2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

円高、看過できない投機的変動には躊躇なく対応=安住財務相

安住淳財務相は25日午前の閣議後会見で、円高について 「10月31日に大規模介入した後、今の段階で底割れしている 状況ではないので慎重に相場を監視している」とした上で、 「投機的な変動に対して看過できないと判断すれば、 躊躇なく様々な対応をしたい」…

ユーロ圏財政統合、独仏が一部加盟国による先行案を検討

複数の欧州連合(EU)当局者によると、 独仏両国は、ユーロ圏の財政統合強化について EU全加盟国の支持を早期に確保することは難しいと判断、 一部の加盟国が先行して財政統合を進める案を検討している。ドイツ政府は当初、2012年末までにリスボン条約の 一…

今週も欧州情勢が最大の材料です

今週の為替市場は、欧州情勢が 最大の材料となると見ています。ギリシャ、イタリアだけでなく、 周辺国の格下げが相次いで実施され、 ドイツでは入札が未達になるなど、 中堅国にも欧州危機が波及しています。もちろん、ギリシャ、イタリアに比べ、 周辺諸国…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。欧米の財政危機が泥沼状態になる中で、 各国の景気の行方も気にかかるところです。また、米国では雇用統計が発表されます。大きな材料が目立つ中で、雇用統計は 埋没しがちとなっていますが、それでも 雇用統計に…

英経済、「著しい」リセッションのリスクに直面=ウィール英中銀委員

イングランド銀行(英中央銀行)のウィール金融政策委員は25日、 英経済が直面しているリセッション(景気後退)リスクは著しく高いものの、 追加量的緩和の実施がすでに決まっているわけではないとの見解を示した。ウィール委員は「リセッションに再び陥る…

欧州銀のドル調達コストが2008年の水準に迫る

25日の金融市場では、欧州銀のドル調達コストが上昇し、 深刻な信用収縮に見舞われていた2008年の水準に迫った。債務危機がユーロ圏中核国にまで飛び火しつつある現在でも、 欧州の政策担当者は抜本的な解決策を見出せておらず、 銀行間市場は機能停止の脅威…

スペイン次期政権、外部支援要請を検討=関係筋

12月半ばに発足するスペインの次期政権は財政を強化する 選択肢の1つとして、外部支援の要請を検討している。 関係筋が25日、明らかにした。今月実施された総選挙では、社会労働党(PSOE)が大敗を喫し、 中道右派の国民党(PP)が与党の座を奪回。12月20…

ベルギーの長期ソブリン格付けを引き下げ=S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日、 ベルギーの長期ソブリン格付けを「AAプラス」から「AA」に引き下げた。欧州債務危機の深刻化を背景に、同国の資金調達や 市場の圧力をめぐる懸念が高まっているとしている。S&Pは声明で「ベルギー…

イタリア、成長押し上げに構造改革が必要=ビスコ中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ビスコ・イタリア中銀新総裁は25日、財政赤字削減に向けた 短期的な措置は同国の抱える経済問題の解決には不十分で、 成長押し上げには構造改革が必要との見解を示した。中銀総裁としての初の講演で「現在の財政問題は…

欧州中核国、債務危機による危険にさらされていない=独連銀総裁

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州中核国はユーロ圏債務危機による 危険にさらされていないとの見方を示した。同総裁は26日付のベルリナー・ツァイトゥング紙に 掲載されるインタビューで「フランスもオーストリアも 足元は揺らいでおらず、両国の国債利回…

債務危機の影響、ドイツにも波及=ゴンサレスパラモECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のゴンサレスパラモ専務理事は25日、 ギリシャ債務危機による影響でイタリアなど、より規模の大きい ユーロ加盟国の信頼が損なわれ、影響は今やドイツにも 及んでいるとの見解を示した。同専務理事は欧州経済金融センターで行う講演の原…

ユーロ圏、金融面で強固な防波堤築く必要=レーン欧州委員

欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)は25日、 ユーロ圏債務危機の拡大を食い止めるため、金融面から 強固な防波堤を築く必要があるとの考えを示した。イタリアを訪れている同委員は、モンティ首相との 会談後の記者会見で「(債務)危機は中核国に…

危機対策まだ見つからず、ECBは独立性維持を=欧州委員長

欧州委員会のバローゾ委員長は25日、市場の信認回復に向けた ソブリン債危機の解決策はいまだ見出されていないとの見解を示した。会合に出席するためポルトガルを訪れているバローゾ委員長は 記者団に対し「現時点で、投資家の信認を取り戻すために 必要なソ…

ユーロ危機はテロより怖い、日本に期待「3%」=EU世論調査

欧州連合(EU)の市民は、経済・金融危機はテロや 組織犯罪よりも安全に対する重大な脅威だと 感じていることが25日、欧州委員会の意識調査で分かった。イタリアに波及したユーロ圏の信用不安は フランスにも忍び寄る気配を見せており、 こうした情勢を色濃…

ユーロ圏、恒久救済メカニズムからの民間関与除外を討議=EU高官

ユーロ圏加盟国は、2013年に導入される予定の 恒久的な救済メカニズムである欧州安定メカニズム(ESM)から、 民間関与を除外することを検討している。 複数の欧州連合(EU)当局者が25日明らかにした。民間関与除外をめぐっては、政規律強化に向けた EU基本…

ハンガリー格下げは根拠ない、通貨下落は正当化できず=経済省

ハンガリー経済省は、ムーディーズがジャンク級に格下げしたことは 専門的にみて根拠がなく、ハンガリーへの財政攻撃の一環との見解を示した。経済省は声明で、通貨フォリントの下落は国内経済と 予算の状況からみて正当化できないとした。また国会議員から…

イタリア短期国債入札、利回りはユーロ導入後の最高水準に

25日実施されたイタリアの6カ月物国債入札は、 利回りが6.504%と、ユーロ導入後の最高を記録した。6カ月物国債と2年物ゼロクーポン債の入札では 目標の100億ユーロを調達した。 前月の6カ月物入札で平均利回りは3.535%だった。2年物ゼロクーポン債の入札で…

ECB、現在の経済情勢続けば追加利下げも=ベルギー中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクーン・ベルギー中銀総裁は、 現在の経済情勢が続けば、ECBは追加利下げを実施する見込みと述べた。 ベルギー紙が報じた。同総裁は24日、ベルギーの 経営者グループとの昼食会で講演した。ECBは11月、政策金利を25ベー…

日本株と円に強気、証券株なら野村より大和=ジム・ロジャーズ氏

米著名投資家ジム・ロジャーズ氏は25日、東京都内で講演し、 日本の株式と円に強気の見解を示す一方、欧州と新興国の 株式には弱気との見方を示した。欧州の問題は根深く、信用問題がスペイン、イタリアに 急速に広がってきたことで、金融機関の経営に問題が…

欧州中核国も国債利回り上昇、世界金融危機回避が重要=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は25日、都内で開催された全国証券大会であいさつし、 欧州では市場の緊張が続き銀行株が下落し銀行間金利が上昇、 「財政不安の強い周辺国だけでなく、それ以外の国債利回りも 上昇している」と指摘。「リーマンショックのような世界金融…

景気対応検討チーム初会合、日銀と「警戒感共有」強調

政府は25日朝、景気対応検討チーム(議長:古川元久経済財政担当相)の 初会合を開催し、欧州債務危機などの景気下振れリスクに 「十分警戒する必要がある」との認識を示した上で、 国際金融市場の変動に備えるため、日銀と「警戒感を共有」して 緊密に連携…

円高、看過できない投機的変動には躊躇なく対応=財務相

安住淳財務相は25日午前の閣議後会見で、円高について 「10月31日に大規模介入した後、今の段階で底割れしている 状況ではないので慎重に相場を監視している」とした上で、 「投機的な変動に対して看過できないと判断すれば、 躊躇なく様々な対応をしたい」…

11月の月例経済報告、先行きリスクにタイ洪水など追加

古川元久経済財政担当相は24日午前、 11月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。景気は「緩やかに持ち直している」とし、 基調判断は据え置いたが、先行きリスクに タイの洪水や欧州債務問題を新たに追加。特に、タイ洪水の影響は「予断を許さない」とし…

日本はカナダにとって重要=カナダ商工会議所が最終報告書

カナダ商工会議所は、最終報告書である 「カナダ−日本:経済パートナーシップの活性化」の中で、 カナダ・日本との関係強化のメリットと カナダ・日本経済パートナーシップ協定(EPA)に 含むべきことを強調した。日本は高度に発展し洗練された市場であり、 …

フィンランド財務相、ユーロ共同債不支持を表明

フィンランドのウルピライネン財務相は24日、 財政状況が健全な国の経済に対する投資家の信頼感が 損なわれる可能性があるとして、「ユーロ共同債」構想を 支持しない考えを示した。同相は、出席したセミナーで「ユーロ共同債(の導入)により、 債券市場で…

ポルトガルを投機的等級に格下げ、債務などリスク=フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは24日、 ポルトガルの信用格付けを従来の「BBBマイナス」から引き下げ、 投機的等級である「BBプラス」に引き下げた。膨大な財政不均衡、多額の債務、経済見通しの悪化から 緊縮財政措置の履行にリスクがあることなどを…

先進国、日本のような「失われた10年」に=スロベニア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクラニェツ・スロベニア中銀総裁は、 1990年代から超低成長が続いている日本のような状況に、 他の先進国も陥る恐れがあるとの懸念を示した。同総裁は25日発刊の週刊誌ムラディナに掲載されるインタビューで、 ユーロ圏…

ハンガリーの格付け見直し、来年2月末までに終える=S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は24日、 ハンガリーのソブリン債格付けに対する「クレジットウォッチ」を 維持しているとし、2012年2月末までに 格付け見直しを終える見通しを示した。S&Pは今月11日、ハンガリーの外貨建て及び 自国通貨建…

ムーディーズがハンガリーを格下げ、「BA1」の投資不適格級に

ムーディーズは24日、ハンガリーの格付けを「BAA3」から 1段階引き下げ、投資不適格級の「BA1」にすると発表した。 格付け見通しは「ネガティブ」を継続した。ムーディーズは格下げの理由について、財政健全化目標の 達成能力に不透明感が強まっていることや…

クレディ・スイス、米顧客のオフショア口座運用部門を閉鎖へ

スイスの銀行大手クレディ・スイスは24日、 米国富裕層顧客のオフショア口座を運用し、 米証券取引委員会(SEC)の監督を受けている プライベート・アドバイザーズ部門を閉鎖すると発表した。プライベートバンキング関連コストを 削減する取り組みの一環とし…