2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

債務の減免、断念していない=ギリシャ財務副大臣

ギリシャのマルダス財務副大臣は30日、政府は 債務を返済可能な状態にするための再交渉を 断念していないと表明した。現地紙Naftemporikiのインタビューで 明らかにした。マルダス副大臣は「解決策は明白だ。債務元本の減免 (ヘアカット)か返済期日の延長…

ギリシャ改革案、今週ユーログループの準備会合開催も=欧州委

欧州委員会は30日、ギリシャ政府による改革案が 新規融資に必要な基準を満たしているかどうかを 話し合うため、ユーロ圏の財務次官が今週会合を 開催する可能性があると述べた。ユーロ圏の財務次官は、財務相会合と決定内容を 準備するワーキンググループの…

中国の金融政策、「新常態」期間は異例=人民銀高官

中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露金融政策委員は、 「新常態(ニューノーマル)」期間の金融政策について、 流動性が潤沢なことを意味する異例と説明した。ただ、第1・四半期に7%の成長目標達成で圧力を 受ける中、政府も金融分野の緩和を継続する必要が …

中国、一段と市場志向の為替レート移行が重要=米財務長官

中国を訪問しているルー米財務長官は30日、 中国が一段と市場志向の為替レートに 移行することが重要との認識を示した。また、ルー財務長官は中国の汪洋副首相との 会談の中で、中国の内需主導型経済に移行する 努力を支持すると表明。中国が金融改革を深化…

ECBと英中銀、ユーロ建て証券の決済めぐる対立に終止符

欧州中央銀行(ECB)と英イングランド銀行 (中央銀行、BOE)は29日、ユーロ建て証券の 決済を行う英国の中央清算機関(クリアリング ハウス)に対する財政支援策を強化することで 合意に達した。長年続いた両者間の 法廷闘争に終止符が打たれる。ECBは合意…

米FRB議長、年内の利上げ開始示唆=金利正常化は段階的と強調

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は27日、 FRBとして金融緩和の解除開始を真剣に検討しており、 年内の利上げが正当化され得ると表明、インフレや 賃金動向が健全なペースに復帰せずとも年内に 利上げを開始する意向を示唆した。同時にコアインフレや賃…

資産クラスに基づく国際規則の導入必要=英中銀エコノミスト

イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、 アンディ・ホールデン氏は、世界の規制当局は国ごとに 規則を定めるのではなく、特定の市場に対応した共通の 規則導入に向け取り組みを強化する必要があるとの見解を 示した。27日のオランダでの講演…

ポンド相場で「策を弄しない」=ブロードベント英中銀副総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のブロードベント副総裁は27日、 ポンド高を意識しているが、為替レートについて 「策を弄することはない」と述べた。講演で聴衆の質問に答えた。副総裁は、欧州中央銀行(ECB)など他の中銀が 通貨切り下げ競争に関与してい…

英中銀、次の政策変更は利上げの公算大=カーニー総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は27日、 エネルギー価格の低下により英国のインフレ率は極めて 低い水準にとどまっているものの、次の政策変更は 利上げになる可能性が高いとの見解を明らかにした。総裁は独連銀主催の討論会で「金利に関する…

ギリシャが改革案提出、支援獲得目指す

ギリシャは27日、支援の見返りに 実施する一連の改革案を債権団に提出した。当局者によると、改革案には2015年の歳入を 30億ユーロ増加させる措置が盛り込まれているほか、 同年の財政が若干の黒字になるとの見通しも 示されている。ユーロ圏当局者によると…

ギリシャ改革リスト、詳細承知せず=ドイツ報道官

ドイツ財務省のコーテ報道官は27日、 ギリシャが30日に提出を予定する 改革リストの詳細を承知していない と説明した。記者会見で明らかにした。ユーロ圏財務相は改革案の提出後に協議する予定だが、 現時点で提示されていないとの認識を示した。

今週も一進一退か

今週の為替相場は、一進一退か。今週は日本の日銀短観、米国の 雇用統計と大きな材料が出ます。日銀短観は、先行き見通しが 改善する可能性が強まっています。日本経済に対する不透明感は強いのですが、 企業の業況感は改善すると見ています。これで円を買う…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国、欧州は足元の景気指標に 関心が集まっています。この数字次第で、為替市場に 影響が出ています。一方、日本では日銀短観が 発表されます。先行きの業況判断DIが 上昇することが予想されています。業況判断…

米大手銀、ウォール街批判に反発し上院民主党への寄付停止を協議

米大手銀行は、ウォール街批判の急先鋒である エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党、 マサチューセッツ州選出)が大手行の解体を 求めていることに不満を募らせており、一部では 抗議の意を示すために上院民主党への寄付を 停止することが協議されている…

フランス、2016年より前に1.5%上回る成長率達成へ=バルス首相

フランスのバルス首相は27日、同国は2016年より前に 1.5%を上回る経済成長率を達成するとの見通しを示した。首相はテレビ局iTELEとのインタビューで、 「国際機関はすべて、われわれが2016年に 1.5%程度の成長率を達成し、失業率が低下する との見方を示し…

大手行の海外リスク、地域金融機関の収益力点検=2015年度日銀考査

日銀は、2015年度の考査において、大手銀行を中心に 海外向け融資などが活発化するなか、邦銀の海外関連 業務のリスク管理体制を点検する。地域金融機関については、利ザヤ縮小などで基礎的収益力が 低下するなか、地域の人口減少による営業基盤の縮小なども…

日本のAIIB参加、財務相・経再相「ガバナンス確保が必須」

麻生太郎財務相は27日の閣議後会見で、中国が主導する アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加期限である 3月末が迫る中、いつまでに参加を決めるのかという 「日にちの問題ではない」と述べ、ガバナンス確保などの 課題をクリアする必要性を改めて強調した…

ギリシャ、ユーロ圏へ銀行救済基金12億ユーロの返金を法的要請

ギリシャは26日、欧州金融安定ファシリティー (EFSF)に返金を要求していた同国の銀行救済基金の 12億ユーロについて、改めて法的な返金要求を 行ったことを明らかにした。ギリシャは銀行救済基金の現金準備について、 EFSFに対し過払い分を返金するよう要…

スイス中銀、必要なら介入の用意、フランなお過大評価=理事

スイス国立銀行(中央銀行)のフリッツ・ツアブリュック理事は26日、 スイスフランはなお過大評価された水準にあり、中銀は必要なら 為替介入を行う用意があると述べた。ツアブリュック理事は講演で「スイス中銀は金融政策を 策定する上で、為替相場の動向を…

2015年の独成長率予想を1.8%に引き上げ、原油安受け賢人委

ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会)は26日、 2015年の経済成長率予想を当初の1.0%から1.8%に 引き上げた。原油価格とユーロ相場の下落が背景。同委員会は声明で「原油価格は2014年10月以降大幅に 下落しており、家計の実質所得は増加し、消費支出…

ヒポ・アルペ銀問題、ECBが域内行への影響調査=関係筋

オーストリア当局が存続不能となったヒポ・アルペ・ アドリア銀行の不良資産受け皿機関(バッド・バンク) による債務返済を停止したことを受けて、欧州中央銀行 (ECB)が域内銀行の同国へのエクスポージャーに ついて調査していることが明らかになった。金…

ギリシャ国債、ECBの買い入れ対象にならず=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は26日、 ECBは現在実施している国債買い入れ型の 量的緩和策(QE)を通してギリシャ国債を 買い入れることはできないと改めて強調した。ドラギ総裁はイタリア議会委員会に出席し、 ECBは国際支援プログラムの見直しが 完了…

物価目標、厳格に考える必要ない=原田日銀委員

26日に就任した日銀の原田泰審議委員(元早大教授)は同日夕、 日銀本店で会見し、2年で2%の物価目標達成を厳格に考える 必要はないと述べるとともに、今すぐ追加金融緩和が必要な 状況ではないとの認識を示した。一方、「物価が上がらず人々のデフレマイン…

円安進行下での輸出低迷、競争力低下や海外生産などが影響=日銀

日銀は26日、円安進行にもかかわらず、 これまで日本の輸出が伸び悩んだ背景として、 情報関連分野の競争力低下や世界的な 設備投資需要の弱さ、海外生産の加速など 構造要因も影響を与えたとの分析リポートを 公表した。2008年のリーマン・ショック以降、 …

ユーロ圏、デフレスパイラルの兆候ない=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ワイトマン独連銀総裁は25日、ユーロ圏が デフレスパイラルに陥る兆候は出ていない との見方を示した。同総裁はミュンヘンで行う講演の原稿で、 「インフレ率は若干マイナス圏に落ちているものの、 物価と賃金の下落に…

ギリシャ銀向け流動性支援、ECBが拡大=銀行筋

欧州中央銀行(ECB)はギリシャの銀行への 緊急流動性支援(ELA)の上限を従来の 698億ユーロから710億ユーロ強に引き上げた。銀行筋が25日、ロイターに明らかにした。同筋によると、ELA上限は「710億ユーロを やや上回る水準」に引き上げられた。

ユーロ圏経済短期的に良好、ギリシャ問題は自制を=プラートECB理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は25日、 ユーロ圏経済の短期的な成長について楽観的な見方を 示した。ギリシャ問題に関しては政治家と 金融当局者の双方に自制を求めた。折りしもユーロ安やエネルギー安が成長の 支えとなるなか、絶妙のタイミングで…

アジア投資銀との協調、環境・社会への配慮が条件=中尾ADB総裁

アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁(元財務官)は 25日午後都内で講演し、中国主導のアジア投資銀行 (AIIB)とは補完的関係にあり敵対はありえないとしつつ、 実際にAIIBと協力する場合には、「環境や社会への 配慮が条件」と強調した。日米主導のADBに…

米株高は企業の競争力要因、妥当性ある=シーツ財務次官

米財務省のシーツ次官(国際問題担当)は24日、 同国の株式相場の上昇は企業の競争力や革新性が 向上しているためで妥当性があるとの見方を示した。シーツ次官は、国内で開催された海外投資に 関する会議で「株式市場におけるミクロ 経済活動は非常に魅力的…

ギリシャ、30日までに改革案提出へ=政府報道官

ギリシャは24日、包括的な改革案を30日までに ユーロ圏に提出する方針を明らかにした。政府報道官はメガテレビに対し 「遅くても30日には提出する」と述べた。その上で、改革案には構造改革が盛り込まれ、 景気を圧迫するような内容は含まれないと説明した。…