金利を通貨防衛の手段とせず、据え置きへ=トルコ中銀総裁

トルコ中央銀行のバシュチュ総裁は、金利を通貨リラ防衛の
主要手段とはしないとの見解を示した。
アナドル通信社とのインタビューで語った。

総裁は、中銀は400億ドルの外貨準備を有しており、
リラ防衛に利用可能で、為替市場の変動を抑えるために
介入する用意があると述べた。

リラは初めて1ドル=2リラを超えて下落しているが、
為替相場を懸念していないと指摘。

市場は利上げを期待すべきではないとし、
金利据え置きを見込むべきだと述べた。

27日の市場でトルコリラは対ドルで
2.0338リラと市場最安値に下落している。
前日終盤は1.9918リラだった。

リラ急落を受けてイスタンブール証券取引所
ISE100指数は3%以上下落し、
年初来安値をつけている。