7月の金準備、トルコやロシアで増加=IMF

国際通貨基金IMF)の統計によると、7月の
世界各国中央銀行の金準備は、トルコ、ロシア、
アゼルバイジャンなどで増加した。

金相場が約3年ぶりの低水準から
回復したことが背景。

トルコは22.5トン増と、金準備が増加した
15カ国の中で最も高い伸びとなった。

フランス、カザフスタンモザンビークグアテマラでも
金準備は増加したものの、かなり小幅な伸びだった。

金は6月に2010年8月以来の安値となる
1オンス=1180.71ドルをつけていたが、
7月に7%超上昇した。

その後も上昇を維持し、
今月は6%近く値上がりしている。

ただ、年初来では依然17%下落しており、米経済の改善を
背景に米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和を縮小すると
みられることから12年続いた上昇に終止符が打たれる
見通しとなっている。

トルコの金準備は6月の
441.5トンから464トンに増加。

ロシアは6.345トン増の1002.8トンと
10カ月連続の増加となった。

アゼルバイジャン
2.009トン増の10.023トン。

メキシコ、デンマーク、カナダなどは
金準備が小幅に減少した。