ECBの政策金利、長期にわたり低水準に=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は27日、
ECBの政策金利は長期間にわたり低水準にとどまる
との見方を示した。

同専務理事は、景気が回復していることを受け
ECBはこれまでの金融政策スタンスを
見直ししているかとの質問に対し、「政策金利
長期間にわたり、現行水準かこれを下回る水準で
推移するとの立場を示してきた」と述べ、ECBが
これまでに示した将来の金融政策指針
フォワドガイダンス)を確認した。

同専務理事はまた、経済指標がこのところ
堅調となっていることで、ユーロ圏経済は
非常に緩やかな回復が続き来年改善する
とのシナリオが裏付けられたとし、「(景気回復に
関する)われわれの基本的なシナリオは現実的なものだ」
と述べた。

ECBは7月の理事会でフォワドガイダンスを採用。

ただ長期間とは具体的にどの程度の
期間を指すのかは明らかにしていない。
ECBの次回理事会は9月5日。