2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中国、海外での現金引き出し制限へ、上限年間10万元=関係筋

中国は銀行・クレジットカード「銀聯カード」による 海外での現金の引き出しを年間10万元(1万5719ドル)に 制限する。中国銀聯(ユニオンペイ)関係筋が ロイターに明らかにした。マネーロンダリング(資金洗浄)や 資本流出を抑制する狙いがある。同筋によ…

通貨安が輸出を後押し=IMF試算、日本は例外

国際通貨基金(IMF)は28日、一国の通貨が インフレ調整後に10%下落した場合、純輸出は 概ね1年以内に対経済生産比で平均1.5%増加する との試算を発表した。各国地域の輸出への影響としては、米国が打撃を受けるが、 ユーロ圏やブラジルには追い風になると…

欧州車、試験と路上走行でCO2排出量に40%の差=環境団体

欧州の環境団体トランスポート&エンバイロメント (T&E)は28日、欧州メーカーの新車について、 路上走行で排出する二酸化炭素(CO2)が試験場の データを平均で約40%上回っているとの調査結果を 明らかにした。業界では、独フォルクスワーゲン(VW)の排…

量的緩和拡大に言及するのは時期尚早=ラウテンシュレーガーECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は28日、 ユーロ圏経済が緩やかに回復するとの予測に変更はないと発言、 量的緩和の拡大について協議するのは時期尚早だとの認識を示した。ミラノで開催されたイベントで述べた。同専務理事は「私の意見で…

欧州委、「ユーロ圏財務相」ポスト新設する必要=モスコビシ委員

欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務担当)は28日、 ユーロ加盟国は欧州委員会内に「ユーロ圏財務相」のポストを 新設する必要があるとの考えを示した。同委員はシンクタンクのブリューゲルで行った講演で、 「ユーログループ内での欧州委の役割は大いに…

GDP600兆円は物価2%前提、金融政策の重要性不変=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は28日、大阪市内で会見し、 安倍晋三政権が打ち出した「新3本の矢」は、2%の 物価上昇を前提に600兆円の国内総生産(GDP) 達成を掲げているとの見解を表明した。その上で「強い経済」を目指す新1本目の矢の中に、 日銀の金融政策が入っ…

米議会は政府機関閉鎖を回避へ、辞任まで尽力=ベイナー下院議長

辞任を表明した米共和党のベイナー下院議長は27日、 CBSのテレビ番組に出演し、今週の連邦政府機関閉鎖を 議会は回避するとし、10月末の辞任までにできるだけ 法案成立に向け尽力する意向を示した。議長は、上院の暫定予算案を下院が 今週可決するとの見通し…

IMF専務理事、世界の成長見通し引き下げの可能性示唆=仏紙

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、 新興国経済の成長鈍化を理由に、IMFが世界経済の 成長率見通しを下方修正する可能性があると 明らかにした。専務理事は仏紙レゼコーのインタビューで 「世界経済は回復段階にあるが、そのペースは 減速している。…

イエレン米FRB議長の体調回復、金融市場には不安も

24日の米マサチューセッツ大学での講演中に 体調不良になったイエレン米連邦準備理事会 (FRB)議長は、その後回復し、翌25日には ワシントンに戻った。ただ、米利上げ再開時期が注目されるなか、議長の 健康状態は金融市場にとり不安材料として残る。FRBは…

米利上げ、株価睨みの動きに

今週の為替相場は、引き続き米利上げや株価の動きを 睨んだ動きが継続することになりそうです。9月の米利上げが見送られると、 ドルは小甘い動きを見せました。特に、世界の株価が軟調な動きを見せていたことも、 米国が利上げに動けなかった大きな要因とな…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。各国とも経済指標の中身が 気になるところです。日本では10月1日に 日銀短観が発表されます。国際経済の軟調な動きを睨んで、 足元、先行きともに、やや低下することが 見込まれています。また米国では雇用統計…

英中銀、投資用不動産ローンと市場の流動性を注視=四半期報告

イングランド銀行(英中央銀行)の金融行政委員会(FPC)は25日、 最新の四半期報告で、賃貸を目的とした投資用不動産ローンの動向と 金融市場の流動性を注視していることを明らかにした。ただ、現時点で規制を変更する 必要はないとの見解を示した。FPCは、…

首相と会談、金融政策で要請「ない」、物価基調はしっかり=日銀総裁

安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁は25日、 首相官邸で会談し、内外経済情勢について 意見交換を行った。黒田総裁は会談終了後、記者団に対し、 首相から特に要請はなかった、と語った。また、消費者物価(除く生鮮食品、コアCPI)の 上昇率がマイナスとなる中…

イエレン議長が講演終盤に脱水状態、その後は回復=米FRB

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が24日の 講演中に体調不良となり医師の診察を受けたことについて、 FRBの報道官は、講演終盤に脱水状態になったと説明した。会場で医師の診察を受けた後、体調は回復したという。議長が講演したマサチューセッツ州立…

米FRB、年内の利上げを依然想定=イエレン議長

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は24日、 アマースト(米マサチューセッツ州)の大学で講演し、 インフレが引き続き安定的に推移し、米経済が 雇用拡大に向け力強い状態であれば、FRBは 年内に利上げを開始するとの見方を示した。また、議長を含めFRB当…

各国中銀、緩和解除で困難直面の恐れ=プラートECB専務理事

プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事は24日、 各国経済は超低金利状態に慣れた状態になっているため、 世界各国の中央銀行は緩和的な金融政策を引き揚げる際に 困難に直面する可能性があるとの見方を示した。同専務理事は、経済は「ゼロ金利」状態に 慣れ過…

ノルウェー中銀が予想外の利下げ、景気低迷で追加利下げ示唆

ノルウェー中央銀行は24日、政策金利を 0.25%ポイント引き下げ、過去最低の 0.75%とした。景気低迷と原油安が背景。利下げは過去4カ月間で2度目。中銀は経済見通しの悪化を 理由に緩和バイアスを強めた。オルセン総裁は声明で「ノルウェー経済の見通しは …

中国経済の減速、独輸出業者の業況感に影響してない=IFO

独IFO経済研究所のエコノミスト、クラウス・ ボールラーベ氏は24日、中国経済の減速は 現時点でドイツ輸出業者のセンチメントを 圧迫していないとの認識を示した。「われわれは、輸出業界の先行き期待が若干落ち込んだ と予想していたが、実際には若干改善し…

VW、欧州でも排ガス不正操作、ドイツ運輸相が明かす

ドイツのドブリント運輸相は24日、同国の 自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による ディーゼル車の排ガス不正操作問題について、 不正行為は米国だけでなく欧州でも行われたと 明らかにした。同相は記者団に対して「欧州でも1.6リットルと 2.0リットルのデ…

台湾中銀、2009年以来初の利下げ

台湾の中央銀行は24日、政策金利を 1.875%から1.750%に引き下げた。世界経済の成長鈍化を理由に挙げた。台湾中銀が利下げするのは 2009年以来初めて。台湾中銀の彭准南・総裁は記者会見で、 現在の金融政策は「緩和的」との認識を示した。今回の利下げによ…

ロンドン首位奪還、国際金融センターランキング

英金融コンサルティング会社Z/Yenが23日に 発表したグローバル金融センターのランキングで、 ロンドンが首位を取り戻した。5月の英総選挙で保守党が圧勝し、 政権基盤が安定したことが奏功した。調査は金融サービスの専門家2000人を対象とし、 世界84都市の…

ギリシャ銀行の資本不足、100億〜250億ユーロの上限に迫る可能性

ギリシャ経済紙カシメリニは23日、ギリシャの銀行の 資本不足額について、第3次支援に盛り込まれた レンジ100億〜250億ユーロ(約110億〜280億ドル)の 上限に接近する可能性がある、と報じた。欧州中央銀行(ECB)は現在、ギリシャ4大銀行である ナショナル…

フォルクスワーゲンCEO辞任、米排ガス規制逃れで引責

独フォルクスワーゲン(VW)のウィンターコーン 最高経営責任者(CEO)は、米排ガス規制逃れが 発覚したことを受けて、辞任すると発表した。ウィンターコーン氏は「VWには心機一転で 再出発が必要」とし、自ら退くと述べた。8年に及ぶウィンターコーン氏の指…

原油安の影響無視必要、ECB政策決定で=ワイトマン独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は、 ECBの政策決定に当たり、原油安の影響は無視する必要がある との認識を示した。「金融政策は、エネルギー価格を起因とするインフレ変動を 静観すべきだと依然確信している。なぜならそれは一時…

ECB、追加緩和の検討は時期尚早=ドラギ総裁

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は23日、 欧州議会の経済金融委員会で行った証言で、 ECBが現在実施している資産買い入れ策の 拡大の是非を検証するには一段の時間が 必要との考えを示した。一部では、ECBが金融緩和を拡大する構え との観測が出ていたが、ド…

世界経済成長への下振れリスク高まった=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、 中国経済の減速を含め、世界経済の成長に対する 下振れリスクは増大しているとの認識を示した。専務理事はブルッキングス研究所での講演で 「下振れリスクは以前より高まった」とし、 リスクには低水準の商品(コ…

独VW排ガス不正、世界で調査拡大の動き=CEO解任報道も浮上

独フォルクスワーゲン(VW)の米排ガス規制逃れの 影響が拡大している。米国に続き欧州やアジアでも 調査の動きが広がっているほか、ウィンターコーン 最高経営責任者(CEO)を解任するとの報道も伝わり、 創業78年のVWの歴史上、最大のスキャンダルに発展し…

今年の中国成長率予想、6.8%に引き下げ=アジア開銀

アジア開発銀行(ADB)は22日、アジア太平洋45カ国・地域 (先進国を除く)の成長は中国の景気減速の影響で当初予想よりも 鈍化するとの見方を示した。また、外的ショックに備えるため 金融システムの強化を呼びかけた。2015年アジア経済見通しの改訂版で、…

英中銀、次回金利変更はなお利上げの公算=カンリフ副総裁

イングランド銀行(英中銀)のカンリフ副総裁は、 英経済に物価圧力の高まりは見受けられないが、 次回の金利変更はそれでも引き上げの公算が 大きいとの認識を示した。英ニューキャッスル地方のザ・ジャーナル紙との インタビューで述べた。英経済成長は「…

独立ならユーロ圏離脱、スペイン中銀総裁がカタルーニャ州けん制

スペイン銀行(中央銀行)のリンデ総裁は、独立への 機運が高まっているカタルーニャ自治州について、 独立した場合にはユーロ圏から自動的に離脱する とともに、州内の銀行は欧州中央銀行(ECB)からの 支援が受けられなくなるとの認識を示した。同州では27…