2011-11-26から1日間の記事一覧

今週も欧州情勢が最大の材料です

今週の為替市場は、欧州情勢が 最大の材料となると見ています。ギリシャ、イタリアだけでなく、 周辺国の格下げが相次いで実施され、 ドイツでは入札が未達になるなど、 中堅国にも欧州危機が波及しています。もちろん、ギリシャ、イタリアに比べ、 周辺諸国…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。欧米の財政危機が泥沼状態になる中で、 各国の景気の行方も気にかかるところです。また、米国では雇用統計が発表されます。大きな材料が目立つ中で、雇用統計は 埋没しがちとなっていますが、それでも 雇用統計に…

英経済、「著しい」リセッションのリスクに直面=ウィール英中銀委員

イングランド銀行(英中央銀行)のウィール金融政策委員は25日、 英経済が直面しているリセッション(景気後退)リスクは著しく高いものの、 追加量的緩和の実施がすでに決まっているわけではないとの見解を示した。ウィール委員は「リセッションに再び陥る…

欧州銀のドル調達コストが2008年の水準に迫る

25日の金融市場では、欧州銀のドル調達コストが上昇し、 深刻な信用収縮に見舞われていた2008年の水準に迫った。債務危機がユーロ圏中核国にまで飛び火しつつある現在でも、 欧州の政策担当者は抜本的な解決策を見出せておらず、 銀行間市場は機能停止の脅威…

スペイン次期政権、外部支援要請を検討=関係筋

12月半ばに発足するスペインの次期政権は財政を強化する 選択肢の1つとして、外部支援の要請を検討している。 関係筋が25日、明らかにした。今月実施された総選挙では、社会労働党(PSOE)が大敗を喫し、 中道右派の国民党(PP)が与党の座を奪回。12月20…

ベルギーの長期ソブリン格付けを引き下げ=S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日、 ベルギーの長期ソブリン格付けを「AAプラス」から「AA」に引き下げた。欧州債務危機の深刻化を背景に、同国の資金調達や 市場の圧力をめぐる懸念が高まっているとしている。S&Pは声明で「ベルギー…

イタリア、成長押し上げに構造改革が必要=ビスコ中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ビスコ・イタリア中銀新総裁は25日、財政赤字削減に向けた 短期的な措置は同国の抱える経済問題の解決には不十分で、 成長押し上げには構造改革が必要との見解を示した。中銀総裁としての初の講演で「現在の財政問題は…

欧州中核国、債務危機による危険にさらされていない=独連銀総裁

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州中核国はユーロ圏債務危機による 危険にさらされていないとの見方を示した。同総裁は26日付のベルリナー・ツァイトゥング紙に 掲載されるインタビューで「フランスもオーストリアも 足元は揺らいでおらず、両国の国債利回…

債務危機の影響、ドイツにも波及=ゴンサレスパラモECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のゴンサレスパラモ専務理事は25日、 ギリシャ債務危機による影響でイタリアなど、より規模の大きい ユーロ加盟国の信頼が損なわれ、影響は今やドイツにも 及んでいるとの見解を示した。同専務理事は欧州経済金融センターで行う講演の原…

ユーロ圏、金融面で強固な防波堤築く必要=レーン欧州委員

欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)は25日、 ユーロ圏債務危機の拡大を食い止めるため、金融面から 強固な防波堤を築く必要があるとの考えを示した。イタリアを訪れている同委員は、モンティ首相との 会談後の記者会見で「(債務)危機は中核国に…

危機対策まだ見つからず、ECBは独立性維持を=欧州委員長

欧州委員会のバローゾ委員長は25日、市場の信認回復に向けた ソブリン債危機の解決策はいまだ見出されていないとの見解を示した。会合に出席するためポルトガルを訪れているバローゾ委員長は 記者団に対し「現時点で、投資家の信認を取り戻すために 必要なソ…

ユーロ危機はテロより怖い、日本に期待「3%」=EU世論調査

欧州連合(EU)の市民は、経済・金融危機はテロや 組織犯罪よりも安全に対する重大な脅威だと 感じていることが25日、欧州委員会の意識調査で分かった。イタリアに波及したユーロ圏の信用不安は フランスにも忍び寄る気配を見せており、 こうした情勢を色濃…

ユーロ圏、恒久救済メカニズムからの民間関与除外を討議=EU高官

ユーロ圏加盟国は、2013年に導入される予定の 恒久的な救済メカニズムである欧州安定メカニズム(ESM)から、 民間関与を除外することを検討している。 複数の欧州連合(EU)当局者が25日明らかにした。民間関与除外をめぐっては、政規律強化に向けた EU基本…