資産クラスに基づく国際規則の導入必要=英中銀エコノミスト

イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト
アンディ・ホールデン氏は、世界の規制当局は国ごとに
規則を定めるのではなく、特定の市場に対応した共通の
規則導入に向け取り組みを強化する必要があるとの見解を
示した。

27日のオランダでの講演準備原稿で、
「マクロプルデンシャル規制で協調する余地が
広がっている可能性がある」と指摘した。

マクロプルデンシャル規制は、住宅市場向け信用
といった特定のセクターを抑制するために導入される
資本規制など一時的な措置のこと。

ホールデン氏は「(協調の)1つの方法としては、
国別ではなく資産クラスに基づいた
マクロプルデンシャル規制を導入することが
挙げられる」と提案した。

同氏は、国際資産市場に基づいた規制の
策定プロセスはすでにある程度進んでいるものの、
より多くの資産市場における変動に対応できるよう、
取り組みを広げることが可能と指摘している。