2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

一部の欧州諸国、国内銀行に国債購入を促す=WSJ紙

米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は、 関係筋の話として、イタリアやポルトガルなど 一部の欧州諸国が国内銀行に対して 国債購入を促していると伝えた。WSJによると、欧州の銀行は新たな自己資本規制に対応する 必要性などを背景に、保有する…

S&P、フランス格付け見通し変更めぐる報道にコメント拒否

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は29日、 フランスの格付け見通し変更に関する報道について、 コメントを拒否した。仏ラ・トリビューヌ紙(電子版)は、複数の関係者情報として、 S&Pが10日以内にフランスの最上級格付けの見通しを 「ネガティブ」に…

イタリアはただちに110億ユーロ相当の措置導入を=欧州委員

欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)は、 イタリアが信頼を取り戻し、中期的な成長見通しを 改善したいと考えるなら2013年に財政を 均衡させなければならず、ただちに110億ユーロ相当の 財政措置を導入する必要がある、との考えを示した。イタリア…

欧州から支援要請受けてない、米国債への投資再開=UAE中銀総裁

アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行の スルタン・ナセル・アル・スウェイディ総裁は29日、 UAEは欧州の債務危機解決のため欧州の指導者や 欧州中央銀行(ECB)から支援を求められていることはない、と述べた。同総裁は、UAEへのアプローチはあるかとの質問に …

日本国債の信認維持、財政改善への意志などが重要=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は29日午後の参院財政金融委員会で、 日本国債の信認維持には政府の財政バランス改善に向けた意志と、 物価安定の下での経済成長をめざした日銀の金融政策運営が 重要との認識を示した。 川崎稔委員(民主)の質問に答えた。白川総裁は、…

日銀とはデフレ・円高の問題共有し一緒に対応していきたい=野田首相

野田佳彦首相は29日午後の参院財政金融委員会で、 政府と日銀の連携について「デフレの問題、円高の問題について、 問題意識を共有し、一緒に対応していきたい」と述べた。 川崎稔委員(民主)の質問に答えた。

欧州の銀行の劣後債を格下げ方向で見直し=ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは29日、 欧州連合(EU)加盟15カ国の87銀行が発行した 劣後債を格下げ方向で見直すと発表した。政府の財政が悪化し、劣後債保有者の 救済が難しくなるとの懸念が背景。見直しは、スペイン、イタリア、 …

S&P、仏の格付け見通しを「ネガティブ」に変更の可能性=報道

仏ラ・トリビューヌ紙(電子版)は、複数の関係者情報として、 スタンダード&プアーズ(S&P)が10日以内にフランスの 最上級格付けの見通しを「ネガティブ」に変更する可能性があると報じた。同紙によると、S&Pは当初、 25日に発表を予定していたが延期した…

アジア新興国・地域通貨建て債券市場、先行き予断許さず=ADB

アジア開発銀行(ADB)は29日公表したリポートの中で、 アジアの新興国・地域通貨建て債券市場は底堅いが、 ユーロ圏危機の深刻化や世界景気の回復が不透明なことから、 先行きは予断を許さないとする見解を示した。ADBは、アジア地域の先行きが 「明らかに…

長めの金利に働きかけ、為替に影響出る政策行っている=日銀総裁

白川方明日銀総裁は29日午前の参議院財政金融委員会に出席し、 日銀は短期金利がゼロに近い水準にあるため長めの金利や リスクプレミアムに働きかけ為替にも影響の出る政策を 行っていると述べた。白川総裁は「極めて緩和的な金融状況が 実体経済に十分波及…

為替の適正な水準を確保するよう努力したい=安住財務相

安住淳財務相は29日午前の参議院財政金融委員会で、 金利や為替全体をどうするかということを総合的に勘案しながら、 もう少し為替の適正な水準を確保するように努力したいと語った。西田昌司委員(自民)の質問に答えた。その上で、デフレからの脱却につい…

イタリア・スペインから支援要請は受けていない=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は28日、 IMFはイタリアからもスペインからも支援の要請は 受けていないと述べた。中南米諸国を歴訪中の同専務理事は「現時点で、 イタリアからもスペインからも支援の要請は受けておらず、 協議も行っていない」と言…

今後12カ月に米格下げにつながる事態は予想せず=フィッチ

米格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した フィッチ・レーティングスのアナリスト、デビッド・ライリー氏が 28日、ロイターのインタビューに応じた。欧州債務危機の深刻化など、同社を米国格下げに 踏み切らせるような「深刻な負のショック」…

フィッチ、米国の格付け見通しを「ネガティブ」に変更

格付け会社フィッチ・レーティングスは28日、 米国の格付け「AAA」の見通しを「安定的」から 「ネガティブ」に変更した。前週、議会の超党派委員会が財政赤字削減策で 合意できなかったことを受けた措置。財政赤字削減で2013年までに「信頼できる計画」が 打…

米・EU首脳会議、米国による金融支援の可能性協議せず

米国のケナード欧州連合(EU)大使は28日、 この日のEU・米首脳会議では、欧州債務危機解決を 支援するために米国が欧州に対し金融支援を行う 可能性に関する協議は行われなかったと述べた。首脳会議後に記者会見した同大使は、「米国による 国際通貨基金(I…

米国とEU、雇用促進に向けた経済協力強化で一致

米国と欧州連合(EU)は28日、雇用促進や成長支援に向け、 経済関係を一層強化していくとの見解で一致した。オバマ米大統領とバローゾ欧州委員長の 会談後に共同声明が発表された。声明は、新たな雇用機会の創出や成長押し上げのために 「欧米の経済協力にお…

英経済、インフレやデフレよりも停滞を懸念=ポーゼン中銀政策委員

イングランド銀行(英中央銀行)のポーゼン金融政策委員は28日、 インフレやデフレよりも経済の停滞をより懸念としていると述べ、 中銀当局者は、1930年代の大恐慌下で犯した政策の誤りを 繰り返すべきでないと指摘した。ポーゼン委員は、向こう3〜5年間で懸…

英経済、ユーロ圏危機で半年は停滞する見通し=キング中銀総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は28日、 ユーロ圏債務危機により英経済は向こう6カ月は 停滞するとの見方を示し、特に英国の銀行に対し 危機が及ぼす影響について懸念していると述べた。同総裁は英議会委員会で証言を行い、欧州の一部では 信用…

ユーロ圏崩壊に備えた為替取引システムを準備=ICAP

世界最大の金融仲介取引業者の英ICAPは28日、 一部の国がユーロ圏から離脱して旧通貨を再び採用した 事態を想定し、新たな通貨に対応できる 為替取引システムの準備を進めていることを明らかにした。広報担当者によると、世界最大の為替取引プラットフォーム…

欧州の銀行、自己資本充実に向け貸出債権圧縮や事業売却を加速

欧州の銀行が、自己資本充実化に向けた 取り組みを加速させている。28日には、バンク・オブ・アイルランドが貸出債権の売却、 仏クレディ・アグリコルは海外事業の閉鎖を発表した。欧州の銀行は、新自己資本規制に対応するために 3兆ユーロに上る貸出債権を…

EU諸国のソブリン格付けに対する圧力が増大=ムーディーズ

米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは28日、 リポートを発表し、ユーロ圏のソブリン及び銀行危機の急速な深刻化が、 欧州連合(EU)諸国のすべての信用格付けにとって 脅威になっているとの見解を示した。リポートは「ムーディーズの中心…

独仏によるユーロ圏新財政協定構想を好まず=フィンランド首相

フィンランドのカタイネン首相は28日、独仏が計画している ユーロ圏の新財政協定構想を好まないとし、 他の加盟国政府からの支援も得られないとの見解を示した。首相は記者団に対し「このようなシステムが良いとは思わない。 また、幅広い支持が得られるとは…

オーストリア、来月6日実施予定の国債入札を中止

オーストリア政府は28日、財政状況が良好に推移しているため、 必要に応じて来月6日に実施するとしていた国債入札を行わないと発表した。オーストリア財務局はウェブサイトに掲載した声明で、 「財政状態が予想より良好に推移したこと、 また2011年の資金調…

12月2日に英仏首脳会談、ユーロ圏問題を協議へ

キャメロン英首相とサルコジ仏大統領は、12月2日に 英仏首脳会談を開き、ユーロ圏問題について話し合う。 英国側が28日、明らかにした。今回の会談は2者協議にとどまり、閣僚なども交えた 大掛かりな首脳会談は来年に持ち越されるとした。キャメロン首相の報…

ユーロ圏トリプルA国のみで共同債発行との報道、独政府は否定

独ウェルト紙は28日、ドイツ政府がトリプルAの格付けを 得ているユーロ圏諸国5カ国と共同債を発行する可能性について 検討している、と伝えた。同紙が「欧州連合(EU)の高レベル外交筋」の話として 伝えたもので、ドイツがフランス、フィンランド、オランダ…

OECD、ユーロ圏の崩壊「排除できない」と警告

経済協力開発機構(OECD)は28日に公表した 最新の経済見通し(エコノミック・アウトルック)のなかで、 ユーロ圏債務危機は世界経済に対する最大の脅威に発展し、 ユーロ圏の崩壊は今や排除できなくなっているとの警告を発した。その上でユーロ圏は緩やかな…

中国、2015年には消費する原油の65%を輸入へ

中国国家発展改革委員会傘下にあるシンクタンクの 研究員LuoPING氏は、中国が2015年時点で、 3億7000万トン(日量740万バレル)の原油を 輸入している可能性があるとの予想を示した。これは、この時点で予想される中国の 消費量5億7000万トンの65%に相当す…

中国、豪ドルとカナダドルの国内取引スタート

中国本土市場で28日、豪ドルとカナダドルの 対人民元取引が始まった。 元の国際化促進に向けた措置。カナダドルは中国人民銀行(中央銀行)が基準値を 1カナダドル=6.1048元に設定。 6.1266元で取引が始まった。豪ドルは、基準値が1豪ドル=6.2491元、 取引…

イタリアは市場の信頼回復が可能、ユーロ圏解体は問題外=仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるノワイエ仏中銀総裁は28日、 イタリアの債務は高水準だが、財政規律を示せば、市場の信頼を 回復できるとの認識を示した。国際通貨基金(IMF)とイタリアが支援の可能性を 協議しているとの報道については、コメント…

日本経済は当面輸出中心に厳しい=白川日銀総裁

白川方明日銀総裁は28日、名古屋市内で講演し、 日本経済にとって最大のリスク要因に欧州の 「ソブリン債務危機」と述べ、日本経済は当面、 輸出を中心に厳しい局面が予想されると指摘した。減速した後には緩やかな回復経路に復していくことが 日銀の中心的…