ギリシャ、30日までに改革案提出へ=政府報道官

ギリシャは24日、包括的な改革案を30日までに
ユーロ圏に提出する方針を明らかにした。

政府報道官はメガテレビに対し
「遅くても30日には提出する」と述べた。

その上で、改革案には構造改革が盛り込まれ、
景気を圧迫するような内容は含まれないと説明した。

ギリシャは資金繰りに行き詰まり、デフォルト
債務不履行)に陥ることを回避するため、
改革案のリスト作りを急いでいる。

追加支援なしではギリシャの国庫は
数週間以内に枯渇するとみられている。

ギリシャのチプラス首相とドイツのメルケル首相は23日、
ベルリンで会談したが、ギリシャ支援の条件となる
改革について歩み寄りが見られたかは明らかではない。

ギリシャ政府報道官によると、両首脳は
改革の枠組みについて協議したが、詳細には
踏み込まなかった。

24日付のギリシャのカティメリニ紙によると、
ギリシャ政府は、欧州金融安定基金(EFSF)に対して、
銀行救済基金が先月戻した109億ユーロのうちの
12億ユーロを戻すよう求めている。

ギリシャ政府は、銀行救済基金が戻すべき額は
97億ユーロだったと主張している。