日銀の思いきった対策評価、為替市場の安定にもよい影響=財務相

安住淳財務相は27日、日銀が追加金融緩和を決定したことについて、
2月に続き「思い切った対策をとってもらった」とし、
デフレ脱却に向けた政府の取り組みと連携のとれた対応を
「大いに評価する」と述べた。

また、「日銀がこのような積極的な措置を講じていくことは
日銀の追加緩和策について安住財務相は「規模といい、
(買い入れ対象国債の年限を)3年に伸ばしたことといい
評価する」とし、「2月に続く思い切った対策」と高く評価した。

その上でデフレ脱却に向けて、日銀には、引き続き積極的かつ
果断な金融政策運営で経済の下支えを期待するとし、「日銀は
(事実上の目標とする消費者物価上昇)1%達成に向けて
果断な措置をとってくれるものと確信している」と語った。

さらに安住財務相は、デフレ脱却を金融政策だけに頼るのではなく、
政府としても予算の速やかな執行などで「内需底堅いものに
していかなければならない」と指摘。

「なんとしてもデフレから脱却しなければならない」との決意を
語るとともに、「引き続き日銀と政府で連携し、デフレ脱却に向けて
あらゆる果断な措置をとっていきたい」と語った。