2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の労働市場「憂慮すべき」状況、回復の兆しみられず=ILO

国際労働機関(ILO)は29日、世界の労働市場について、 緊縮財政や厳しい労働改革で雇用が創出されておらず、 「憂慮すべき」事態につながっているとの報告書を公表した。労働市場に回復の兆しは出ておらず、先進国、 特に欧州では、失業率が2008年の危機前…

英中銀総裁候補にゴールドマンのジム・オニール氏=報道

29日付の英サンデー・タイムズ紙は、「BRICs」 (ブラジル、ロシア、インド、中国)の名付け親として 知られる米金融大手ゴールドマン・サックスの ジム・オニール氏が、イングランド銀行(英中央銀行)の 次期総裁候補として打診を受けたと報じた。情報源は…

次は米国の追加緩和を見極める展開に

今週の為替相場は、日銀が予想された 追加緩和を実施したことで、次は米国の 追加緩和の動きを見極める展開となると見ています。日銀は、政府や市場からの追加緩和の声に 押される形で、追加緩和を行いました。市場は、事前に追加緩和を予想し、 日銀の金融…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。月末月初となることで、 各国とも重要指標の発表があります。欧州では、景気の低迷が指摘されており、 それを裏付ける材料が出てくるか否か、注目されます。一方、米国では、雇用統計の発表があります。失業率は…

米金融システム、いかなる欧州の緊張にも耐え得る=財務長官

ガイトナー米財務長官は27日、欧州が危機対応を誤れば 米経済の成長は減速しかねないが、米金融システムは そうしたいかなる圧力にも耐え得るとの考えを示した。米ナショナル・パブリック・ラジオの番組「マーケットプレース」 とのインタビューで語った。同…

英中銀の成長見通し、楽観的過ぎた可能性=ウィール金融政策委員

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のウィール委員は、 同中銀の国内経済成長見通しは楽観的過ぎた可能性があるとの見解を示した。ニューキャッスル・ジャーナルとのインタビューで同委員は、 欧州の景気下振れで状況が悪化したとし、「われわれ…

スペイン、さらなる格下げの恐れ=S&P幹部

S&Pの欧州ソブリン格付け部門責任者モーリッツ・クレーマー氏は27日、 スペインの銀行は政府支援が必要になる可能性があるとし、 同国の債務問題が深刻化した場合、スペインの格付けが さらに引き下げられる恐れがあると警告した。クレーマー氏はロイター・…

スペイン、年内の資金調達に支障なし=S&P

格付け会社S&Pは27日、前日格付けを2段階引き下げたスペインについて、 2012年の資金調達に問題はないとの認識を示した。S&Pのアナリストは投資家・報道陣向けの電話会議で 「スペインは今年の国債発行予定額の50%をすでに発行した。 年内の資金手当てに支…

スペインは「大いなる危機」に直面、失業率はひどい結果=外相

スペインのマルガージョ外相は27日、第1・四半期の スペインの失業率が約20年ぶりの水準に悪化したことについて、 スペイン経済は「大いなる危機」に直面していると述べた。スペイン国家統計局(NSI)は同日、第1・四半期の 失業率が24.4%となったと発表。…

スペイン経済、2014年まで好転せず=経済相

スペインのデギンドス経済相は27日、スペイン経済が好転し 雇用が創出され始めるには、2014年までかかるとの見通し方を示した。 また、公的債務は2013年にピークに達すると述べた。スペイン政府は同日、欧州委員会に提出する経済安定化計画を公表。それによ…

スペイン銀、不良資産移管で生じる追加損失吸収する必要=政府筋

スペイン政府筋は27日、国内銀行セクターは、不動産関連の 不良資産を特別持ち株会社に移管する政府計画によって 追加損失が発生した場合、自ら損失を吸収する必要があると指摘した。政府は、銀行が帳簿上に保有している不動産関連の不良資産を 夏までに特別…

スイスフラン上限設定は非常手段、水準設定にはリスク伴う=中銀

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は27日、 スイスフラン安が進行せずデフレリスクが強まる場合は 追加措置を講じると発言、現在のスイスフランの上限を 維持するため、無制限のユーロ買い介入を実施する用意が あるとの認識を示した。スイスフラ…

伊入札は利回りが1月以来の高水準 スペイン格下げ響く

イタリアが27日実施した一連の国債入札で、5年債と 10年債の利回りがともに1月以来の高水準に上昇した。格付け会社S&Pがスペインを2段階格下げしたことを受け、 ユーロ圏の高債務国の国債に対する懸念が高まっており、 市場の信頼感のぜい弱さを浮き彫りにし…

成長促進はドイツ危機対策の柱、EU首脳会議でも協議=独報道官

ドイツ政府のザイベルト報道官は27日、欧州は財政再建だけでなく 成長を促進する必要があるとし、6月の欧州連合(EU)首脳会議では、 成長・雇用促進に向けた対策が協議されるとの考えを示した。報道官は記者会見で「成長はこれまで、ドイツの 危機対策の第2…

スペインの状況、前日の格下げで一段と深刻化する恐れ=独財務相

ショイブレ独財務相は27日、S&Pが前日に スペインの格付けを引き下げたことについて、 すでに深刻な状況に直面している同国の状態が 「一段と深刻化する」と述べた。ただ、スペインの状況は、客観的な観点からは 悪化していないとの見方を示した。 独WDRラジ…

EUの新財政協定、再交渉はしない=メルケル独首相

メルケル独首相は、財政規律強化を定めた欧州連合(EU)の 新財政協定について、再交渉はしないとの考えを示した。同協定をめぐっては、経済成長促進の視点が 不十分との批判が出ている。首相は、27日付の独紙WAZに掲載されたインタビューで 「新財政協定に…

銀行破たん処理、欧州委は6月のG20までに提案まとめる=報道官

欧州連合(EU)の欧州委員会は、域内銀行の破たん処理制度について、 6月の20カ国・地域(G20)首脳会議までに提案をまとめる。 欧州委の報道官が27日明らかにした。欧州委のヒューズ報道官は「銀行の破たん処理に関する提案を (6月18〜19日の)G20首脳会議…

債務危機への対処、投資による需要拡大必要=欧州委員長・伊首相

欧州委員会のバローゾ委員長とイタリアのモンティ首相は27日、 債務危機終息に向けた取り組みとして、財政再建だけでなく 短期的な需要を押し上げるための的を絞った投資が必要との認識を示した。両首脳は会談後に発表した声明で、成長の回復は競争力向上に …

2013年度物価見通し0.7%、金融緩和を推進=日銀展望リポート

日銀は27日、半年に一度の 「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表した。2013年度の消費者物価指数(CPI)見通し中央値はプラス0.7と 1月時点の0.5%から引き上げ、その後当面の「中長期的な 物価安定の目途」である1%に遠からず達する可能性が 高…

物価上昇率1%展望できる時期は2014年度含む=白川日銀総裁

日銀の白川方明総裁は27日、金融政策決定会合後の会見で、 資産買い入れ基金の増額による追加金融緩和を決めた理由について、 経済・物価に明るい動きが出ている中で日本経済が持続的な成長に 復帰することを確実にするため、と説明した。その上で今後の政策…

日本による韓国国債購入について協議している=韓国企画財政省

韓国企画財政省高官は27日、日本政府が韓国国債を 購入することについて協議していることを確認した。 ただ、具体的な合意には達していないとしている。企画財政省のShin Je-yoon次官、Choi Jong-ku次官補とも、 日本政府との協議を確認したが、来月初めに詳…

政府の検討会議、デフレ脱却と経済活性化へ「4原則」

政府は27日夕、デフレ脱却等経済状況検討会議 (議長:藤村修官房長官・古川元久経済財政担当相)を開き、 日本でデフレが続く構造的要因の解消など「4原則」を定め、 今後具体策を協議することを決めた。会議でまとめた原則は、1)適切なマクロ政策と同時に…

日銀の思いきった対策評価、為替市場の安定にもよい影響=財務相

安住淳財務相は27日、日銀が追加金融緩和を決定したことについて、 2月に続き「思い切った対策をとってもらった」とし、 デフレ脱却に向けた政府の取り組みと連携のとれた対応を 「大いに評価する」と述べた。また、「日銀がこのような積極的な措置を講じて…

日銀が追加緩和決定、国債10兆円・ETFなど増額

日銀は27日に開いた金融政策決定会合で、資産買入基金による 長期国債の買い入れ額を10兆円拡大するとともに、 上場投資信託(ETF)を2000億円、不動産投資信託 (J─REIT)を100億円それぞれ増額する追加金融緩和を決定した。一方、札割れが頻発している 6カ…

ブラジル中銀議事録、追加利下げの可能性示唆

ブラジル中央銀行は、26日公表した18日開催の 金融政策委員会の議事録で、いかなる追加金融緩和も 慎重に実施されるべきとし、政策金利を過去最低の 8.75%からさらに引き下げる可能性を示唆した。中銀は18日の会合で、予想通り政策金利を 75ベーシスポイン…

米財務長官が中国に懸案への対応要請、戦略経済対話を控え

ガイトナー米財務長官は26日、5月初めの米中戦略・経済対話を前に、 中国に両国間の懸案への対応を改めて求めた。中国側が進展を図れば、米国もハイテク製品輸出規制緩和などで 対応する用意があるとした。ガイトナー長官は講演で「われわれは、これらの問題…

米大統領が警戒態勢指示、ビンラディン殺害から間もなく1年で

米軍の特殊部隊が国際武装組織アルカイダの 元指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害してから間もなく 1年となるのを前に、オバマ米大統領がアルカイダによる 報復攻撃の可能性に警戒態勢を敷くよう命じたことが 分かった。ホワイトハウスが26日明らかにし…

アイルランド格付けを「BBB+」で確認、見通し「ネガティブ」=S&P

S&Pは26日、アイルランドの 長期ソブリン格付けを「BBB+」で確認した。 短期ソブリン格付けも「A─2」で確認した。 長期格付けの見通しは引き続き「ネガティブ」。アイルランド政府は金融危機時に大幅に悪化した 財政状況に積極的かつ実質的に対処した。S&P…

S&Pがスペイン格付け2段階引き下げ、見通しは「ネガティブ」

S&Pは26日、スペインの長期ソブリン信用格付けを 「A」から「BBB+」に2段階引き下げた。景気や銀行セクターの状況が悪化し、財政が当初の 想定以上に悪化するリスクがあるためとしている。S&Pは今回、短期ソブリン信用格付けも 「A─1」から「A─2」に引き下…

ハンガリー格下げリスク、支援協議進展でも回避されず=フィッチ

フィッチ・レーティングスは26日、ハンガリーの 国際通貨基金(IMF)や欧州連合(EU)との 金融支援協議が進展しても、同国の信用格付け 「BBプラス」が引き下げられるリスクは依然として 回避されていないとの見解を明らかにした。フィッチは声明で「時宜に…