米ゴールドマンのオプション取引誤発注、損失は数千万ドル=関係筋
米金融大手米ゴールドマン・サックス・グループが20日に
株式オプション市場で出した誤発注について、損失額が
数千万ドルとなったことが26日、関係筋の話で明らかになった。
ゴールドマンの取引システムの誤作動で株式オプションのほか
一部の上場投資信託(ETF)のオプション取引も影響を受けた。
別の関係筋によると、NYSEユーロネクストが運営する
NYSEアーカとNYSE・AMEXの両オプション市場で、
誤って送信された注文で成立した取引のうち約80%が取り消された。
米オプション決済機関のOCCのデータによれば、
8月に両市場が扱った株式と指数のオプション取引は
合計で全体の約23%だった。
NYSEユーロネクストは先週調査を完了したことを
明らかにしたが、詳細は説明しなかった。
また8月の株式と指数オプション取引でシェアが29%と
最大のCBOEホールディングスも調査を先週終えた
としているが、影響を受けた取引の数は明らかにしていない。
インターナショナル・セキュリティーズ取引所(ISE)の
広報担当者は見直していた取引の半数以上は取り消さず
調整したことを確認したが、それ以上の詳細は
明らかにしていない。
ナスダックOMXグループはコメントを控えた。