次期FRB議長、イエレン氏がサマーズ氏よりも望ましい=最大労組トップ

全米最大労組である米国労働総同盟産別会議
(AFL─CIO)リチャード・トラムカ議長は29日、
次の連邦準備理事会(FRB)議長について、
サマーズ元財務長官よりもイエレンFRB副議長が
望ましい、との考えを示した。

トラムカ氏は、労働者が直面している問題の多くは、
完全雇用の達成よりもインフレ抑制を重視する
FRB議長の政策に根ざしている、と記者団に述べた。

同氏はまた、イエレン副議長はこれまでに、
失業率低下に取り組む姿勢をサマーズ氏よりも
示してきたと指摘。

「イエレン氏がはるかにバランスの取れたアプローチを
取ることを過去が示している」と語った。

イエレン氏とサマーズ氏は、来年1月に2期目の
任期が切れるバーナンキFRB議長の後任にオバマ大統領が
考える最も有力な候補とみられている。