スペイン銀、不良資産移管で生じる追加損失吸収する必要=政府筋

スペイン政府筋は27日、国内銀行セクターは、不動産関連の
不良資産を特別持ち株会社に移管する政府計画によって
追加損失が発生した場合、自ら損失を吸収する必要があると指摘した。

政府は、銀行が帳簿上に保有している不動産関連の不良資産を
夏までに特別持ち株会社に移管することを計画している。

移管する資産は、第三者機関による評価を経て売却される見通し。

銀行はすでに、不動産関連資産について多額の評価損を計上済み。

だがその政府筋は、特別持ち株会社移管に伴う資産売却で、
銀行側にこれまでの実現損を上回る損失が生じた場合、
銀行はこれらの追加損失を吸収しなければならないと述べた。