IMF専務理事、世界の成長見通し引き下げの可能性示唆=仏紙

国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事は、
新興国経済の成長鈍化を理由に、IMFが世界経済の
成長率見通しを下方修正する可能性があると
明らかにした。

専務理事は仏紙レゼコーのインタビューで
「世界経済は回復段階にあるが、そのペースは
減速している。新興国と先進国の間でシフトが
起きている。少し前まで世界経済の回復を
けん引してきた新興国経済は減速。先進国経済は
勢いが加速している」と指摘。

「これにより、われわれは成長見通しを
下方修正することになる」と述べた。

その上で、今年の世界経済の成長率見通しである
3.3%も、来年の3.8%も「現実的ではない」と指摘。

ただ、新たな見通しも3%を上回る
水準になるとの見方を示した。

IMFは最新の経済見通しを10月に発表する。