ギリシャに債務返済の義務、早期の合意必要=報道官

ギリシャ政府報道官は25日、来月5日に期限を迎える
国際通貨基金IMF)への融資返済について、
ギリシャ政府には返済義務があるが、資金が
不足しており、債権団との可能な限り早期の
合意が必要だとの見解を改めて示した。

報道官は会見で、政府として全力を尽くすが、
支援の再開が必要だと主張。

ギリシャが抱えている流動性の問題を踏まえれば、
ユーロ圏とのできる限り早期の合意が絶対に必要だ」
と述べた。

報道官は近い時期の合意が可能だと発言、
来月初旬までに合意が成立する可能性が
あるとの認識を示した。

ただ、欧州連合EU)・IMFとの交渉では、
付加価値税増税、年金・労働改革、基礎的財政収支
黒字目標引き下げについてまだ合意が成立していない
ことを認めた。