばい圏内、自動車減産に転じる=5月の日銀月報

日銀は25日に公表した5月の金融経済月報で、 4〜6月の鉱工業生産について「いったん 横ばい圏内の動き」との見通しを示した。前月と同じ判断だが、自動車など輸送機械で 「軽自動車を中心に減産に転じる」との指摘を 追加しており、若干慎重な見方となってい…

銀行券ルールの停止、問題起きてない=黒田日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は25日午後の参院決算委員会で、 量的・質的金融緩和(QQE)の導入を機に適用を 停止した、いわゆる「銀行券ルール」について、 現段階で適用停止による問題は起きていない、 と語った。通貨の信認維持には、物価の 安定が重要との認識も示…

フランスとイタリアの新規借り入れ削減「正しい道」=独財務相

ドイツのショイブレ財務相は、フランスとイタリアが 純新規借り入れを減らしていることについて 「正しい道」だとして評価した。また、新規借り入れはユーロ圏全体でも 大幅に減少している、との認識を示した。ドイツは2014年に、1969年以降で 初めて均衡財…