2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルギー首相、自国民に国債購入呼び掛ける=報道

24日付地元紙ルソワールによると、 ベルギーのイブ・ルテルム首相は、 貯蓄を持つ国民に対し、 自国債券を購入するよう呼び掛けた。機関投資家が政府の能力欠如や ユーロ圏債務危機を懸念する中、 国債利回りがユーロ導入後の 最高水準を記録したことを受け…

S&P、仏格下げめぐる誤送信で処分受けるべき=バロワン経済相

スタンダード&プアーズ(S&P)が今月、フランスの格下げを 示唆する文書を誤って送信した問題で、 バロワン経済・財政・産業相は24日、 同社は処分を受けるべきとの考えを示した。経済相は金融市場庁(AMF)主催の会合で 「S&Pは後から言い訳を言えるが、現…

仏独伊、ECBに対する絶対的信頼を確認=サルコジ大統領

サルコジ仏大統領とメルケル独首相は24日、 ストラスブールでイタリアのモンティ首相を交えた 首脳会談を行い、欧州中央銀行(ECB)に対し 債務危機の悪化を食い止めるためにさらなる行動を とるよう要請しないとの見解で一致した。会談後の共同記者会見でサ…

ユーロ圏財政統合の進展、ECBの役割変更につながらず=独首相

メルケル独首相は24日、ユーロ圏の財政統合の進展は、 欧州中央銀行(ECB)の役割変更には つながらないとの見方を示した。メルケル首相はこの日、ストラスブールで モンティ伊首相とサルコジ仏大統領と会談。会談後の共同記者会見で「例えば(財政規律違反…

ECB、資金供給オペ期間の最長3年への延長検討

欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏債務危機による信用収縮を 回避するため、現在1年としている資金供給オペの期間を 2年もしくは3年に延長することを検討している。複数の関係筋が24日、ロイターに対し明らかにした。関係筋によると、ECBは銀行間取引市場の流動…

インドが小売業の外資規制を緩和、最大51%の出資が可能に

インド政府は24日、同国の小売業の外資規制を緩和する方針を発表した。国外企業の参入を認めることで、高インフレの背景にある 供給のボトルネック解消を狙う。トーマス消費者問題・食料・公共流通担当相は、 スーパーマーケットなど、複数ブランドの商品を…

中国人民銀行が預金準備率引き下げ観測を否定

中国人民銀行は、最近の地方銀行に対する預金準備率の変更は、 預金準備率引き下げにつながる動きではないとの見解を示した。複数の関係者が今週ロイターに語ったところによると、 人民銀行は浙江省の5地方銀行に対する預金準備率を 50ベーシスポイント(bp…

欧州問題からの大きな「津波」、対応検討が重要=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は24日午前、欧州債務危機や 中国景気の減速など海外景気をめぐる諸問題が、 日本経済に影響を及ぼす可能性について 「大きな『津波』(影響)がきたとき、 どう対応するかを考えておくことは重要」と語った。白川総裁は、月例経済報告等…

赤字削減縮小なら米格付け危機的に、ムーディーズが警告

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、 米議会で赤字削減計画が縮小された場合、米国の格付けは 危機的な状況に陥ると警告した。議会超党派委員会による財政再建協議の決裂は米国の 「トリプルA」格付けに影響しないとする一方、 すでに…

トルコのEU加盟交渉は「侮辱的状況」=ギュル大統領

英国を公式訪問中のトルコのギュル大統領は23日、 遅れている同国の欧州連合(EU)加盟交渉は 「侮辱的」な状況となっており、国民が加盟を 支持しなくなる可能性があると警告した。英議会で演説した同大統領は、質問に答える形で、 交渉が遅々として進まな…

ユーロ圏のリセッション再突入、格付けへの新たな圧力に=S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の ソブリン格付け部門トップであるビアーズ氏は23日、 ユーロ圏加盟国の大半が予想されているように、 来年リセッション(景気後退)に再突入した場合、 ユーロ圏の信用格付けへの圧力が新たに高まる 可能…

独10年債入札は札割れ、危機波及懸念で中核国への信頼揺らぐ

23日実施されたドイツ10年物国債入札が低調な結果と なったことを受けて、欧州債務危機がユーロ圏最大の 経済規模を誇るドイツをも脅かしつつあるのでは との懸念が高まっている。独連邦債10年物入札は、金融機関からの 応募が予定額に届かない札割れとなっ…

海外投資家の独連邦債買い越しが減少、ユーロ圏国債は売り越し

ドイツ連銀が発表したデータによると、第3・四半期の 海外投資家の独連邦債に対する需要が減少した。ユーロ圏債務危機の深刻化に伴い、通貨ユーロ防衛に 向けたドイツの負担が増えることへの懸念が強まっている。債務危機がイタリアやスペインから、フランス…

野村、野村不動産や野村総合研究所の売却を検討=FT紙

英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は23日、 野村ホールディングスが国内事業売却の可能性を 複数の大手プライベートエクイティー(PE)に 打診したと報じた。売却は資本バッファーの強化が目的で、野村不動産や 野村総合研究所の売却を検討しているという…

第3四半期の米GDP2.0%増に下方修正、在庫減などで

米商務省が発表した第3・四半期の国内総生産 (GDP)改定値は前期比年率で2.0%増と、 速報値の2.5%増から下方修正された。 依然、前四半期の1.3%増を上回っている。引き続き底堅い個人消費支出が示されたほか、 在庫が2009年第4・四半期以来の減少となっ…

IMFが短期融資制度を新設、ユーロ圏債務危機の波及に備える

国際通貨基金(IMF)は22日、6カ月間の短期流動性を 供給する融資制度「予防的流動性枠(PLL)」を創設すると発表した。ユーロ圏債務危機の波及に備える。IMFはPLLについて、柔軟性が高く将来のショックに対する 保険や短期的な流動性供給手段として機能する…

FRB、米銀大手6行にストレステスト実施へ

米連邦準備理事会(FRB)は22日、米銀大手6行に対し、 欧州債務危機が悪化した場合などを想定したストレステスト (健全性審査)を実施すると発表した。 結果は来年公表するとしている。対象となるのは、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、 シティグルー…

金融政策に関する追加情報提供を支持=米FOMC議事録

米連邦準備理事会(FRB)が22日公表した 11月1〜2日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、 FRB当局者が金融政策や金利の見通しに関する追加情報の 提供を支持していることが明らかになった。ただ金融政策を名目国内総生産(GDP)や物価水準などの 目標に…

オバマ米大統領、給与税減税の延長を議会に要請

オバマ米大統領は22日、給与税減税の延長について、 議会に対し来週の採決で延長を認めるよう求めた。米国では21日、財政赤字削減を話し合う 議会超党派委員会の協議が決裂。ロイター/イプソスの世論調査では、35%の回答者が 協議決裂で大統領の印象が悪化…

ポルトガル、250億ユーロの追加支援が必要になる可能性

ポルトガルのカルロス・ピナ前財務国庫長官は22日、 市場での資金調達が困難になった公団を支援するため、 200億〜250億ユーロの追加資金が必要になる 可能性があるとの見方を示した。ポルトガルは4月、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)と 780億ユーロの…

スペイン、財政赤字目標の達成に向け追加措置の実施必要=フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは、スペイン新政権は 既存の財政安定化プログラムで計画されている赤字削減目標の 達成に向け、追加措置を実施する必要があるとの見解をあらためて示した。フィッチは、スペインが財政緊縮化に取り組んできていることを…

伊銀の社債利回りが上昇、投資家が「ジャンク」級とみなす水準に

イタリア銀行大手のウニクレディトやインテサ・サンパオロなどの 社債利回りが上昇し、投資家が「ジャンク(投機的)」等級と みなす水準に達している。今後数カ月間で多くの銀行社債が償還期限を迎えるなか、 イタリアの銀行が市場から資金を調達し続けるこ…

イタリア2年国債利回り、10年債利回りを再び上回る

イタリア2年国債の利回りが10年国債を再び上回っている。スペイン短期国債入札が不調となり、フィッチが スペインに一段の緊縮財政策が必要との見解を 示したことで、売りが強まっている。イタリア2年債利回りは 21ベーシスポイント(bp)上昇の6.80%。 10…

イタリア首相が欧州委員長らと会談、具体的な改革案示さず

イタリアのモンティ首相は22日、バローゾ欧州委員長や ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領と会談した。同首相は記者会見でイタリアを立て直すと表明したが、 広範な改革の具体的な内容については明らかにしなかった。モンティ首相は「徹底した構造改革を実…

ベルギー10年国債の利回りが急上昇、政治の停滞嫌気

ベルギー10年国債の利回りが22日の市場で急上昇している。本格政権構築を目指す協議が長引くなか、2012年予算を めぐる交渉が停止、連立政権樹立を目指していた 政党担当者が辞任する事態に至ったことが嫌気されている。10年国債利回りは13.8ベーシスポイン…

仏国債利回りは依然として歴史的低水準=バロワン経済相

フランスのバロワン経済・財政・産業相は22日、 市場のひっ迫にも関わらず、同国債の利回りは 依然として歴史的低水準にとどまっており、 他の最高格付けを付与されている国の国債も、 独連邦債との利回り格差は拡大していると指摘した。バロワン経済相は会…

ECBの正当性、最後の貸し手となれば疑義=バイトマン独連銀総裁

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州中央銀行(ECB)が ユーロ圏債務国への最後の貸し手となれば、責務を 拡大解釈していることになるとの見解を示した。ユーロ圏債務危機の拡大を受け ECBの役割を期待する声が高まっている。総裁はフォーラムで「域内重債務…

ドイツ、ユーロ防衛に向け可能なことすべて行う=ショイブレ財務相

ドイツのショイブレ財務相は22日、ユーロを危機から守るために、 ドイツは可能なことをすべて行っていくが、 安定を犠牲にすべきでないとの見解を示した。財務相は議会で演説し、「ユーロ全体の安定を脅かす リスク回避に向け、われわれはすべてのことを行っ…

EU条約改定、債務危機解決で非常に重要=独首相

ドイツのメルケル首相は22日、欧州の統合深化への道を開く 欧州連合(EU)条約の改定は、信頼を回復し、ユーロ圏債務危機を 解決する上で非常に重要との認識を示した。メルケル首相は、ベルリンで開催されたフォーラムで 「条約改正は、危機解決策の一部であ…

EUが銀行の構造見直しへ、ハイレベル作業部会を設置=バルニエ欧州委員

欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)は22日、 金融危機の反省を踏まえ、銀行の構造やリスク管理問題を調査する ハイレベル作業部会を設置すると明らかにした。 欧州議会の委員会で述べた。作業部会は「向こう数週間から数カ月」にかけて調査…