ハンガリー格下げリスク、支援協議進展でも回避されず=フィッチ

フィッチ・レーティングスは26日、ハンガリー
国際通貨基金IMF)や欧州連合EU)との
金融支援協議が進展しても、同国の信用格付け
「BBプラス」が引き下げられるリスクは依然として
回避されていないとの見解を明らかにした。

フィッチは声明で「時宜にかなった(金融)支援が
得られない場合、また、予想以上の景気の落ち込み、
政府の財政緊縮に対するコミットメントの顕著な弱体化、
安定を脅かす非標準的な政策措置が見られた場合、
ハンガリーの格付けは引き下げられる可能性がある」とした。

また同社は、前向きな格付け評価を得るためには、
財政・構造改革の目標に向けた政府の取り組みが
具体的に進展し、さらに政策を予想可能なものに
するために政府は実績を積み上げていく必要が
あるとの見方を改めて示した。

「外部資金調達環境の改善や、持続可能な経済成長への
復帰が見られる必要もある」とした。