ハンガリーの格付け見直し、来年2月末までに終える=S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は24日、
ハンガリーソブリン債格付けに対する「クレジットウォッチ」を
維持しているとし、2012年2月末までに
格付け見直しを終える見通しを示した。

S&Pは今月11日、ハンガリーの外貨建て及び
自国通貨建てソブリン債格付け(「BBBマイナス」
/「A―3」)について、引き下げ方向で見直す
「クレジットウォッチ」に指定したと発表している。

S&Pは「現在、この格付けに対して
『クレジットウォッチ』を維持している。

このことは、同国の政策枠組みの予測可能性や信頼性が低下し、
経済成長見通しや財政状況が弱くなったり外的環境が
損なわれたりすれば、格下げを行なう公算が大きいとする、
われわれの見方を反映している」と述べた。

その上で、国際通貨基金IMF)と欧州連合EU)の
支援プログラムの内容、とりわけ金融支援を含む
プログラムの内容によって、政策結果がもたらす
影響を食い止めることができる可能性があるとした。