独仏によるユーロ圏新財政協定構想を好まず=フィンランド首相

フィンランドのカタイネン首相は28日、独仏が計画している
ユーロ圏の新財政協定構想を好まないとし、
他の加盟国政府からの支援も得られないとの見解を示した。

首相は記者団に対し「このようなシステムが良いとは思わない。
また、幅広い支持が得られるとは確信していない。この提案の
デメリットは、欧州連合EU)を通さないことから、
欧州委の役割が極めて小さくなることだ」と述べた。

関係筋によると、フランスとドイツは、ユーロ圏の
財政統合強化に向けた取り組みを加速させるため、
一部EU加盟国で先行して財政統合をすすめる案や
早期発効可能な新財政協定など、新たな方策を検討している。