欧州中核国、債務危機による危険にさらされていない=独連銀総裁

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州中核国はユーロ圏債務危機による
危険にさらされていないとの見方を示した。

同総裁は26日付のベルリナー・ツァイトゥング紙に
掲載されるインタビューで「フランスもオーストリア
足元は揺らいでおらず、両国の国債利回りもこれまでの水準と
比べて異常に高くなっているわけではない」と述べた。

独連邦債については「ドイツは説得力のある安定した政策を
とっているため、市場では独連邦債に対しこれまで通りの
需要がみられる」との見方を示し、札割れとなった23日の
10年債入札の結果を「深読みするべきではない」との考えを示した。

国債利回りが上昇しているイタリアについては、
「(10年債利回りが)7%を上回っている状況に
もう少しの間は耐えられると楽観視している」とし、
同国が財政破たんに瀕していると考えることは
間違っているとの見方を示した。