2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。中でも、各国での金融政策決定が注目されます。今週発表されるのは、オーストラリア(3日)、 カナダ(4日)、日本、ECB、イングランド銀行(5日)です。各国・地域ともに、金融政策の変更はないと思われます。また…

緩和政策、英経済が自律成長できるようになるまで継続=中銀総裁

カーニー英中銀総裁は、英デイリー・メール紙の インタビューで、英経済が自律成長できるようになるまで、 緩和的な政策を継続するとの姿勢を示した。「われわれが提供しようとしている刺激策の規模は最低限だ。 必要であれば追加する可能性もあるが、これ以…

市場はECBの早期利上げ見込むべきでない=オーストリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・ オーストリア中銀総裁は、インフレ期待が抑制されている限り、 金融市場はECBが近い将来に利上げを実施すると 予想すべきでないと指摘した。また、新興国市場の混乱は現在のところ、ユーロ圏に 直接的な影…

消費増税見送り、財政再建先送りと取られかねず=財務相

麻生太郎財務相は30日午前の閣議後会見で、 消費増税を見送れば、日本は財政再建を 先送りしたとして株価や国債価格が下落する 可能性があると懸念を示した。同時に、けさ発表された7月失業率など一連の経済指標は、 予定通りの消費増税の判断に「影響する」…

次期FRB議長、イエレン氏がサマーズ氏よりも望ましい=最大労組トップ

全米最大労組である米国労働総同盟産別会議 (AFL─CIO)リチャード・トラムカ議長は29日、 次の連邦準備理事会(FRB)議長について、 サマーズ元財務長官よりもイエレンFRB副議長が 望ましい、との考えを示した。トラムカ氏は、労働者が直面している問題の多…

米当局、銀行などの雇用慣行めぐる調査を拡大=WSJ

米当局は複数の銀行やヘッジファンドに 雇用慣行に関する情報を求めている。ビジネスを獲得するため、広い人脈を持つ海外当局者の 身内を雇用していないかどうかを調査するため。米ウォールストリート・ジャーナル (WSJ)紙が関係筋の話として報じた。JPモ…

低金利長引くほど緩和解除困難に=バイトマン独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は29日、低金利の 継続期間が長引くほど、金融政策の効果は薄れ、 緩和措置の解除は困難になるとの認識を示した。ECBはこれまで、金利を歴史的低水準に引き下げ、 金融機関への無制限の資金供給を…

次期FRB議長候補、イエレン氏への詳細審査まだ行われず=関係筋

CNBCテレビが前日27日、関係筋の話として、 サマーズ元財務長官が数週間以内に次期連邦準備理事会 (FRB)議長に指名される公算だと報じるなか、対立候補と 目されるイエレンFRB副議長について、関係筋3人は、 ホワイトハウス内でイエレン氏に関する詳細な審…

次期FRB議長候補の2人、資産はともに数百万ドル規模

米連邦準備理事会(FRB)次期議長の有力候補とされる サマーズ元財務長官は、金融業界と政界をめまぐるしく 行き来して富を得た成功例かもしれないが、対立候補で 元大学教授という経歴を持つイエレンFRB副議長もまた、 経済的に苦しいわけではない。最近ま…

英中銀が大手8行の流動性規制緩和、与信拡大狙う

イングランド銀行(英中央銀行)傘下のプルーデンス規制機構 (PRA)は28日、7%以上のコア資本基準を達成していることを 条件に、国内大手8行の流動性規制を緩和すると発表した。緩和規模は合計で900億ポンド(1400億ドル)。カーニー英中銀総裁は与信拡大…

英中銀、利上げ観測で金融ひっ迫なら追加策検討も=総裁

イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は28日、 金融状況がひっ迫し回復が力強さに欠ける恐れがあれば、 追加刺激策を検討する考えを示した。利上げ見通しをめぐる市場の先走りにより、景気回復の 腰を折りかねない状況になれば、追加支援策を実施する …

岩田日銀副総裁、物価2%超えて上昇なら国債買わないと明言

日銀の岩田規久男副総裁は28日京都市内での講演で、 物価上昇率が目標の2%を超えて上昇し続ける状況になれば、 政府の要請でも国債を買うことはないと明言した。しかし、これは裏を返せば物価が上昇しない場合には、 どの程度国債を買い続けるのかとの疑問…

米議会は債務上限引き上げるべき、大統領は駆け引きしない=財務長官

ルー米財務長官は27日、デフォルト(債務不履行)回避に向け、 米議会は今秋に債務上限を引き上げることが不可欠と言明した。また、債務上限を政治的な駆け引きに 利用すべきでないとけん制した。ルー長官はCNBCとのインタビューで 「議会は休会明けに行動す…

ECBの政策金利、長期にわたり低水準に=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は27日、 ECBの政策金利は長期間にわたり低水準にとどまる との見方を示した。同専務理事は、景気が回復していることを受け ECBはこれまでの金融政策スタンスを 見直ししているかとの質問に対し、「政策金利は 長期…

ユーロ圏の回復、ドイツの輸出に寄与する可能性=IFOエコノミスト

独IFO経済研究所のエコノミスト、クラウス・ ボールラーベ氏は27日、ユーロ圏の回復は ドイツ経済、特に輸出を押し上げる可能性が あるとの見方を示した。 ロイターに対し語った。同氏は「ユーロ圏の景気回復は輸出にとって追加的な 支援要因になる可能性が…

金利を通貨防衛の手段とせず、据え置きへ=トルコ中銀総裁

トルコ中央銀行のバシュチュ総裁は、金利を通貨リラ防衛の 主要手段とはしないとの見解を示した。 アナドル通信社とのインタビューで語った。総裁は、中銀は400億ドルの外貨準備を有しており、 リラ防衛に利用可能で、為替市場の変動を抑えるために 介入する…

インド、他国との通貨スワップ協定締結を検討=報道

ブルームバーグTVなどの報道によると、インドは他国との 通貨スワップ協定の締結を検討している。ブルームバーグTVはシャルマ商工相の発言として、 政府がスワップ協定締結を検討するためのタスクフォースを 立ち上げる見通しだと伝えた。CNBC─TV18は、ラオ…

7月の金準備、トルコやロシアで増加=IMF

国際通貨基金(IMF)の統計によると、7月の 世界各国中央銀行の金準備は、トルコ、ロシア、 アゼルバイジャンなどで増加した。金相場が約3年ぶりの低水準から 回復したことが背景。トルコは22.5トン増と、金準備が増加した 15カ国の中で最も高い伸びとなった…

資金流出は対応可能、必要なら行動=タイ中銀幹部

タイ中銀幹部は27日、同国には潤沢な外貨準備があり、 資金流出は懸念していないと発言、バーツ相場を 市場実勢に委ねるが、過度な動きがあった場合は 行動すると述べた。中銀のPongpen Ruengvirayudh副総裁は記者団に 「われわれの計算によると、資金流出を…

英経営者協会が高速鉄道計画の撤回求める、「採算取れず」

英経営者協会(IOD)は27日、ロンドンと インドグランド中部・北部を結ぶ高速鉄道 「ハイスピード2(HS2)」の建設計画について 採算が取れない、との見方を示し、 政府に計画の撤回を求めた。政府は同計画について、数千人の雇用を生むほか、 地方都市とロ…

ブラジル経済は「小型の危機」、FRBに責任の一端=財務相

ブラジルのマンテガ財務相は26日、ブラジル経済は 「小型の危機」に見舞われているとの認識を示した上で、 その原因として、米連邦準備理事会(FRB)が分かりにくい メッセージを送り、世界の市場を混乱させたためだと指摘した。 サンパウロでの財界首脳との…

米ゴールドマンのオプション取引誤発注、損失は数千万ドル=関係筋

米金融大手米ゴールドマン・サックス・グループが20日に 株式オプション市場で出した誤発注について、損失額が 数千万ドルとなったことが26日、関係筋の話で明らかになった。ゴールドマンの取引システムの誤作動で株式オプションのほか 一部の上場投資信託(…

米債務上限問題、10月半ばがデフォルト回避期限=財務長官

ルー米財務長官は26日、議会が連邦債務の 法定上限引き上げで迅速に行動しなければ、 10月半ばに米政府の資金が底をつくと警告した。ルー長官は議会指導部に宛てた書簡で「米国の 高い信用力を守るよう、議会は可能な限り早期に 行動すべきだ」とし、「デフ…

ハンガリー、外貨建て住宅融資の元本返済一部免除も=中銀当局者

ハンガリー中銀当局者は26日、外貨建て住宅融資利用者の 返済負担をさらに軽減する策として、元本返済を 一部免除することが適切との考えを示した。住宅ローンなどの外貨建て融資は主にスイスフラン建てが 中心で、一時期人気を集めたが、近年ハンガリーの …

フランス構造改革、10カ年計画に向け専門家会議がスタート

フランスで、財政・教育などの分野における構造改革に向けた 10カ年計画を立案する専門家会議がスタートした。パリ大学の経済学教授で会議の責任者に任命された ジャン・ピザニフェリー氏は、記者団との会合で 「われわれが現在陥っている近視眼的な考えを捨…

量的緩和、既に効果発揮しつつある=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は24日、米ジャクソンホールで 開かれた金融・経済シンポジウムでのパネル ディスカッションで、日銀が4月に導入した 量的・質的緩和について「既にその効果を 発揮しつつある」と述べた。パネルディスカッションには イングランド銀行の…

市場不安定化が世界経済の足かせとなる可能性、注意必要=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は24日、米ワイオミング州 ジャクソンホールで開催中のカンザスシティー 連銀主催シンポジウムに出席し、グローバル化の 進展で国際間で金融危機が伝播しやすくなっているため、 「国際金融資本市場の不安定化が世界経済の足かせ となる可…

ドルの上値を意識か

今週の為替相場は、ドルの上値を 意識する展開になりそうです。相対的に、円は軟化すると見ています。足元での米景気指標の堅調な動きを睨んで、 金融緩和縮小を唱える地区連銀総裁の声が 高まっています。バーナンキ議長が、金融緩和縮小を打ち上げて、 金…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。米国ではGDP改定値などの発表が予定されています。欧州ではドイツのIFP景況指数など、 足元の景気を占う材料が発表されます。米国では 【26日】 7月の耐久財新規受注(予想前月比3.6%減、前回3.9%増) 7月の耐…

主要国中銀、緩和策の出口急ぐ必要ない=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は23日、 日米欧の中央銀行は超緩和的金融政策からの出口を 急ぐ必要はないとの見解を示した。専務理事は米カンザスシティー地区連銀経済シンポジウムの 昼食会で講演し、「(非標準的金融政策からの)出口を急ぐこと…